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B面|情シスのじかん/データのじかん/UpdataTV

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「B面|情シスのじかん/データのじかん/UpdataTV」は、情シスのじかん、データのじかん、UpdataTVに関わるライター、デザイナー、イラストレーター、漫画家、写真家、ビデ…
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記事一覧

過度期だから注意したい韓国の電子ビザ事情

近年、国、地域単位で電子ビザの導入が進んでいる。しかし、まだ過度期ということもあり、一時的な電子ビザ免除の動きもある。韓国はその中の一つだ。 ここからの情報は2026年12月31日まで有効(2026年1月21日現在)だ。 日本を含むビザ免除国の国民が韓国に入国する際、入国前にK-ETA(韓国電子渡航認証)を申請する必要がある。だが、日本を含む一部のビザ免除国に対しては2026年12月31日まで、観光や短期商用の渡航に限り、K-ETAの申請は不要だ。 韓国では2025年か

社会科学的に考える中東での革命の成否について

2026年1月14日現在、イランでは大規模なデモが起きているようだ。ネットが封鎖されていることもあり、正確な情報はなかなか伝わってこない。とにかく、予断は許さない。 ところで、私は2011年から2013年にかけて、神戸大学大学院国際文化学研究科(国際関係・比較政治論コース)に所属していた。修士課程では30単位の履修が必要だ。私が履修した授業のひとつは「民主化」をテーマにした。簡単に書けば、「どのような状況下で、独裁国家の民主化は成功するのか」を学ぶ授業だった。 私の専門は

ミス回避! 鉄道と飛行機で24時・0時の扱いが違うというお話

私はカタール航空のクーポンを用い、某月10日の韓国・仁川空港発カタール航空0時20分の券を予約した。 その後、日本から韓国行きの航空券を予約する必要があった。ここで、私はミスをした。 鉄道の世界だと、「10日24時20分」という表記になり、24時0分をまたいでも、日にちは変わらないのが一般的だ。そのため、私は日本発韓国行きの航空券を10日発で予約してしまった。 しかし、飛行機は違う。先ほどのカタール航空の例であれば、24時をまたぐと日にちが変わる。つまり、韓国には9日に

意外と知られていない竹の耐久性

竹の耐久性はどの程度だろうか。公益財団法人 ユニオン造形文化財団のレポートによると、2010年以降、竹の建築構造利用の研究は進んでいるとのこと。一方、竹や竹造建築物の耐久性に関する研究は進んでいないらしい。また、竹に関する環境負荷研究も、ほとんど進んでいない。竹の建築物がまだまだ少ない分、研究への熱量が低いのだろう。 そんな中、このレポートでは赤道周辺の温暖地域を想定した竹構造の住宅を提案している。提案にあたり、竹の耐久性に関する実験を行った。 ここでは、詳細な実験内容の

小麦の価格がよくわからん、というお話

世界的に小麦の価格が下がっているらしい。「らしい」と書いたのは、スーパーで小麦の安さを実感しないからだ。 2025年12月16日付の日本経済新聞によると、オーストラリア・カナダ・アルゼンチンなどで、天候に恵まれ、小麦の供給が増えるとのことだ。世界では5年ぶりに安値圏にある。 11月29日付の読売新聞によると、小麦の取引価格は2015年を100とすると、2025年は102になっている。「安くなってないじゃん」と思うかもしれない。これは政府から小麦を買い取る製粉会社の輸送費や

データ収集趣味の衰退と箱庭趣味の創造ーJR東日本の話題からー

12月16日付けのスポニチによると、JR東日本は男性アイドルグループ「SixTONES」の楽曲を使用した発車メロディを音響体験サービス「Locatone」で提供することを発表した。 一方、10月1日から、東京駅・上野駅・大宮駅において「SixTONES」とJR東とのタイアップ楽曲「Shine with U」の発車メロディーが流れていたが、10月10日に安全上を理由に、使用を中止していた。 また、JR東は12月15日に長尺の機材を使って、ホーム天井に設置されたスピーカーに密

中之島美術館「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」の感想 

先日、私は12月13日から開催中の「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」(シュルレアリスム展)に行った。私は絵画の専門家ではないが、「シュルレアリスム」という哲学に基づいた絵画くらいはわかる。ここ最近、哲学とAIの関連性が注目されている。このようなことから、データの時間にて、シュルレアリスム展を取り上げたい。 夢から出発したシュルレアリスム 初期の作品は反機械主義、反近代の絵が多かった。そもそも、シュルレアリスムは第一次世界大戦に端を発

竹は燃えないのか?

