AIネイティブ世代が実践してる。スマホでバイブコーディングする方法【Gemini-CLI】
はじめに
こんにちは。
いちプログラマの高校生として普段から感じてる問題があります。それが外でコーディング(プログラミング)ができない!という悩みです。
電車やバス、レストランででかいMacを取り出してコーディングするような度胸は私にはありません。(邪魔になりますし…)
でも、思いついたアイデアはすぐに形にしたい!
そんなこともあり、数ヶ月前から「スマホやタブレットで気軽にコーディングができたらいいな」と思っていました。この悩みが5日前に解決したので、ぜひ皆さんにも共有したいと思います
今回はこれのやり方を説明します↓
イマドキの17歳はスマホからGemini CLIを使うらしい。@Holy_fox_LLM pic.twitter.com/IhnQVz0ZjM
— ハヤカワ五味 (@hayakawagomi) June 26, 2025
概要 - この記事でやること
わかる人にはこの項だけで伝わるようにサクッと説明します。
今回やることは
「TailscaleとOpenSSHを利用し、自宅のミニPCにスマホなどからSSH接続して、ミニPC上でGemini-CLIを使ったバイブコーディングを行う」
です。自分的には結構シンプル。
もっとわかりやすいように説明すると
「自宅のパソコンにスマホから接続してバイブコーディングをする」
ということになるのかな?
この方法のメリット
この方法のメリットとしては
・少ないデータ量でパソコンと繋げられる
・通信が若干不安定な場所でも接続できる
・方法さえ確立すれば接続/作業が楽
・小さい画面でも比較的どうにかなる
の4点だと思います。
自分的には「スマホでプログラミングができる!」が一番大きなメリットではあるんですけれどね。
それでは本題に入っていきたいと思います。
事前準備
機材
・パソコン - Windows推奨
・スマホ - iPhoneでもAndroidでもOK
・各種アカウント
パソコンについては基本的に常時つけている想定なので、Intel N100のような低消費電力CPUをおすすめします。
また、スマホやタブレットについては画面が大きい折りたたみスマホかiPadをおすすめします。(自分が小さい画面が苦手という側面はあります。)
また、自分が使ってるミニPCはMinisforum UN100D(2.2万)です。
探せば2万円以内でも同じスペックのミニPCがあると思います。

前提知識
以下の知識はあると言う前提で説明を行います。
・Gemini-CLIの基礎的な知識
・windowsの基礎的な操作(CLI上で)
バイブコーディングにはGemini-CLIを使うため、基礎的な操作や概要を把握する必要があります。
Gemini-CLIについて知りたい場合は以下の記事を見てください。個人的におすすめです。(インストールまでは一緒にやります。)
Gemini-CLIのダウンロード
Gemini‑CLI は Google 製のオープンソース(Apache 2.0 ライセンス)CLI エージェントで、Gemini 2.5 Pro を自然言語で操作できます。コーディングやリサーチ、コンテンツ生成、タスク自動化など多目的に使えます。
無料プランでは毎分60リクエスト・毎日1,000リクエストまで無料で利用できます。
同様ツールに Claude Code がありますが、Windows 非対応のため本稿では Gemini‑CLI を選びます。
node.jsのダウンロード
Gemini-CLIはTypeScriptで書かれているため、それを動かすためにnode.jsをダウンロードします。
まずは以下のサイトにアクセスをして、node.jsのダウンロードファイルを落としてきます。
Windows インストーラー (.msi)形式で落としてきてください。

そのあと、ダウンロードしたインストーラーに従ってインストールを進めてください。

その後、インストールが完了しているのかを確認するため、PowerShellを開いて以下のコマンドを入力します。(PowerShellは検索したら出てきます。)

node --versionこれを実行して、v20以上の数字が出たらインストール成功です。
Gemini-CLIのインストール
続いては本題である、Gemini-CLIのインストールに進んでいきます。
PowerShellを開いて以下のコマンドを実行してください。
npm install -g @google/gemini-cli初回起動時にはテーマカラーの選択と認証があります。
それを済ませたらGemini-CLIが起動します。

その後はgeminiと入力するだけでGemini-CLIが起動します。
ここまでお疲れ様でした。
TailscaleでVPNを設定する。
SSHでデバイスどうしを繋ぐ時に必要になるのがVPN(Vertual Private Network)というものです。
従来のVPNはさまざまな設定をするためネットワークの専門知識が必要だったり時間がかかったり、専用の機材が必要だったりしたのですが、Tailscaleを使うとそれらを回避し、初心者でも超簡単に安全なネットワークを繋ぐことができます。
下にもっと詳細な記事を置いておきます。
Windowsへの導入
Tailscale公式サイトからアカウントを作成してください。(自分はGitHub連携で作りました。)
その後、以下の公式ダウンロードサイトからインストーラーを落としてきてください。
インストーラーに従ってインストールを進めておきます。
インストールが完了したら以下のコンソールを確認してください。

