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マガジン一覧

お知らせ系記事

クリエイターページには非表示にしたお知らせ系記事もこちらに格納しています。

がっつり加筆した記事を読んで欲しいから気合いを入れてお知らせします。

 新規記事の更新もそこそこに、時々、過去の記事の手入れをしている。  誤字脱字のチェックをしたり、暫く経って読み返して、なんでこんなつまんないこと書いちゃったんだろと自分でがっかりしたら取り下げたりとか。  いずれにせよ公開してから時間が経過した記事は存在感が薄くなってゆくような気もするので、時々刺激してやるようなイメージなのかもしれない。  それで加筆修正でもしてみれば、こうして「お知らせ」を書く口実になるってもんだろう。 1)古代ガラス - いにしえ奈良のArts&

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物書きが本当に欲しいのはこの視点の評価

 この記事では有料記事やメンバーシップに関する考え方を記します。 記事有料化の理由① 真剣に読んでくれる読者との遭遇を期待しています。  どうしても読みたいと感じた作品を購入し、熱心に読み込んでくれる。  そんな尊い方を大事にしたいのは当たり前。  生きている間にたった一人で良いので、買って読んで良かった!と思ってもらえれば、私には思い残すことはありません。 避けたいこと  知人が気遣いで読んでくれるのは、なんか違うし避けたい。  また私は興味が湧いたものは積極的に読み

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旅先の見知らぬ誰かと(綺世界とは何か)

 正月休みも明けました。  先日お知らせしたTalesで連載を始めた紀行文について、作品タイトルの変更と第一話の加筆修正を行いました。 ・元タイトル:『カワウソ日記(土佐国見聞録)』 ・現タイトル:『旅先の見知らぬ誰かと』(リンクは作品TOPへ)  以下は第一話の入り口です (『荒野のポロローグは創作用アカウント』です)  元々は高知県の四方山話を集めるつもりでしたが、noteと連携して書くこともあり、Talesでは「旅先の思いがけない出来事」を中心に取り上げることにし

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書き初め2026

 明けましておめでとうございます。  今日も変わらず鳥の声で目が覚めました。初日の出は自室の窓から。  今年は午年。馬にちなんだ地元神社についてあらためて書きました。  奈良県生駒市にある絵馬発祥の地としても知られる『往馬大社』です。 生駒の地誌と民俗学 さて、このアカウントは地誌・民俗学を中心に展開してゆくつもりですが、それは手段であって目的ではありません。  地誌(地域地理と人の営みの関係性から考察する地域特異性)、民俗学(民衆の生活文化と歴史)に注目するのは、結局

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時を忘るる暮らしとアーツ&クラフツ|Deep in NARA

観光地とされる奈良には他の観光地には在るものが無い。 其処で過ごす時間こそが何より尊いと悟ってようやく、奈良に赴く本当の意味を知ることになるだろう。 四方を山に囲まれた奈良の辺境に棲まう者の目線で、古都奈良から周辺へ、そして奥大和へも視点をシフトする。 奈良は時を忘れる場所。お急ぎの方は決して途中下車なさらぬよう。 そこには果てがないのだから。

ナメゴ谷の昇り龍に見る奈良の山岳信仰

 たまたま通りかかった谷で昇り竜を見かけた。  山奥の深い谷で、本当ならたまたま通りかかるような場所ではないのだけど、その時は奥大和に暫く滞在していて村から村へと移動する最中だった。  三年前の今日、と書きたかったが三年前の昨日のはなしである。  夜明け前に天川村を出発し、国道309号を東へ。  もちろん車道として整備はされているけれど、「あ、こりゃルート選択ミスったかな」とドキドキしながら進んだ。暫くの間、ロッククライマーを歓喜させるか泣かせるかという程のクリフハンガー

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¥300

古代ガラス - いにしえ奈良のArts&Crafts

 消費者目線では「何もない」などと言われる奈良は日本人のあらゆる営みの原点であって、現代日本の其処此処に息づくほとんど全ての根源ではないか。そんな視点で「古代のアーツ&サイエンス」に興味がある。  この記事ではとりわけ「ガラス工芸」に焦点を当て、正倉院宝物を入り口に古代のものづくりの潮流へと視野を広げつつ、世界遺産登録を目指す飛鳥・藤原の地で発見され調査研究が進む工房遺跡にも目を向ける。  古代の科学的な知的探究と技巧を掘り起こすのは、古の奈良に置かれたアーツ&クラフツの

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¥500

悠久の時を価値にする奈良 - Narrative

 奈良は『其処で過ごす時間』という価値を具現化した土地だ。  観光地でありながら、他の観光地には在るものが無い。  そう「無い」のである。無くて良いから、無いのである。  そう悟ってようやく、奈良に赴く本当の意味を知ることになるだろう。 「私は奈良派」に感じるグラジエント 「私は奈良派」を掲げる方は実に多様で、語られる「奈良が好き」の意味合いにはどうやら濃度勾配が有りそうだ、と感じる今日この頃。  「奈良には何も無いし、日帰りで充分」  それで奈良を満足できる方にとって

