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家の近所で、写真を撮れない
今年になってはじめた習慣のひとつに、川沿いの散歩がある。
ウォーキングと書けば何やら勇ましいが、はじめたのは本当にただの散歩だ。でもそのただの散歩が、自分に変化をもたらせた。
そもそも散歩をはじめたきっかけは、単純に運動不足解消のためである。家にこもる時間が増えたため、意識的に外へ出かけるようになったのが今年の春のこと。
ある地点まで行ったら橋を渡り、対岸沿いを同じように歩いて自分の家へ戻っ
何の思い出もない、あの海
2020年の夏。取りつかれたように、同じ場所で写真を撮っていた。
6月から8月にかけて、何度も同じ海へ通っていた。自宅から車で、片道1時間ほど。2日連続して行く日もあれば、2週間に一度の日もあった。平均すれば、一週間に一度は足を運んでいたと思う。
その海に通うようになったきっかけは、やはりコロナだ(今年は何をやるにもコロナの影がじっと横たわっている)。住んでいる地域の緊急事態宣言は5月中頃に解
世界へ投げた小石のゆくえ
自分の投げた小石が、誰かの心に届くことがある。これから書く話は、写真展開催中に起こったできごとだ。
2020年7月18日から7月22日の5日間、初めての写真展を開催した。場所は地元の金沢市である。
展示内容は、2019年7月に北欧で撮った写真を20点にまとめたもの。展示名を『NORDIC LIGHT』とし、開催5ヶ月前の2020年2月からnoteやTwitterで告知を開始した。
開催までの
ばかみたいに面倒で、とても大切なカメラ
フィルムカメラで写真を撮るなんて、思ってもいなかった。
写真家だった伯父が、2016年10月に他界した。翌2017年8月、空き家となった伯父の家へ引っ越すことにした。理由は単純に、その家が金沢の中心部にあって利便性が良かったから。それと持ち主が母親になり、「空き家になるくらいなら」と家賃の支払いを免除してもらえたからである。
引っ越したはいいが、その家は移り住んですぐ快適に住めるわけではなかっ












