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小さい子でも遊べる設計が嬉しい「歩くスティッチのプラモデル」を組み立てよう!

 組んでシール貼って完成、斜面に置くとトコトコ歩くアオシマの楽プラ トコトコシリーズに強キャラのスティッチが加わりました。そういえば『リロ&スティッチ』見たことないな。東京ディズニーランドのアドベンチャーランド界隈はスティッチの勢力圏になって久しく、子供心に「謎のアトラクションだな」と思っていた魅惑のチキルームもいまや老若男女がスティッチ目当てで押しかけるアトラクションに。

 シリーズ16作目となって初期の「なーんか歩行性能がイマイチだな」というところもかなり改善され、価格、組み味、全体のボリュームバランスも本当に洗練されたナイスなプラモデルです。ランナー状態でパーツを並べただけで、この整然とした空気に惚れ惚れします。なにより気になったのが小さな手のパーツ。トコトコシリーズは完成したら息子のおもちゃに渡しているのですが、あまりに小さいとパーツが取れたり折れたりとあんまりよい思い出になりません。しかーし。

 水色の腕のパーツの先端に濃い青でできた手のパーツをしっかり挟み込む構造になっていて感激!肉球的なところと爪的なところが色分けされ、ちょっとやそっとでは小さなパーツが脱落したり折れたりすることもなさそうです。パーツのハメ合わせも硬すぎずユルすぎず、指に力をかけるのがしんどいお子さんや女性でもちゃんと組めそうな感触がGOOD。

 パーツ状態でかなりリッチな色分けがされているので、シールでフォローするのは目のハイライトと耳の後ろの色の切り替え部分のみ……というのがまた嬉しい。優れたキャラクターデザインは少ない色数でもしっかりと特徴を出せるんだなぁ、という感慨があります。

 同時発売のエンジェルは胸の白い毛をはじめスティッチよりもシールに頼る部分が多く、さらに頭から伸びる長い触覚のようなパーツは子供がすぐにポキっと折ってしまいそうなのでスティッチよりも少し気を使う構成に。このへんは同シリーズのミニーちゃんを組んだときにも思ったことなので、女子キャラはやっぱりおしゃれするぶん少しだけプラモ的にも難度が上がりがち……という傾向がおもしろいなと思ったり。

 サラッと組んでスティッチとエンジェルが完成。息子ににスティッチを渡すとさっそく長い木の板を出してトコトコと遊んでいました。去年の秋にトイ・ストーリーのエイリアンを渡したときにはまだなにがおもしろいのかわからなかったみたいですが、1年弱が経って「トコトコ歩くね」「最後まで歩けるかな」とニコニコしながら遊んでいます。子供が生まれるまでわからなかったのですが、「かんたんなプラモデル」は人間が成長していくのに寄り添い、組む楽しさや遊ぶ楽しさを理解していくさまを見るのにとてもよいバロメーターになるんですね。みなさんも、ぜひ。

からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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