
個人的な事情とフィクションを強引に結びつけるやや「痛い」話があります。「そういうのは見たくない」と言う方は飛ばしてください。
私は2年ほど前統合失調症になったことがきっかけで運送会社を辞めてしまい、その上定職に就かず実家でヒキニートしているというほぼ経済的に破綻した状態で生活をしていました。
こうした生活から抜け出して、自分の生活を立て直そう・自分のやりたいことを仕事にしようと真剣に考えるようになったきっかけが「アークナイツ」と言うゲームでした。
物語を通して病気が原因で迫害されている人々が描かれたのと、私の琴線にふれたアニメ13話の「お前はお前のやりたいことをやれ、こんなことしたくないだろ」というファウスト君魂の叫びが私のやる気スイッチを呼び醒まして自分の人生を好転させてくれた(=今では地元の中小企業で働いて経済的に苦労することはあんま無くなった)のですが、こうしたフィクションがきっかけで人生が好転したのは私がたまたま日本国民で健常者(にもなりえる)で労働者階級で、それも様々な社会的制約が課されていない特権階級だったからに過ぎないのでは...とも思うようになりました。フィクションがきっかけで人生が破綻している・あるいはホントに生命の危険がある場所に行ってしまったという人も実際見かけたからです。
「今月はFGOに15万・アークナイツに3万使った。これが”経済への貢献”だ」
アークナイツというゲームはキャラクターを獲得できるか否かがゲーム内の仮想通貨を使ったがガチャ...つまりはギャンブルになっているのですが、このようなビジネスモデルにはやはり「引っかかってしまう」人がいるらしく社会復帰をマジメに考えだしたころ通っていた発達障害者の自助グループ(私は統失の他にも自閉症スペクトラム症候群と診断されてた)にこのようなことを言う人がいました。
「今月はFGOに15万・アークナイツに3万使った。これが”経済への貢献”だ」
私は彼女の発言を訊いて「どこにんなカネ落とす要素があるんだよ...オペレーターを揃えたいなら上級資格証貯めるかサポートで借りればいいだろ💢」とイラっと来てしまい、彼女の金銭リテラシーとゲームそのものに対してギャンブルに脆弱な人をカモにするゲームなのかなあ...と訝しむようになりました。まあ私も今月レイズネキのガチャに6000円くらい使っちゃったんで(笑)あんま人のことは言えませんが。
同時に、ネット上のオタク間でまことしやかに言われている「オタクは経済に貢献している」というジョークの様な言説を鵜呑みにしてしまう人もいるのだというのも警戒するようになりました。自力で稼いでない人から18万円カネを巻き上げてそれを”経済への貢献”なんて言うなんてバカげてます。どうせギャンブルをするならそのカネは生産手段と生産力を使って創り出すべきです。
フロストノヴァのアクリルキーホルダーをウクライナ戦争に持って行った中国人
ここからはギャンブル中毒者の話よりももっと深刻です。二次情報が多いので実際のところ真偽は定かではありませんが、「フロストノヴァのアクリルキーホルダーをウクライナ戦争に持って行って行方不明になった中国人の男性がいる」という噂がTwitter・Bilibiliで話題になっています。
ロシア軍に参加した中国国籍の人物が戦地で行方不明になり、その方が使っていたフロストノヴァのアクキーが飾られた自動小銃に見覚えがないか呼びかけるツイートを見かけて、なんという言葉を述べればいいのかわからなくなった。 エレーナは自らを迫害したウルサス帝国に似たプーチンのロシアのやり方を憎むだろうこと。 にも関わらず、銃にエレーナを飾って侵略者の手先になる道を進んだ。 もしかしたら彼と友人になれる道もあったかもしれないと夢想すると痛くなる。 >>.元ツイート x.com/i/status/200...
— きあみふ (@kiamifu6101.bsky.social) 2025-12-21T06:30:42.600Z
A Chinese national joined the Russian Army and went lost since November 9 near Pokrovsk. According to his last massages he was carrying this flashy Arknights plate with his avtomat. Is there anyone came across this rifle or its owner on Ukrainian videos? Thanks.🧐 pic.twitter.com/JFNhhv2z2B
— Suyi控 (@partizan_oleg) 2025年12月19日
この噂がホントだとして、「なんでウルサス軍にず~っと迫害されてたノヴァ様のグッズ持ってロシア軍に入るんだよ...興味関心とやってることが矛盾してるじゃね~か💢」と怒りと悲しみを感じました。
そしてこの中国人男性の投稿だというBilibiliの動画を見てみたのですが、どうやらもともと軍事やプロパガンダ映像に並々ならぬ関心がありその上何かしらの精神的な問題があった人なのかなあと言うのが分かってきました。このような軍事やプロパガンダに憧れる下地があり、その上ロシアの様な外国の軍隊にオルグされやすいという国や社会の事情があるとこの様な悲劇が起こるのかもしれません。
ギャンブル中毒者や戦地で命を落とすかもしれない人を国が責任をもって救済するべきではないのか?
こうした人々に私が真っ先に感じたのは「何て愚かな人なんだ。もう少し自分の人生マジメに考えろよ」という安易な自己責任論なのですが、同時に自己責任と言うだけではこうした個々人の不幸を防ぐことはできないだろうとも考えています。
「存在しない場所の真実:反人種差別主義者になる方法」という書籍を解説した動画では、こうした個々人の失敗を内面や自己責任の問題とする見方は誤っており、個々人の失敗も政策を変更するためのフィードバックにするべきであると提唱しています。
例えばガチャゲーがギャンブル中毒者を生み出さないようにするためには日本の法律でやはりそうしたギャンブルをより厳しく規制する、あるいはギャンブルに脆弱である人々がタダでより効果的な治療や支援を受けられるようにする等の政策が効果があるでしょう。IR法案やパチンコ・競馬・ガチャゲーが利権と化している現状ではこんな政策は難しいかもしれませんが、ホントに国民のためになるならこういうラジカルな政策もやって見せるべきです。
そして日本国民が例の中国人男性の様に外国の軍隊に参加して最悪の場合命を落とす・身体や精神を壊されるという事態を防ぐには、前もって日本国民が準軍事組織やPMCに籍を置くことを禁止する・準軍事組織やPMCに関係する企業の資金は凍結する等の法律を新設するべきかもしれません。同時に「もう軍隊やPMCに入るしかない」などと精神的に追い詰められている人々がそれを治療したり悩みを気軽に相談出来たり、あるいはそんな所より良い待遇で生活に困らないだけの給与を稼げるという仕組みを責任をもって作っておくべきです。そもそも若者が軍隊やPMCにオルグされてしまうのはカネになるからです。中国人に限らず、日本が経済的に衰退していくようなことがあれば日本の若者が外国の軍隊やPMCにオルグされるかもしれないというのをこの一件で危惧するようになりました。











