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【写真展】OM SYSTEM GALLERY

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OM SYSTEM GALLERYで開催される写真展や出展者の情報を公開していきます。 ▼2023年2月までの内容はこちら https://photolife.jp.omsyst…
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2026年3月5日(木)〜3月16日(月)山下大祐 写真展「新幹線 高速度のイメージ」

 新幹線をテーマに選んだのは、その高速性ゆえのある種のジレンマにあります。目にも止まらぬ速さの新幹線は、悔しいことに、風をつん裂き水滴を蹴散らして走る瞬間は精緻には見えません。しかしながら、この高速の瞬間にこそ造形の意味と躍動が表れているのであれば、それをつぶさに撮ろうとする意味は大きいように思います。幸いデジタルカメラの進歩は著しく、新幹線撮影の可能性が広がりました。そうして撮るようになったのが黒一色の背景と高速度の“顔“です。そこから新幹線車両の色と形を象徴的にみせる方向

2026年2月19日(木)~ 3月2日(月)林幸恵 写真展「Only Time ~愛しい時間~」

 この度の写真展は、撮影に出向いた際に体感してきた「素晴らしい自然がずっと残ってほしい」「じっくり観察し発見して知るささやかないのちの美しさ」「撮影地での都度異なる心地よい空気感」その時間はOMSYSTEMと共に過ごしてきた、海辺・のはら・山間と三部作で組み合わせました。そして豊かで美しい色彩の魔法やささやかないのちのドラマ、ささやかないのちを温かく包み込む広い風景を季節の移り変わりと共に表現した作品たちです。  泥だらけで寝転んだり水面スレスレにカメラを構えて息を止めてシ

2026年2月5日(木)~2月16日(月)吉田祥平 写真展「SLEEP, EAT, THINK」~Limelight 2025 Under40部門 グランプリ作品~

3ヶ月に一度、1週間ジャングルにこもって、野生のオランウータンと向き合い続けた。 オランウータンが朝起きる時間は天気が良い日は6時、天気の悪い日は10時ごろだ。手と見間違えるような足で枝を掴みながら樹上を歩き、フルーツやアリの巣を食べる。天気が怪しければ大きな葉っぱで傘をつくって雨の止むのを待つ。 夜には木の枝でしっかりとしたベッドを作って眠る。毎日丁寧に作り上げるベッドは一度使ってしまえばもう一度使うことはないから、森には毎日新しいベッドが増えていく。 子供とお母さんが一緒

2026年1月22日(木)~2月2日(月) 馬場磨貴 写真展「Donor」

美術館の聖母子像から写真スタジオのメモリーフォトまで、母と乳児の像は幸福の象徴のように私たちの前に立ち現れます。厳かな聖母子像の前では、慈悲深い母の眼差しに心が静まります。写真スタジオの光あふれる記念写真に、家庭的で柔和な母性を見ます。そうして演出された母子の一時の理想像は、私たちの脳裏に無意識に定着しています。その時私たちの思考はゆるやかに停止し、刷り込まれた幸福のイメージに納得します。 私が知っている母は、賢母でも慈母でもありません。幸福ではあるかもしれませんが、複雑で

2026年1月8日(木)~1月19日(月)写真展 「余韻心深 Memory with deeply resonated」

余韻心深 写真展 は、故曽我定昭氏が風景写真仲間に呼びかけて2023年1月に開催した風景写真展で、以降毎年1月に開催しております。 撮影者の心の網膜にいつまでも消えることなく、深く残る鮮烈な印象と揺らぎ続ける余韻をテーマに、風景写真家達がその思いをこめた作品で構成した写真展を開催したい。その思いが鑑賞者の心に届くように創り上げていきたい。 出展者は写真家喜多規子氏をはじめ風景写真界で活躍中の写真家29名が、撮影年月、発表未発表などの制約はせず、「余韻心深」にふさわしい風景

2025年12月18日(木)~12月29日(月) 龍神孝介 写真展「ロヒンギャの記録」

初めてバングラデシュにあるロヒンギャの難民キャンプを訪れたのは2014年のことだった。「ミャンマーで迫害されているロヒンギャという民族が、国境沿いのキャンプに数十年前から暮らしている」。現地の友人から聞いた話をきっかけに、定期的にキャンプを訪れ現状を記録するようになった。 2017年に起きた大弾圧では新たに70万人以上が流入した。歴史、宗教、文化、人種、民族などを起因とする衝突。ロヒンギャは私たち人間が直面しているあらゆる課題を提起している。それはドキュメンタリー写真家とし

2025年12月4日(木)ー 12月15日(月) 宇井眞紀子 写真展「Ene ku=an i エネ クアニ アイヌ100人のいまII」

 2017年に刊行した写真集「アイヌ、100人のいま」の第二章です。101組目~200組目のアイヌの方々を7年かけて撮影した「Ene ku=an i エネ クアニ ~アイヌ100人のいま II 」。「Ene ku=an i 」それは、アイヌ語で「このように私がいること」。  このプロジェクトでは、どこで、どんな服装で、どんなシチュエーションで撮るか、そして、次に繫いでいただくアイヌの方を誰にするかも被写体の方に委ねています。撮影時には、全員に「今一番言いたいこと」を伺っていま

