業界知識の底上げをしたい方に!4ヶ月でITパスポートに合格するまでの体験記
この記事は、弊社内で唯一プログラムを書けないスタッフが IT パスポートを受験した体験記です。
「受験しよう!」と思い立ったのが 2024 年 1 月。4 ヶ月ほどの学習を経て、同年の 4 月 21 日に合格することができました。
「今後のキャリアを考えるにあたってもっと業界知識が欲しい」「エンジニア同士の会話についていきたい」という悩みがきっかけだったのですが、受験して本当に良かったです。
ITパスポートとは?

IT パスポート(公式サイト)は、社会人や学生が備えておきたい IT(情報技術)知識を証明できる国家試験です。2009 年に開始され、多くの企業や学校で活用されています。
また、IT にとどまらない知識も習得できるのがこの資格の魅力です。経営戦略、マーケティング、業務・開発プロセスなど、IT 業界で働くために必要な、幅広い前提知識についても網羅的・体系的に学ぶことができます。
試験の概要については以下を頭に入れておくと良さそうです。
受験費用は 2025 年 10 月時点で 7,500 円(税込み)。
試験場に足を運んで現地の PC で試験を受ける形式です。
地域にもよりますが頻繁に開催されています。 → 開催状況
東京だとほぼ毎週末開催です。
試験時間は 120分、四択問題が100問です。 → 試験内容・出題範囲
過去問はすべて公開されています。 → 過去問
合格率はだいたい 50% 以下です。 → 統計情報
「IT パスポート」という名前から受ける印象から、「初学者向けかな?」と思っていたのですが、「思いのほか難しかった」が受けてみた感想です。きっちり準備してから受験されることをおすすめいたします。
試験対策はどうすればいい?

ここからは私が合格するまでにしたことについて紹介していきます。
テキストは一冊のみを集中的に学習
私の場合、書籍は一冊のみで十分でした。テキストはたくさん出ているので、本屋さんに立ち寄り、ご自分に合っていそうなものを購入すると良さそうです。
その際には自分があまりよくわかっていない用語(ERP や ISMS といった略語、ブロックチェーンなど)の説明を複数の書籍で見比べてみて、「この本がわかりやすい!」と思えるものを選ぶのがおすすめです。
参考までに、私が選んだのは以下です。
オールカラーである点、QR コードを読み込んで動画で学習できる点、単元を終えてからサクサクと復習できる問題集がついている点が良かったです。
また、学習は継続的に続けないと学んだ内容をすぐに忘れてしまいます。私の場合、「いつまでにこのテキストを終えたいか」を目安に、テキストの総ページ数を残り日数で割って「1 日に xx ページだけ進める」と決めて毎日学習するようにしていました。
テキストが終わったら模擬試験サイトを活用

テキストでの学習をざっと終えたあとは、ITパスポート試験ドットコム というサイトと 過去問 でになんちゃって模擬試験を何度か行いました。
本試験と同様に 120 分のタイマーを設定して問題を解き、採点と復習まで同じ日に終わるようにしました。この練習をしていたおかげで、本番でもあせらずに、自分のペースで問題を解けたと思います。
合格して何が変わった?

受験勉強を通して体系的に知識を仕入れることができたので、そのあとの業務にも良い影響がたくさんありました。個人的に特に良かったことをいくつかあげてみます。
コードに対する解像度が上がった
これまで JavaScript のコードを見ても「まったくわからない…」「怖い」だったのですが、アルゴリズムの単元を学んでから、「ここが反復処理」「データを定義しているはここ」と、ある程度意味がわかるようになりました。
業務で JavaScirpt のコードを書くことはあまりないのですが、コードを見るたびに感じていたモヤモヤとした不安が解消され、頭と心にゆとりが持てるようになったのはとても良かったです。
エンジニアと同じ言葉を話せるようになった
今回の受験を通じて、個人学習では知りえなかった知識を得られたことは、自分にとって大きな自信になりました。
たとえば、あるミーティングで「それはスタック的な実装?」という会話がありました。これまでは「スタック?…わからないけど、議論が進んでいるから遮るのはやめておこう」と後ろめたい気持ちになっていたのですが、データ構造を学習したあとだったので、「スタックとキューの、積み重なっていく方だ」と理解できたときはとても嬉しかったです。
ビジネスニュースの解像度も上がった
日々のビジネスニュースを読んでいても「あ、知っている」と思えることが増えました。たとえば最近はサイバー攻撃の事件がよく起きていますが、これまでは自分にはあまり関係ない、よくわからないものと思っていました。
しかし IT パスポートではそのあたりについても学ぶことができたので、「これはランサムウェアの手法だ」といった具合に、問題をより身近に感じることができるようになり、日々のセキュリティ意識も高まったように思います。
おわりに
IT パスポートに合格するために何をしたのか、合格して何が良かったのかについて紹介してきました。
「IT 業界で働きたい」「自信を持って日々の業務をこなしたい」という方にとって、体系的に基礎知識の底上げをすることができるのでおすすめです(それなりに勉強は必要ですが…)。少しでも興味を持った方には、「ぜひ挑戦してみてほしい」とエールを送って記事を終わりたいと思います。
