

とにかくもう、ふわふわした白いパーツが本当にすごい。単体だと頼りなく波打ってるだけなのにそれぞれが組み合わさると本当に綺麗なフリルになる。プラモデルのことはわからないが、目の前で起こる不思議に感動することはできる。PLAMATEAのトキは「すごい」と言いたくなるようなことが起き続けるので、いつまでも手を止めることなく作り続けられました。
胸部の組み立てなんかは特にすごくて、ここからどうすれば何が出来上がるのかが予想もつかないままに作業が続きます。ただし設けられた穴に適切に黒いパーツはめていくとフリルのついたエプロンにホルスターがくっついてしまいます。徐々に造形が明らかになっていく様子を自分の手で確かめていくのが楽しいのです。

「ここまでとは全く違うアプローチです!」と言わんばかりの下半身は、可動プラモデルならではの工夫が詰まっていると思いました。内部に骨格を仕込んでいくのだけど、嵌め込みの調整がとにかく絶妙。力を入れないと無理そうな硬さではなく、力を入れるとたちまち押し込まれていく……という感覚はなかなか味わったことがありません。完成後の可動に関わる大事な部分でもあるので、こういう調整がしっかりなされているんだろうなと感心してしまいました。
脚の付け根を作るときに油断してパーツをまとめて切り離してしまいました。ただ、パーツをよく見るとそれぞれにLとRと表記されています。こういう、ミスをケアするアイデアってあるにあるのだろうけども「どこでそれが起こりそうか」を考える手法がまるでわからないです。ただ、まとめて切ってしまう人の実例として、今まさに組み立てている自分がいて、先回りされている状況が目の前にあるという状況に思わず唸り声を出してしまいました。

スカートの躍動感は思っていた以上に出来上がりに表情を与えていて、少しポーズをとらせるだけでだいぶサマになるのがありがたいです。完成した後……というか、正確にいうと頭、胴体、腕、脚、を全て取り付けた際の、手足がとんでもない方向を向いて、視線も明後日の方向を向いている状態は人型のプラモデルを作っているときに一瞬だけなんともいえない気持ちになります。
そこからもう一息と気を取り直して「自分がいいと思う立たせかた」を目指すことで本当の完成にたどり着きますが、ひらひらとなびいているスカートを起点にポーズがつけられるのはよかったです。そうそう、あまりにも気に入ったので肩の合わせ目を消しました。WAVEの瞬間カラーパテのフレッシュがぴったりなのでチャレンジして見ると楽しいと思います。デカールやシールでの最後の仕上げはまた今度、というかプラスチックの質感がはっきりと伝わってきて好きなので、しばらくこのままの状態を楽しみたいと思います。