2025年10月30日(木)〜11月10日(月) 大塚栄二 写真展「はさみの魔法と、ベランダの鳩」

母はかつては何人もの美容師をかかえる美容院を切り盛りしていたが、年老いてからは自宅の狭い一角を美容室のスペースにして、昔からの客に来てもらったり、たまに出張に出て簡単なカットをしていた。 しかし、コロナ禍で1年以上も会えなかった間に母はすっかり年老いていた。 背中が曲がり、テレビのリモコンがうまく使えなくなり、何度も同じことを聞くようになっていた。 それでも気丈に美容師の仕事を続けていたが、次第に長時間立ち続けることが難しくなり、ついに一昨年、88歳で美容師をやめた。 子供

2025年11月13日(木)〜12月1日(月) 菅原貴徳 写真展「Birds carrying the sky ひかりをはこぶ」

小学生の頃、図工の砂絵の課題で鳥の絵を描きました。まだ鳥への知識もない当時、図書室で開いた鳥図鑑から選んだのは、キジ、ケツァール、そしてショウジョウトキ。幼いながらに、鮮やかな姿に強く心を惹かれた鳥たちでした。 2022年、「とりとのとき」を開催したあと、ふとそのことを思い出しました。まだ見ぬショウジョウトキを見てみたい。そして、海外への扉は、またいつ閉ざされるかわからない。その思いから、カリブ海に浮かぶ島国、トリニダード・トバゴへの取材を決めました。長旅ののち、照りつける

2025年10月2日(木)~10月13日(月) 第41回 OM SYSTEM ズイコークラブ 東京支部 写真展「東京の四季を撮る」

OM SYSTEMズイコークラブ東京支部恒例行事である各年に1回の写真展も今回で41回を迎えます。 今回のテーマは「東京の四季を撮る」です。 日々進化していく首都東京ですが、歴史を刻み地域に根差した祭りやイベントは季節の風物詩として引き継がれています。 また、多くの自然が残る奥多摩以外にも、庭園・都市公園には四季折々の花々が咲き都民の憩いの場になっています。 そんな東京都内をレンズの目を通して見た四季折々の情景を、約二年間にわたって切り取ってみました。 本写真展に際し、写真家

2025年10月16日(木)~10月27日(月) 内藤忠行 写真展「写真の彼方 Part3」

 12、3年前、ふと空を見上げると雲が風と戯れながら役者のように何かを演じているように見えた。子供の頃、雲がくじらやねこや友だちの顔のように見えたことを想い出した。そう云えば「雲」と云う新たな劇団もあった。空を舞台にし雲をキャラクターに見立て撮る妄想も生れた。  今までどんな雲の写真を撮って来たのだろうか。サイパン島で撮った雨雲、頭に色とりどりの飾りを付け雲に重なるようにジャンプしていたメキシカン。足元から続くアフリカのサバンナの地平線から次々に現れる白い雲。オレの好きなギタ

2025年9月18日(木)〜9月29日(月) 三島 正 写真展「聴こえてくる」

 自分が感じている世界のありようをひもときたいと思っている私にとって、写真を撮ることは、その手がかりを拾い集める作業に等しい。  人は人、自分は自分。  幼いころの私は、よく駄々をこねていたのだろうか。そのあたりの記憶はまったくないが、このフレーズだけは覚えている。母の常套句だった。三つ子の魂百までというが、長い歳月を経た今も、それは私の根幹に居座り続ける。  当時の母が今の時代を予見していたとは思えないが、改めて考えると「人は人、自分は自分」という言葉は、「相手の価値観を尊

2025年9月4日(木)~9月15日(月) 山田淳子 写真展「わたしの百人の祖父母たちー北方領土・元島民の肖像―」

私の祖父は昭和二十年秋まで現在は北方領土とよばれている歯舞群島の志発島で漁師として暮らしていたが、昭和二十年九月に旧ソ連兵の侵攻により島を脱出し、その後は一度も島に帰ることなく亡くなった。 私は祖父から一度も島の話を聞いたことはない。家族から祖父が北方領土にいたことは聞いていたが、ずっと忘れていた。 自分のルーツを知るために釧路へ元島民である父の従兄弟に会いに行った時に「元島民に会って話を聞いて写真を撮る」ことを決めた。 祖父はなぜ島のことを話さずに亡くなったのか、それを知る

2025年8月21日(木)~9月1日(月)日本舞台写真家協会 第19回協会展「瞬~moment~」

日本舞台写真家協会は、舞踊、音楽、演劇などの舞台を撮影するプロ写真家の団体として1988年に設立され、現在67名の会員で活動を行っています。本年協会展として第19回目の写真展を開催いたします。 「写真は瞬間を切り取るもの」です。特に舞台写真はその意味合いが強いと思います。写真家が捉える舞台の一瞬には、そこに至るまでのセリフや振付に限らず、それを生み出すために鍛錬・思考した年月までもが凝縮されています。今回「瞬~moment~」と題して、46名の会員が参加し、各自が考える舞台