11月26日、香港の高層マンションにて、大規模な火災が発生した。27日時点の報道で、火災の原因として挙げられているのが、竹製の足場である。 しかし、SNSで「竹は燃えにくい材質です。香港の伝統を消さないでください」みたいな投稿を見かけた。 私は竹が耐火性のある材質なのか否か、それ自体もわからない。だが、SNSで広がる軽々しい「お気持ち」を信じる気持ちにもなれず、いろいろと論文を漁ってみた。 そこで、発見したのが『日本建築学会大会学術講演梗概集(2018年9月 東北)』に

『地球の歩き方』的海外旅行の終焉?

コロナ禍以降、『地球の歩き方』の在り方が大きく変わっている。『地球の歩き方』は1979年に創刊。2020年までダイヤモンド・ビック社から出版していた。2021年1月からは、学研プラスが新設した新会社「株式会社地球の歩き方」での運営になった。 2025年9月18日に発売された『地球の歩き方 ハプスブルク帝国』では、異例の発売前重版となった。本書は歴史シリーズの第一弾であり、今後、続々と出版される予定だ。また、2022年には『ムー』とコラボした『地球の歩き方 ムー 異世界の歩き

デフリンピックで「音」が「見えた」

11月15日から始まったデフリンピックも本日25日ですべての競技を終え、あとは明日の閉会式を残すのみとなった。個人的に興味があり手話を勉強しているため、11月21日に東京体育館に向かい、卓球の試合を観戦した。 コンコースにはさまざまな企業や組織がブースを開設していたが、中でも目を惹かれたのが「ユニバーサルコミュニケーション技術」について紹介したブースだ。 ユニバーサルコミュニケーション技術とは、文字通り「国籍や障害などにかかわらず、誰もが分け隔てなくコミュニケーションを取

今年度で督促10倍 NHKの取り組みに驚き

あまり大きなニュースにはならなかったが、11月18日にNHKが発表した、プレスリリース「支払督促による民事手続きを強化します」には心底驚いた。 NHKによると、2019年度の未収数は72万件だったのに対し、2024年度は174万件にもなっているという。5年で未収数は2.4倍にもなったのだ。また、支払率も、81%(2019年度)から78%(2024年度)に低下している。 未収数が2.4倍になった背景には、受信契約を結んでいるにもかかわらず、受信料を払わないケースの急増が挙げ

継続取材のありがたみ 関西Kaggler会 交流会の取材から

11月14日に、関西Kaggler会が主催する「関西Kaggler会 交流会」を取材した。ここ2年ほど、継続的に「関西Kaggler会 交流会」を取材しているが、物書きとして、とても喜ばしい声が聞けた。交流会自体の内容は記事に譲るとして、ここでは、こぼれ話を書きたい。 意外と読者からの感想が聞けない書き手意外に思われるかもしれないが、書き手は、読者からの感想をキャッチしにくい環境下にある。 「Xやヤフコメを見れば、いいじゃないか」と思われるかもしれない。しかし、SNSやヤ

与論島はいかにしてエシカル・ツーリズムを実現したか

10月31日10時過ぎに福岡を発ち、高速バスで約5時間かけて鹿児島へ。18時に鹿児島新港から出航するフェリーに乗り、約20時間かけて与論島に着いたのは翌11月1日14時頃だった。 与論島は人口約5,000人の町だが、2021年には「世界の持続可能な観光地トップ100」に選ばれた。実際に島に着いてみて感じたのは、マスツーリズムとは全く対照的な印象で、「ヨロンブルー」で知られる極上の環境に囲まれているにもかかわらず、街中はどちらかというと「寂れている」感じ。 町の中心部には大

福岡マラソンの完走率96・3%の理由とは?

過去に佐賀県・伊万里でのハーフマラソンに2度参加した。そして、50歳になる今年、フルマラソン参加を決めていた。 2024年には全国で92もの大会が開催されたが、私は迷いなく「福岡マラソン」を選んだ。なんといっても地元だし、福岡の中心部である天神をわがもの顔で走れるなんて最高ではないか。 参加できるかどうかは抽選だったが、なんとか当選。そして11月9日(日)午前8時20分に無事出走、サブ4.5(4時間28分12秒)で完走できた。こんな自分でもフルマラソンに耐えうるカラダをつ