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¥100

奈良に息づく酒とチョコレートの探究者たち

フルーツ系ケーキのお店の前を通りすがったところ、バレンタイン限定ケーキが目についた。1種類だけダークなソイツはまるでブラック・スイミー。 戻りがけにもう一度立ち寄って、まんまと連れ帰ることに。 昔は柑橘とチョコレートの組み合わせにピンと来なかったけれど、ショコラオランジュ(チョコがけドライオレンジ)を美味しいと思えた時、大人になれた気がした。オレンジは甘すぎない方が好み。 特に深い意味はないけれど、子供の頃から家にある皿を使ってみた。 ローマ字を読めるようになって以来、

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生駒谷ジャーナル

変容する生駒の街と未来に残したいものについて考える不定期更新マガジンです。生駒谷と書いて「いこまがや」と読みます。 ・谷の町・生駒の地誌と民俗学 ・あまり知られていないローカル・オブ・ローカルのはなし ・生来の生駒の民と移住者のバウンダリー ・身近な環境に親しむ暮らし ・ほどよい都市環境と恵みの自然環境のバランス ・「こうなったらえぇな(オモロいな)」と夢想する生駒の未来構想 などをテーマとして扱います(現在、記事整理中) 個人ブログ掲載の内容も重複することがあります ----- 生駒で生まれ育ったローカル・ネイティブ視点で地誌の在野研究をしています。 バックグラウンドは環境システム工学です。 生駒という稀有な土地の未来について、共に考え応援いただけると嬉しいです。 ✴︎イマジネーションやアイデアに関する記事は将来的に有料化することがあります

本は財産、あるいは産材 - 土地の記憶を紡ぐ舟で魔法の法螺貝を吹き鳴らす

 本屋は危険だからあまり近づかないようにしている。  貰ったばかりのお小遣いがほとんど空になったり、出る時には入った時よりも荷物がうんと重くなったりするからだ。そして私の本棚からは本が溢れ出す。仕方がないので本を積むことになる。いろんな意味で危険である。 図録 私の本棚には小説やその他読み物の類もそれなりにあるけれど、最近は美術館や博物館の企画展の図録が増えてきた。  それらは大抵、大判で分厚い。そして高価だ。  だが、企画展のテーマに沿って展示される新たな知見やキュレー

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書き初め2026

 明けましておめでとうございます。  今日も変わらず鳥の声で目が覚めました。初日の出は自室の窓から。  今年は午年。馬にちなんだ地元神社についてあらためて書きました。  奈良県生駒市にある絵馬発祥の地としても知られる『往馬大社』です。 生駒の地誌と民俗学 さて、このアカウントは地誌・民俗学を中心に展開してゆくつもりですが、それは手段であって目的ではありません。  地誌(地域地理と人の営みの関係性から考察する地域特異性)、民俗学(民衆の生活文化と歴史)に注目するのは、結局

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午年を目前に控え

 こんばんは。あと数時間で新年を迎えますね。  例年、年越しそばは天ぷらでしたが、今年はカモネギが乗ります。 馬にまつわる神社 新年は午年ということで、地元の馬にゆかりのある神社の記事を改めてご紹介。絵馬発祥の地、往馬大社です。(奈良県生駒市)  馬の形をした絵馬(白馬絵馬と書いて「あおうまえま」と読む)がめちゃくちゃ可愛いのですが、今年はこんな絵馬もあるようです。  2枚1組で一枚は神社に奉納し、一枚はいつでも初心を思い出せるよう持ち帰って自宅に飾る。本来、願い事は「神

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ゆく年くる馬 - 近鉄生駒駅の迎春

 「車社会」と言われる生駒で、あえて「できるだけ車を使わず暮らす」を面白がる人間がここにいる。それは環境に優しいとか、節約生活とか丁寧な暮らしとかではなく、ただ歩いて道草するのが好きだからだ。  生駒の街は随分と変わった。  今では圧倒的に多くなった移住者や土地購入者(住まずに大阪在住ということもある)の声がマジョリティとして作用する。その中で変わらない部分もあるけれど、歩く速度でしか見つけることができないとも感じている。  先日クリスマスを前にして、近鉄生駒駅がすでに正

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生駒のMichi標|FIND TRAIL

【変容する街 -Metamorphose IKOMA-】 生駒の辺境、田園と里山の町に生まれ、ローカル・ネイティブとして故郷の変容を眺め続けている。 ベッドタウンとして、近未来都市として開発されてきたこの町は、これから先の未来、どのように舵を取るだろう。 生駒市内・生駒山系での取り組みや面白い話題、地誌学的な興味を唆る記事をここに蒐集する

本は財産、あるいは産材 - 土地の記憶を紡ぐ舟で魔法の法螺貝を吹き鳴らす

 本屋は危険だからあまり近づかないようにしている。  貰ったばかりのお小遣いがほとんど空になったり、出る時には入った時よりも荷物がうんと重くなったりするからだ。そして私の本棚からは本が溢れ出す。仕方がないので本を積むことになる。いろんな意味で危険である。 図録 私の本棚には小説やその他読み物の類もそれなりにあるけれど、最近は美術館や博物館の企画展の図録が増えてきた。  それらは大抵、大判で分厚い。そして高価だ。  だが、企画展のテーマに沿って展示される新たな知見やキュレー

