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最新のPhotoshop 2026は強力なプロトタイピングツールになった!/AdobeとGoogle 戦略的パートナーシップ - Blog 2025/10/29

昨日からロサンゼルスでAdobe MAX 2026が開催されています。
Fireflyも新モデル(Image 5のプレビュー版)がリリースされましたが、注目したいのは、Photoshopです。

すでに、先月からNano Bananaを搭載したPhotoshopベータ版を試用していましたが、今回は正式版でのファーストインプレッションを記録しておきたいと思います。

Photoshopベータ版でNano Bananaが利用可能になるというのは、クリエイターの作業工程(ワークフロー)から「Photoshopの外に出る」という選択肢を完全に消し去ることを意味する。
アイデアの着想から、生成AIによる画像生成、そしてプロレベルの編集・仕上げまで、思考が途切れることなく、すべてがPhotoshopのインターフェース内で完結する。
Photoshopの外に出さないことが重要。
簡単に言えば、離脱阻止である。


近年のAdobeの動向で最も注目すべきは、自社開発の生成AI「Adobe Firefly」に固執するのではなく、Google、OpenAIなどのサードパーティ製のAIモデルを積極的に統合するという戦略的決定です 。

この戦略の背景には、乱立する他社のAIモデルを競合相手としてではなく、それらすべてを内包する中心的ハブとして位置づける狙いがあります 。

この新しいパラダイムにおいて、Photoshopは専門化されたAIサービスをオーケストレーションするプラットフォームへと進化していく可能性があります。

市場にはそれぞれ独自の強みを持つ生成AIツールが溢れており、これがプロフェッショナルのワークフローに混乱をもたらしています。

ユーザーはPhotoshopの機能だけではなく、多数ある生成AIのキュレーションされた「シームレスなゲートウェイ」に対して価値を見出すことになるはずです。

AIモデルを切り替えるモデルピッカー

最新のPhotoshopにはFireflyとパートナーモデルを切り替えるためのモデルピッカーが搭載されています。


Photoshop + Nano Banana

Adobe FireflyにNano Bananaが追加されても、あまり話題にならなかったのは、無料で利用できるプラットフォームが多数あったからです。Nano Bananaのために、わざわざFireflyを使う必要がなかった。

プロフェッショナルなワークフローは、コントロール、つまり制御性によって定義されます。

生成後のきめ細かな制御こそが、プロフェッショナルツールとコンシューマー向けジェネレーターとの本質的な違いです。

Nano BananaのPhotoshop統合が真価を発揮するのは、高度な編集作業や複雑なレイヤー構成との組み合わせにおいてです。

重要なのは、複数回の生成結果を組み合わせた複雑なプロジェクトに対応できる点です。Nano Bananaを必要に応じて異なるレイヤーや場面に適用し、各々の結果を組み合わせて最終作品を構築できます。

例えば、大きなキャンバスをいくつかの領域に分けて別々にNano Bananaで生成・加工し、それらをレイヤー合成していくことで、長大な指示を与えることなく段階的に複雑なビジュアルを作り上げることができます。

生成結果に予期せぬ要素が含まれていても、Photoshopには古くからあるレタッチ・修正ツールが充実しています。不要部分をマスクで隠したり、削除ツールで取り除くことができます。
過去習得してきたPhotoshopのスキルを活かしつつ、コントローラブルにAI生成できる環境はクリエーターにとって今まで不可能だった制作効率の向上をもたらします。

Nano BananaはPhotoshopの既存ツールを置き換えるのではなく、補い合う形で機能していると考えてよいでしょう。
マスクやレイヤーと組み合わせれば精度を高められ、フィルターや調整ツールでクリエイター独自のテイストを載せることができます。


AdobeとGoogle 戦略的パートナーシップ

アドビとGoogle Cloudは業界全体を前進させるAI機能をクリエイティブコミュニティに提供するというビジョンを共有しています。Googleのモデルをアドビの信頼性のあるクリエイティブエコシステムに直接統合することで、クリエイターやクリエイティブプロフェッショナルから大規模なグローバルブランドに至るまでのあらゆる人々に、コンテンツ制作を大幅に加速させ、従来は不可能だったクリエイティブコンセプトを具現化するために必要なAI 機能とプラットフォームを提供します


クレジットコストを見積もる

プロフェッショナルは、AIモデルがもたらすクリエイティブな利点と、そのクレジットコストおよびプロジェクト全体の予算を天秤にかける必要があります。

プレミアムパートナーモデルの統合は、内部に多層的な経済圏を生み出します。同じタスクに対して「標準」(Adobe)と「プレミアム」(GoogleやOpenAI等)の選択肢が存在するようになったのです。
これにより、現場のデザイナーであってもプロジェクトマネージャーのように考えざるを得なくなります。

これにはいくつかの意味合いがあります。 まず、「階層的な意思決定」が必要になります。
日常的なタスクや初期のドラフト作成には、クレジット効率の良いAIモデルを選択し、最大限の品質が求められるヒーロー要素やクライアント向けの最終画像には、大量のクレジットを消費して高性能モデルを選択する、といった判断です。

今後、プロジェクトの見積もり、クライアントへの請求(クレジットコストの転嫁など)、そしてスタジオ全体の収益性に直接影響を与えるビジネスロジックを、クリエイティブワークフローのまさに中心に据えることになるでしょう。


Nano Bananaは優秀!

後で気付いたのですが、「ペットボトル」を「ペットショップ」と誤入力していました。
それでも、意図したとおりに(ペットボトルとして認識して)生成されているのは凄い。多分、リファレンスの強度が高いので「水を飲む」だけでも問題なく生成できたかも…


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更新日:2025年10月29日(水)/公開日:2025年10月29日(水)

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