また、自分が追加したWindowsのパソコンのところが緑色のConnected表示になっているのかを確認してください。
次に、WindowsパソコンのADDRESSESに書いてあるIPアドレスを控えておいてください。
(100.88.888.88のようなものです。)
スマホへの導入
自分はAndroidを持っていないため、iPhoneOS系OSでのインストール方法を示します。
Androidの場合は公式のドキュメントを参考にしてください。
まずはApp StoreからTailscaleアプリをダウンロードしてきてください。
それをダウンロードし、先ほど作ったアカウントでログインしてください。
(iPhoneOS系の場合はVPNを許可しますか?などの表示が出ると思うのですが、許可してください。)
お疲れ様でした。VPN(Tailscale)の導入は完了となります。
WindowsにSSHで接続できるようにする
ここからはWindowsにSSHで接続できるように設定を行います。
では、そもそもSSHとはなんでしょう?ChatGPTに聞いてみた結果がこちらとなります。
SSH(Secure Shell)は、公開鍵暗号とチャレンジレスポンス方式を組み合わせ、安全なリモートログインやコマンド実行、ファイル転送を行うためのネットワークプロトコル。TelnetやFTPが平文で通信内容を流すのに対し、SSHは認証やデータを暗号化し、盗聴・改ざん・なりすましを防ぐ。通常22番ポートを使用し、鍵ペアでの認証が推奨される。OpenSSHが最も普及しており、RFC4251〜4254で標準化。旧バージョン1系は脆弱性が多く、現在は改良されたプロトコルバージョン2が主流。さらにポートフォワーディングやX11転送、VPN的なトンネルも構築可能であり、管理者や開発者にとって不可欠な基盤技術となっている。
難しいですね…
一言でいうと「暗号化された遠隔操作の方法」とでも表しましょう。
どう言う時に使うかと言うと、今回のような直接触れられないパソコンをCLIで触る時に活用します。
また、WindowsへSSHをするためにはChatGPTが説明してたようにOpenSSHというツールを使います。
自分はこの記事を参考にしました。
それでは進めていきます。
OpenSSHのインストール
" Windows + I "ショートカットを使うか普通にアプリから設定を開いてください。
そこの”システム”→”オプション機能”の中から”オプション機能を追加する”の”機能を表示”にてOpenSSH サーバーを検索して選択します。

選択後次へを押して、追加を押すことでインストールされます。
OpenSSH サーバーの設定
ファイル名を指定して実行というアプリ(ショートカットは"Windows + R")から、"services.msc"を実行します。

次に、サービスの一覧から OpenSSH SSH Server をダブルクリックしてプロパティを開き、以下の設定をします。
・スタートアップの種類:自動
・サービスの状態:開始

その後OKを押して確定をしてください。
SSH接続時のデフォルトシェルをWindows PowerShellに変更
標準で設定されているcmdは若干コマンドが特殊なので、Windows PowerShellに変更を行います。
PowerShellを管理者権限で開いて以下のコマンドを実行してください。

New-ItemProperty -Path "HKLM:\SOFTWARE\OpenSSH" -Name DefaultShell -Value "C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe" -PropertyType String -Force一連の作業を完了後、管理者権限のPowerShellで以下のコードを実行して、インストールがされているのかを確認して下さい。
Get-WindowsCapability -Online | Where-Object Name -like 'OpenSSH*'OpenSSH.ServerのStateがInstalledと表示されていれば大丈夫です。

SSH設定ファイルの編集
(ある人は)VScodeなどで"C:\ProgramData\ssh\sshd_config"を開いてください。(ファイルがない場合には”C:\Windows\System32\OpenSSH\sshd_config_default”にあるデフォルト設定をコピーして作成してください。)
その後、以下の項目を追加してください。
Port 22
PermitRootLogin prohibit-password
PasswordAuthentication yes
ListenAddress <IPアドレス> (Tailscaleの項目で控えておいたIPアドレスを貼ります。)設定を反映させるために管理者権限を持ったPowerShellで以下のコマンドを実行し、再起動を行います。
Restart-Service sshdSSHサーバーが起動していることを確認
netstat -an | findstr ":22"LISTENINGが表示されていれば成功です。
OpenSSHのインストール・設定は完了です。
スマホからwindowsにSSH接続する
いよいよ、最終章です。この章ではtermiusというアプリを使ってSSHをしていきます。
termiusは簡単に接続でき、IDE風オートコンプリートも搭載しているのでこれを選びました。a-shellなど他のターミナルアプリでも構いません。
このアプリはWindows/macOS/Linux/iOS/Android対応のSSHクライアントなので、Androidでも同じ方法で接続を行えます。
ここからはiPhoneOS系OSであるiPadOSで作業をしていきます。(iPhoneやAndroidでも手順は同じです。)
Termiusのインストール・設定
まずは、以下のところからアプリをインストールしてきてください。
ログイン後、以下の画面が表示されるのでNew Hostから接続先のパソコンの設定をします。

具体的には以下の4つです。
・Label:任意の名前
・IP or Hostname : Tailscaleのところで確保したIPアドレスを貼る
・Username:Windowsのところで決めたユーザー名
・Password:Windowsにログインする時のパスワード
それが完了したらSaveを押して保存してください。
そうすると、Hostsのところに先ほど決めた名前が追加されています。

では、ボタンを押して接続してみましょう!
接続が成功したら、これで設定は終了です!(接続出来なかった場合にはTailscaleのところが緑色になっていることを確認してください。)

もちろん、iPhoneでだって接続できます。

では、肝心のGemini-CLIを使ってみましょう。


あとはGemini-CLIでバイブコーディングをするだけです。
ここまでお疲れ様でした!
これで数クリックで作業ができるようになりました!
さいご
ここから先は自分の言葉で伝えたいので AI 校正は使いません。この記事は初めての 5000 文字超え長編 note ですが、どうしても伝えたいことがありました。それは、「iPad や iPhone がより生産的なデバイスになれる」ということです。
従来は画面サイズの制約で本格的なコーディングには向かないと思われがちでしたが、Claude Code や Gemini‑CLI の登場により、7~9 割は LLM に任せれば形になるようになりました。だからといって「Mac や PC が不要」と言うつもりはありません。
ただ、軽量で直感的な UI の iPad 上で作業できる感動は言葉にできません。しかも、iPad+Windows PC をそろえても合計6万円程度で収まるのも大きな魅力です。「コンピュータの先を行くコンピュータ」とはよく言ったものだと思います。
皆様も良いタブレット/スマホライフを!!
P.S. この記事も大体iPadで書きました。
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