マガジンのカバー画像

私の窓

9
運営しているクリエイター

記事一覧

クリスマスはチキンとケーキと映画があればいい

クリスマスはチキンとケーキと映画があればいい

今年のクリスマスイヴは、母の白内障日帰り手術(2回目)もあり少し気忙しい。手術は数時間で終わるから、午後に病院に入って夕方前には家に戻れる予定。
午前中には注文していたクリスマスならではの骨付きチキンが届くから、夜はポテトサラダとスープがあればいいかな。
大人も大人な老齢家族になって、クリスマスツリーや、窓辺を飾っていたシクラメンやポインセチアは飾らなくても、骨付きチキンとケーキは欠かせない。

もっとみる
今年のクリスマスリース作り

今年のクリスマスリース作り

今年もクリスマスリースを作る時期になりました。師走の実感が全くといっていいほど湧いていない私も、これで今年を締めくくる時期なのだとスイッチが入ってくれそう。

去年のクリスマスリースは、とにかく丸く繊細で可愛らしい雰囲気を目指したのだけど、今年は花材をバラさないで束感を残しつつ白っぽく仕上げたかった。
ま、ちょっとした冒険をしてみました。

リースって、まあるく仕上がるかどうかが肝なのだなぁと、あ

もっとみる
蔦紅葉

蔦紅葉

鍼治療院に行く途中の廃屋の壁につたわる蔦。
春から秋かけてはもさもさと緑色の葉におおわれて、生命感あふれる緑のかたまりのようになっている。

去年は一気に葉が枯れて落ちたのを見て、冬の到来を感じていた。
今年は遠目からもなんだか様子が違っている。
おやっと思いながら近づくと葉っぱが紅い。紅葉する系だったのね、と意外な発見に心が躍る。

 

蔦が紅葉しているのも、蔦紅葉という言葉も今年初めて知りま

もっとみる
最速の「よいお年を〜」は主治医から

最速の「よいお年を〜」は主治医から

今日は月一の脳神経内科の受診日。
私が罹った脳梗塞や脳出血などの脳卒中になると、病院から処方されるお薬とは一生のおつきあいになる。
「一生」って言葉は、「一生大切にします!」とか、「一生愛します!」と宣言されるより(そんな経験ないけど)、「なんだかんだ言いつつ一生一緒だったね。」なんて結果としてそうだったと使いたい言葉の一つだったのに。

脳卒中は再発率が高く、再発した場合後遺症がさらに重くなると

もっとみる
気にかけてくれている人がいる。と、知るだけで心強くなる

気にかけてくれている人がいる。と、知るだけで心強くなる

今年が始まって間もなくの頃。
生涯独り身を貫いた叔父がなくなった。
私が凄く幼い頃は祖父母の家に行くと、まだ叔父が5人一緒に暮らしていて、そのうち一人減り、またまた一人減ってゆくうちに、一人だけずっと実家に残っていた叔父。

仕事の合間に日本中を旅していて、部屋を覗くとイーゼルに書きかけの絵が置いてあったり、壁のフックに何気なく立派な写真機が下がっていたりしてて、格好いいと思っていた。
すごく無口

もっとみる
湯気の季節がやってきて、銀杏入り茶碗蒸しも美味しくなる

湯気の季節がやってきて、銀杏入り茶碗蒸しも美味しくなる

今朝、いつものようにお湯を沸かしてカップに注いだ時。
もあもあぁぁっと湯気が少しのあいだ立っていて、そんな季節になったかと些細な変化に心がふっと軽くなった。
決して冬が好きというわけではないのだけど、湯気は暖かくて心地いいイメージしかない。

昨日のバイトで、久々にそんな言われ方されるとキツイなあということがいくつかあった。今朝も嫌な気持ちを引きずっていたから、湯気を見て嬉しくなっている自分が嬉し

もっとみる
金木犀は花開く前から薫る

金木犀は花開く前から薫る

家の裏口から庭に出るとほんのり甘い薫りがする。秋の空気に金木犀の薫りが混ざっている。どこのお宅からだろうと背伸びをしてみるが、垣根にさえぎられてかおりの元はさだかでない。

鍼灸院に行った帰り、駅から住宅の間を抜ける細い路地を歩いていると、秋らしからぬムッとした空気の中にも金木犀の薫りが混じっている。
夕げのにおいがしても不思議じゃないくらい狭い路地には、カレーの美味しそうな匂いも魚を焼く匂いもし

もっとみる
季節を食べる朝ごはん 2025.09.23 受け継いでいく味、おはぎ

季節を食べる朝ごはん 2025.09.23 受け継いでいく味、おはぎ

我が家には、一般家庭では使いようがないくらい大きくて、アルミでできた金色の古いお鍋がある。そして、お鍋に合わせて大きくて分厚いしゃもじも。しゃもじは丸い部分は美味しそうなコゲ茶色で、先は少し減って分厚く張っている。

これらは、お正月とお彼岸にあんこを作るための専用だ。

祖父から父へ受け継がれ、今は母がお彼岸にあんこを練るのである。
今年も母があんこを練っていたが、暑くて重くて大変と、よく煮詰め

もっとみる
雨音はタイムマシーン

雨音はタイムマシーン

脚本を書く友人は、普段から洒落た言葉を使う時がある。そんな時は、たいていおへその下あたりがむずっとして、そんな大げさななどと言ってしまう。
そして、そう言ったあとに申し訳なかったかなと少々反省する。
その友人が、台所は自分にとって過去の思い出に飛べるタイムマシーンなのだと、SNSで語っていて「タイムマシーンねぇ…台所がかぁ。」と、思いつつもそんな風に感じた事がなかったので、さすがプロの文章を書く人

もっとみる