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自分が暮らす地域との関わりを、それぞれの場所で見直すことについて

 先週末、地元の神社の祭りでした。  露店も並びますが、中心となるのは日頃は山におわす神を里に迎え、五穀豊穣を感謝する神事です。  子供の頃はどちらかというと立ち並ぶ露店ばかりに目が向きましたが、大人になると行事の意味合いや背景にも興味が湧くものだなと改めて実感する今日この頃です。 往馬大社の『火祭り』 往馬大社の『火祭り』は奈良県の無形民俗文化財にも指定されています。(以下の自身のブログにて詳しく書きました)  生駒市の公式YouTubeチャンネルにハイライト映像があり

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わずかな旬の時期にしか手に入らない!希少な大粒「黒枝豆」

一般的な枝豆は、緑色が鮮やかで彩りがよく、そのまま塩茹でしたり、お料理やお弁当に入れて彩りを楽しむものですが、枝豆の種類の一つに、黒い枝豆があるのはご存知ですか? それが今回紹介する黒枝豆です。通常の枝豆は、大豆が成熟する前に収穫した物ですが、黒枝豆は、おせち料理でお馴染みの黒豆が完熟する前に収穫したものです。 かつては、生駒では、黒豆が特産品と言われることがあったくらい、黒豆の栽培が盛んだった時期もありましたが、今では、少ない農家さんが小さな規模で黒豆の栽培を続けており

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蜂の声を聴け - 七森信仰と古代蜂の旋律 -

 最近は蜂や熊、猪といったキーワードでインターネットを眺めると「駆除」という視点が溢れています。それは人間生活の安全確保の為に必要なもの。  一方、時に人間を脅かす自然界の存在がこの世に存在してはいけないはずがないことも誰もが心得ているでしょう。  私は奈良県生駒市の中でも生駒山の南麓、生駒谷十七郷のうち郷村が集中する南部のとある里村で生まれ育ちました。十七の集落それぞれに他の集落との境界(縄張り)を示す七つの森があり、古くは人足の立ち入りを禁じ信仰した土地です。  幼馴染

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開発と未来絵図|Speculative Future

未来の光景を一口に言い表すのは難しい。けれど過去から今に至る系譜や今想うことを集めれば、ピースはいずれ絡み合い未来絵図になるだろう。法螺貝の音は合図だ。それは集合の誘いか、出航の意気込みか、それとも魔除けの警鐘だろうか。時の流れの中では離散しがちなアイデアや未来への提言、問題提起も含め、ここに蒐集する。

北の半島、鉄道防雪林、そして線路と風車

 2018年9月、北を目指した。  下北半島の中央部に位置する恐山へずっと行ってみたいと思っていたから青春18きっぷの旅の計画に含めたのだけど、その道中の記憶も色濃く残っている。 JR大湊線(青森・下北半島) 青森〜八戸間を走る『青い森鉄道』から分岐するJR大湊線は、2021年9月には開業100周年を迎えたらしい。まさかり型の下北半島へと線路を伸ばし、野辺地〜大湊間を走行する。  外洋と湾に挟まれ冷たい風に晒される南北の線路は、冬には雪に埋もれてしまう。その除雪作業の途方

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月へ移住した人間の子孫は地球人?

『綺世界探訪』はAmazonアソシエイトとして適格販売により収入を得ています  退廃的な空気の中で閃く鮮やかな色彩を描いたSF小説。  強く印象に残ったので、その読書記録を書いた。  ジュブナイル小説の中で主人公ヒエロニムスの哲学な思索が随所に光る。 Initial draft 2022.05.31 Rewrite    2025.12.01 Rewrite    2026.01.05 加筆  地球で生まれ暮らしていた者が月へ移住しても、それは地球人で単なる移住者に過

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Dear Earthbound Birds

 大学では藻から抽出した多糖類を材料として生分解性プラスチックを創るという(結果が出るかどうか分からないという意味で)チャレンジングな研究テーマを掲げていた。  藻の研究をしたかったわけでも、ものづくりをしたかったわけでもない。  もう20年以上も前、17歳だった私が『生分解性プラスチック』のコンセプトを面白いと興味を持ったのは事実だが、その想いは研究を始めてから新素材を期待する人々の反応を見るうちに「これは創ってはいけないものではないだろうか」と転じた。  恐らくここに

¥500

日本のサステナビリティの老舗と蘇りの美学

「SDGsって言葉、いつからあるんだっけ?」  検索窓で私が問うた話題を除いてトップに表示されたのが、「SDGsはなぜ胡散臭いと言われるのか?」なんて話題だった。いや聞いてないって。  ただ、SDGsという言葉が存在感を持ち始めるにつれて頭を過ぎったのも事実だ。「一人歩きしそうな言葉だ」と。  例えば「カーボンニュートラル」に関連する『排出権』の話にも疑問を感じるけれど、世では真っ当なビジネスの形として語られている。 根本的に減らす努力しようね、って話だったはずでは?

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¥300
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