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グッドデザイン賞受賞の裏側に迫る!|プロダクトデザインデスクインタビュー

enechainの主要プロダクト、eSquare Liveが2024年度グッドデザイン賞を受賞しました! 今回は、その受賞を支えたプロダクトデザインデスクの3名、近藤圭(圭さん)、伊藤達也(いとたつ)、塚田愛理(つかっちゃん)のインタビューをお届けします。


enechainでは、エネルギー業界にデザインとUXで変革をもたらすシニアデザイナーを募集しています。

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。

グッドデザイン賞公式サイト「グッドデザイン賞とは」より

グッドデザイン賞といえば家電や建築のイメージが強いですが、「かたちのある無しにかかわらず」という言葉通り、近年は無形のデジタルプロダクトやサービスの受賞も増えてきています。

グッドデザイン賞を受賞したeSquare Live

eSquare Live受賞の背景

近藤 圭(Kei Kondo)/プロダクトデザインデスク マネージャー

グローバルFintech企業やブロックチェーン業界、広告業界などの経験を経て2023年10月にenechainに入社し、電力取引や環境価値に関連するプロダクトデザインに取り組んでいる。東京芸術大学大学院美術研究科修了(美術修士)。

──eSquare Liveはどんなところが評価されたのでしょうか?

圭さん:くわしくは審査員の評価コメントをご覧いただければと思いますが、UIだけでなく、プロダクトとして解決したい課題や意義、サービスデザインの面を評価してもらったのが大きかったと思います。エネルギーの取引と言う難しいドメインでのデザインにチャレンジしているなかで、こういった評価をしてもらえたのはとてもうれしいですね。

評価コメント
本サービスは、変動の激しい卸電力市場における革新的なソリューションであり、拡張性に優れたユーザーフレンドリーなプラットフォームを提供する。日本の電力小売市場の自由化と世界的なエネルギー価格の変動の中で、経済の繁栄と持続可能な社会を促進するために設計された公正で開かれた市場である。複雑さと使いやすさのバランスに優れており、初心者のトレーダーからベテランブローカーまでユーザーのニーズに適応する直感的なUIを提供している。リアルタイムデータ、カスタマイズ可能な機能、ユーザーのフィードバックへの取り組みにより、今後10年の持続的な成長と影響力を備えた現代的なエネルギー取引プラットフォームのモデルとなっている。

審査委員の評価より

──グッドデザイン賞に応募することになったきっかけは?

圭さん:eSquare Liveのチームでは、テックとビジネス共同で定例ミーティングを設けているのですが、その中でメンバーから「グッドデザイン賞とか出さないんですか?」と、アイスブレイク的に話題が出たのを、私が真に受けてひっそりと準備をし応募しました。僕たちのバリューである「余白 。」の体現にもなったと思います。グッドデザイン賞の受賞はプロダクトにとって必須ではないけれども、忙しいスケジュールの中で応募のための時間をつくり、その知名度やブランド力を高める動きができて、成果にもつながりました。

──グッドデザイン賞の受賞にはどんな意味がありそうですか?

圭さん:グッドデザイン賞全体では、まだまだリアルで物理的な「モノ」や「コト」のデザインが多く、Webサービスや利用者が限られるサービスの受賞ケースはまだまだ少ないのが現状です。私たちの受賞は、その状況を変えうるものですし、エネルギーや環境といったインフラに関するプロダクトにこそ優れたデザインが大切なんだというメッセージにもなると思います。

つかっちゃん:以前にお客さまを訪問したとき、グッドデザイン賞を受賞したという話をすると「おおー!」と反応してくれましたね。営業の話のきっかけになったり、利用してくれるお客さまからポジティブな反応があるのはうれしいです。

塚田愛理(Eri Tsukada)/UIUXデザイナー

鉄道会社公式アプリの企画・開発を経て、バーティカルBtoB SaaS領域中心にUI/UXデザイナーとして経験を積み、2024年10月よりenechainに入社。現在は電力取引のデザインを担当。京都大学経済学部卒。

プロダクトデザインチームってどんなチーム?

