Nano Banana Pro で1ページ漫画ができるまで
「Nano Banana Pro」で1ページ漫画ができるまで (現状版) をまとめました。生成回数は13回、作業時間は30分ほどになります。
1. Nano Banana Pro で1ページ漫画の作成
作成した1ページ漫画は、次のとおりです。

2. Nano Banana Pro で1ページ漫画ができるまで
2-1. ベースの作成
はじめに、ベースとなる漫画を作成します。1Kで作成しています。
「Google AI Studio」を使ってます。
・参照画像


・プロンプト
# 指示
日本のAI紹介漫画を描いてください。
右から左読み進める日本漫画のフォーマット (Original Japanese format)。
画像サイズは768x1376。
コマ割りは縦4分割で高さは等倍ではなく、横は4分割で幅は等倍ではない。
上から2行目は左3コマをつなげてポップなタイトル「そらみ と へにへに のゆるふわAI研究所」と「npaka」(作者名)。右1コマにタイトル絵とします。
# 画像
画像1「キャラクター設定」と画像2「Reachy Mini」を使って描いてください。
画像2は画像1テイストで描画してください。
# 登場人物
## そらみ
宇宙から地球のAI技術の調査にやってきた女の子
新しい技術に興味津々
背の高さは120cm。
セリフ例「へにへに、この雑誌見て!すごいよね」
## へにへに
そらみのお目付け役。
新しい技術に詳しい。
背の高さは100cm。
セリフ例「それは面白いね、そらみちゃん」
寸胴体型。しっぽはない。目は横線
# 台本
## 1段目 (2〜3コマ)
へにへに「今日はクリスマス」
そらみ「何かクリスマスプレゼントが届いた」
そらみ・へにへに「Reachy Mini だ!」
## 2段目
タイトル絵は、そらみとへにへにがReachy Miniとクリスマスパーティ
## 3段目 (2〜3コマ)
へにへに「Reachy Miniはパーツの状態で届くので、まずは組み立てるよ」
そらみ「親切なマニュアルと動画があるから簡単」
へにへに「reachy-mini-daemonを実行」
Reachy Miniが起動し、ポッポーという音がなる。
そらみ「起きた」
へにへに「Pythonコードで操作」
背景では、Reachy Miniが右に首を傾けている。
そらみ「動いた」
## 4段目 (2〜3コマ)
へにへに「アプリをインストール」
Reachyが音楽にあわせて体をゆらす
そらみ「音楽にあわせてダンス!」
Reachy Miniと2人がなかよく
そらみ「みんなもいっしょに Reachy Mini をお迎えしよう!」
へにへに「Hugging Faceさん、Pollen Roboticsさん ありがとう」今回は、6枚生成して最後のを選択しました。ボツにしたベースも部分的に素材として使う場合もあります。
・ボツにしたベース

・選択したベース

2-2. ベースの編集
次に、ベースを編集して整えます。編集を繰り返すと絵が荒くなるので、常にベースからの編集しています。
・参照画像
大きく変更したい部分は紫マスクします。

・プロンプト
右から左読み進める日本漫画のフォーマット (Original Japanese format)。
画像サイズは768x1376。
1段目の左のコマ
開いたダンボール内に、Hugging Faceマークの箱。
2段目の左のコマの紫のマスク領域をinpaint
へにへに「Pythonコードで操作」
背景では、Reachy Miniが右に首を傾けている。
そらみ「動いた」
4段目の左のコマの紫のマスク領域をinpaint
Reachy Miniと2人がなかよく
そらみ「みんなもいっしょに Reachy Mini をお迎えしよう!」
へにへに「Hugging Faceさん、Pollen Roboticsさん ありがとう」
今回は、6枚生成して以下の赤枠を採用しました。

2-3. Photoshopでベースに編集画像を配置
Photoshopでベースに採用した編集画像を配置します。今回はありませんでしたが、Photoshopの「生成塗りつぶし」などでも調整します。

3段目左のコマには、別途生成したSD顔を貼り付けています。

2-4. リファイン + 2K化
「Google AI Studio」で「2K」を選択し、以下のプロンプトを入力します。
・参照画像

・プロンプト
リファイン時によくセリフの文字を間違えるので、セリフも指示します。
線とセリフをリファインして。
以下のセリフであることを確認して。
1段目
「今日はクリスマス」
「何かクリスマスプレゼントが届いた」
「Reachy Miniだ!」
3段目
「Reachy Miniはパーツの状態で届くので、まずは組み立てるよ」
「親切なマニュアルと動画があるから簡単」
「reachy-mini-daemonを実行」
「動いた」
「Pythonコードで操作」
「かわいい!」
4段目
「アプリをインストール」
「音楽にあわせてダンス!」
「Hugging Faceさん、Pollen Roboticsさんありがとう」
「みんなもいっしょにReachy Miniをお迎えしよう!」・完成

