Blog - 2023/10/16 再びMidjourney, Adobe Firefly, DALL·E 3 を比較する
Fireflyの新モデル(ベータ版)が登場しましたので、再び3つの画像生成AIを比較してみます。Fireflyは新モデルを使用します。
画像の品質ではMidjourneyのAesthetics Systemが最も優れていると思いますが、プロンプトの内容を反映する技術の評価はどうでしょう?
今回は、Midjourneyで意図したとおりに生成できなかったプロンプトを使用したいと思います。
まず最初は、以下のプロンプトで確認します。
プロンプト:
film still, A very pretty young Russian woman wearing a hat with bushy cat ears stands on the snow in Antarctica
Midjourneyは猫耳の帽子が表現できません。4回生成して16個の画像が生成されますが表現できたのは4つほど。
※プロンプトの末尾に「--ar 16:9 --style raw」を付けています。

Adobe Fireflyは意図した画像が生成されました。
※新しいAIモデル「Firefly Image 2 (Beta)」を使用しています。

DALL·E 3 も意図した画像が生成されました。
※Microsoft Bing Image Creatorを使用しています。

ついでに、PhotoshopとIllustratorでも試してみました。
同じFireflyなのでプロンプトのとおりに表現されています。ただ、Photoshopは品質が低いので要注意です(グロテスクな画像になることが多い)。Photoshopの生成AIは素材イメージの処理に最適化されていますので、白紙からの画像生成はFirefly本体を使いましょう。

Illustratorはベクターグラフィックを生成しますので、複雑なベジェにならないようにフラットなイラストレーションが作られます。
Illustratorの生成AI(ベータ版)は最も革新的です。正式な機能になって、3次ベジェの精度が向上したら、大変なことになりそうな….

Midjourneyだけ表現できなかったわけですが、絵の品質レベルは最も高いです。何度もガチャをまわせば生成できるかもしれませんが、FireflyとDALL·E 3は、全ての生成画像で表現されていますので勝敗は明らかです。

次は以下のプロントで比較します。
プロンプト:
film still, A young man in a space suit sitting on a shiny bright red sphere
Midjourneyは、意図した画像になりません。球体の上に座って欲しいのですが。ただ、とても美しくクリエイティブなイメージです。
※プロンプトの末尾に「--ar 16:9 --style raw」を付けています。

Adobe Fireflyは意図した画像が生成されました。
Illustratorも同様に良好な結果です。


DALL·E 3 はブロックされて生成できませんでした。
3回試してみましたが全てブロックされます。どのような画像が生成されているのか気になります。
Fireflyのガイドラインも厳しいですが、ブロックされる頻度は圧倒的にDALL·E 3の方が多いです。「安全」とのトレードオフですが、権利侵害などを回避する仕組みは必要なので、プロンプトを変更するしかないですね…

最後はこのプロンプトです。
プロンプト:
film still, A young woman with short hair is happily singing a song
Midjourneyは、意図したイメージになりますが、ほぼイラスト表現になります。写真表現の人物は少ない。
※プロンプトの末尾に「--ar 16:9 --style raw」を付けています。

Adobe Fireflyは意図した画像が生成されました。なぜか、日本人が出てきます(Fireflyの環境設定で言語を英語にしても同じ)。
Illustratorも同様に良好な結果です。


DALL·E 3 は、またブロックされて生成できませんでした。

プロンプトを日本語に翻訳したら生成できました。
英語のプロンプトのどこに問題があるのかわかりません。
Adobe Fireflyで生成すると何度やっても日本人になる理由もわからず…

今回は、Midjourneyで「意図したとおりに生成できなかったプロンプト」を使用しました。FireflyとDALL·E 3では生成できましたので、Midjourneyの今後のアップデートで技術強化を期待したいと思います。
更新日:2023年10月16日(月)/公開日:2023年10月16日(月)