──2024年10月につかっちゃんが入社して、3人体制になりましたね。

いとたつ:圭さんと2人体制だったときは、取引系(eSquare Live、eNgine、JCEX)が圭さん、Saas系やそれ以外(eClear、eScan、eCompass)を僕が担当していました。つかっちゃんが入ってからは、それぞれのプロダクトにもっと深く入り込んでいこうということで、つかっちゃんがeSquare Liveに専念し、その他のプロダクトはそのまま圭さんと僕が担当しています。

伊藤達也(Tatsuya Ito)/UIUXデザイナー

BtoC向けのECや、BtoB SaaS、フリーランスでプロダクトデザインの経験を経て、2023年4月よりenechainに入社。現在は電力取引のクリアリングサービスのデザインを担当。東海大学情報理工学部卒。

──つかっちゃんは入社して1ヶ月でeSquare Liveのローンチを迎えて、大変でしたか?

つかっちゃん:おもしろいタイミングで入れてよかったなと思っています。eSquare Liveは、お客さまのリアクションも得られやすく、チームとしても2週間単位のスプリントでなにをリリースするかを決めていることもあり、スピーディーにプロダクトやデザインが進化していく点でやりがいを感じています。

──enechainならではのやりがいはどんなところにありますか?

圭さん:enechainは社外に出すプロダクトだけでなく、社内ツールであっても体験やデザインに力を入れて作っているところがユニークだと思います。ユーザーである社員の感度が高く、忌憚ないフィードバックももらえますし、実際に満足してもらえれば良い反応ももらえるので、デザイナーとしてのモチベーションを得やすいんです。

いとたつ:僕は前職でECなどを担当していましたが、基本的には既存サービスが世にあるなかで、ベンチマークを参考にしながら自社のプロダクトデザインをするような仕事がほとんどでした。一方で、enechainの事業やプロダクトは既存に存在していないので、世にない新しい発明ができる点がおもしろいと感じています。

──お互いの印象を教えてください!

いとたつ → 圭さん
一言で言えば「巨匠」でしょうか(笑)。デザインをするにあたって、ビジネス構造的な話、プロダクトの構成の話、と考えるべきことはたくさんあるんですが、その上でデザインのディティールやクリエイティブなところまで非常に丁寧に見られているんですよね。監督でありプレイヤーという感じで、言葉を変えると「宮崎駿」ですね! 今でも下絵をすべて手で描き続けるような、手触りのある作品作りにこだわり抜いていらっしゃいます。

つかっちゃん → いとたつ
いとたつさんは、真面目さと奇想天外なところのバランスがおもしろいんです。ミーティングではビジネスメンバーとドメインの深い話をバリバリされていて、ドメインへの深い理解や仕事への情熱があり、尊敬しています。でも一方で、趣味の話を聞くとぶっ飛んでいるところもあるんですよね(笑)。過酷さで知られるアメリカの砂漠で開催される世界最大の奇祭「バーニングマン」の日本版「バーニングジャパン」に参加したり、銛(もり)での漁猟をされるというのも驚きでした(笑)。

圭さん → つかっちゃん
つかっちゃんは野心を持った諸突猛進タイプって感じですね(笑)。ただこれはすごい大切で、数多くいるデザイナーの候補者のうち、つかっちゃんが光って見えたポイントが野心なんです。もちろんデザイン技術も経験も大事なんですが、野心がないとおもしろいものはつくれません。入社1か月で猛烈にキャッチアップして、この方向だと決まればガッと自ら道を切り開いて、主体的に物事を前進させる力があります。あと、コミュ力がめちゃくちゃ高い! デザイナーなのに営業っぽいところがあるというか、おしゃべり好きで良い人間関係をすばやく構築できるところは素晴らしいと思っています。

──プロダクトデザインデスクのこれからについて、一言お願いします。

圭さん:これまではデザイナー2人という体制で、私といとたつがそれぞれの担当プロダクトに「個」のマンパワーで当たるだけで精一杯でした。昨年からつかっちゃんが加わったことにより、チームとしての厚みや、組織としてのパワーが出せる土台ができてきたと思っています。それぞれのプロダクトのデザインや提案に厚みをどうやって出していくか。そしてプロダクトの成長にどう貢献できるか。UIやUXだけではない、外部へのアプローチなどenechainのデザインチームだからできることを探ってチャレンジしていきたいです!


enechainでは、エネルギー業界にデザインとUXで変革をもたらすシニアデザイナーを募集しています。

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