

1/700スケールといえば艦船模型でおなじみのサイズであり、ピットロードは過去から現在までたくさんの艦船プラモデルを発売しています。そのなかで、空母にはつきものの同サイズの航空機にはじまって、いつの間にかちいさなコレクションとして1/700の車輌、戦車、戦闘機と、陸上をベースとするキットが発売されてきました。今回はそのなかでも最新の「航空自衛隊機セット4」をご紹介します。
ラインナップは先日(2021年)引退してしまいましたが、記憶に残る「F-4ファントムII系」、青が印象的な対艦番長「F-2」、そして空のドクターイエロー的存在でドクターホワイトとも呼ばれる「U-125」、救難航空機「U-125A」と小型ながら軽快な機動を魅せる機体と、海を見る航空機を中心にいい感じのチームがいます。

1/700スケール艦船模型の精密化と進化は目を見張るものがあります。しかし、ここまで精密な1/700スケールの飛行機、想像していましたか? 私も箱の中身を見て思わず声が出ました。ミサイルまで別パーツなの!? おつまみだったはずの1/700航空機が、主食に化けてしまった……! 半チャーハンの量が尋常じゃなかったときの気持ち。コメダのカツパンのボリューム……。


ガチです。デカールもふんだんに奢られています。最新ミサイルからおなじみの装備まで。F-4EJには対艦ミサイルのオプションがあったり、RF-EJ偵察機のために偵察ポッドがいくつもあったり、どこまでも余念がありません。

これは手ごわそう……と思うなかれ。本体は分割がうまく、たとえばF-4EJ系なら機首、胴体、垂直尾翼の分割ですが、のりしろをうまく取っているので接着の位置決めにこまることはありません。

こちらはRF-4E。機首がカメラになっているので一体になっています。前の写真のEJは機首の下の機銃のこんもりした部分を表現して、前脚と一体化するために分割しているわけですね。

脚は金型の関係で棒のようですが、それでも扉とタイヤの関係を見せてくれます。低翼で太い主脚のF-4、このサイズだと地面においたらほとんど見えない部分です。

F-16じゃなくて、F-2だよ、というのが明確にわかるシルエットになっているのがステキ。長めの主翼、キャノピーの枠、F-2の特徴が存分に表れています。

1/700ならではの大胆な分割。大きいサイズの模型や実機写真などを見たことがあるひと人なら「ここがコレ!」というものが脳内で見えてきます……超拡大してますがこれセンチメートルの世界です……。

シャープな機首と豊かな主翼。U-125はその昔訪れた小牧基地で、雨が降る悪天候のなかでも軽快で元気にキビキビ飛んでいたことを思い出します。捜索救難が主な任務のU-125Aの本領を見た気分で、惚れましたね。
こうして眺めると、本当に1/700なのか君たちは……という気持ちになってきませんか? みなさんもこのセンチメートルのワンダーランドを見て、組んで楽しんでみてください!! また1「/700飛行機模型ス カイウェーブシリーズ」(空の波)を楽しんだら、次は1/700艦船模型という海の世界の扉を開けてみるというのも良いですね! 小さな飛行機の中に込められた濃厚な世界をぜひ楽しんでください。