【読書感想文】彼はそれを「賢者の投資術」と言った 水瀬ケンイチ著
(2025年8月読了)
Twitter(現・X)で長くフォローしている水瀬ケンイチ氏の最新書籍が発売されると知り、条件反射でポチッてしまった。
水瀬氏とは、今から15年前、「コツコツ投資家が集まる会」で少しお話ししたことがある。その時、この本にも書かれていたが、リーマンショック時に某大型掲示板などでかなり叩かれたという話をされていたことを覚えている。
そういえば、「コツコツ投資家が集まる会」って今も開催されているのかしら?私は2〜3回ほどしか参加していないが、そのときには今は亡き経済評論家の山崎元氏の姿もあった。見た目や文章の切れ味とは裏腹に、カラオケでは意外な曲を歌うのだな、とその時思った。
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さて、水瀬氏の最新書籍だが、副題にある通り、「インデックス投資25年間の道のり全公開」。紆余曲折を経てインデックス投資にたどり着き、その後はほったらかしで億り人になったという記録や気づきが、赤裸々に綴られている。
読み進めると、水瀬氏と同い年であり、また彼より数年遅れて資産運用を始めたこともあって、共感するポイントが盛りだくさんだった。
まず、冒頭の「え?その年で貯金もないの?」と女友達にダメ男の烙印を押されたという話だが、私もまさに同じ頃、同じようにダメ女の烙印を押された。しかも、貯金がないどころか、むしろマイナスだった。
そこから、主婦雑誌や『あるじゃん』などのマネー雑誌を読み漁り、収支を改善。ようやく貯金ができるようになったのは、それから2年後のことだ。そして、ある程度お金が貯まってきたタイミングで、「投資を始めてみようかな」という流れも全く同じ。更に言えば、当時の本屋にはデイトレーダーの著書が溢れており、私も自然とデイトレ的なことを始め、テクニカル分析やファンダメンタル分析に手を出して迷走しまくったところまで一緒だった。
私の場合は、内藤忍氏の著書『資産設計塾』に出会ったのが転機だった。そこから芋づる式に、『投資戦略の発想法』や『ウォール街のランダム・ウォーカー』、『敗者のゲーム』、『株式投資の未来』などの書籍を次々と読み漁っていった。水瀬氏のブログ、「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」を読み始めたのもこの頃だと思う。
で、私は一足お先にFIREみたいな状態になり、世界のあちこちで開催されるステージレースに出場して、4 Deserts Grand Slam+の称号を獲得したり、国内あちこちの城・史跡巡りをしたり、そして通信制大学で日本史の勉強も始めた。毎日、何かしらやることがあって充実した日々を過ごしている。
ああ、そうだ。
第7章の「増やしたお金の今後の使い方・取り崩し方・たたみ方」の部分だが、私は毎年ざっくりと予算を決め、月に2回、月初のクレジットカード引き落としと月末の家賃などの引き落としのタイミングで取り崩す、いわば「ほぼ定額型」方式を採用している。
まずは一般口座の海外ETFを少しずつ売却しながら取り崩しているのだが…これがまた、本気で泣ける。特定口座(源泉徴収あり)と違って必ず確定申告が必要になり、その数字がしっかりと社会保険料に反映されるのだ。
まるで「儲かったね、おめ!じゃあ保険料も多めに払ってね」という市からの手紙を受け取ったような気分。心の中で大号泣しながら納付しているのが現状である。
とにかく資産運用に興味がある方は水瀬氏の書籍は著者買いに値するので是非読んでみてほしい。
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