

僕のプラモ人生の中でも特に思い出深いのがこちらの「バンダイプラモデルカタログ’95-’96」です。小学生だった当時、ガンプラを買いに行ったおもちゃ屋さんでもらったものです。お部屋から出てきたこのカタログをペラペラと開いてみると、当時の思い出がどんどん蘇ってきました。



この小さなカタログには当時の僕の夢が詰まっていた……。当時夢中になっていたガンダムWやGガンダム、今では旧キットと呼ばれるガンプラなどがびっしりと掲載されています。この時に新発売されて頑張って貯めたお小遣いで買ったMGのRX-78も載っています。同級生とよく一緒に遊んだSDガンダムBB戦士も懐かしい思い出です。

そしてこのカタログを読んでいると、やっぱりガンプラが作りたくなります。ネットのPRだけでなく紙の印刷物の訴求力はやはり凄まじいと感じました。スマホをスクロールするよりもページを捲るたびに押し寄せるワクワク感……プラモには紙で読むからこそ得られる栄養のようなものもあるのです。

当時のカタログを読んだことで呼び起こされた気持ちによって、僕は表紙にもなっている「1/100 ウイングガンダムゼロ」のキットを作ることに決めました。箱を開けると、心踊るようなカラフルさ。少年時代もこの色にワクワクしたものです。

そして各部のアクセントになるように、豪華なメッキパーツも入っています。少年時代からこんなにカラフルでキラキラしたかっこいいプラモデルに触れてきたんだと、改めて幸せな気持ちになるのです。ウイングガンダムゼロのパーツにニッパーを入れていくたびに、大人になるにつれて忘れかけていた、純粋にプラモデルを楽しむ気持ちがむくむくと湧き上がってきたのでした。

このパーツなんかみると「そうそう! 当時の1/100スケールのキットって濃い目のアレンジディテールがいっぱい彫り込まれていたな〜」という記憶が呼び起こされます。ガンダムマーカーでスミ入れもしました。現在、ディテールの多いガンプラが多いですが、この時代はそれを先取り(??)していたのかもしれませんね。


シンプルな構造、少ないパーツ数でギミックや色分けを表現しようとしている……。組み立ても変形機構もシンプルだからガシガシ遊んでました。


いつかは 「このカタログに載ってるプラモを全部作るぞ!例え何年かかっても……」。そんな気持ちを抱いていた少年時代。その気持ちがあったからこそ、今でもガンプラやスケールモデルを思いっきり楽しめているのだと思います。
アニメの中で何度も僕をワクワクさせてくれたヒイロ・ユイのウイングガンダムゼロ。めちゃくちゃかっこいいし当時の興奮がよみがえります。 そして完成したガンプラとバンダイカタログをツマミにビールで乾杯し、至福のひとときをすごしながら、次は何を作ろうかなと思いを巡らせるのでした。