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いざ、いわき植田の春のタン祭りへ! 模型とお酒を愛する人たちの引力

 美術館で酒を飲みたいタイプの私です。いや、飲酒が許される美術館はない。酒をちびちびやりながら延々と作品の奥行きを舐めまわしたいんだけどな。同じくプラモ、模型の展示会においても酒が飲める会場ってのは聞いたことがない。それを「入場1ドリンク制。酒屋オススメのアルコールを各種用意」と掲げたのがnippper副編集長のフミテシ氏が主催する模型展示会『春のタンまつり』なのである。「だってウチが酒屋だから」とか、なにそれ最高。行くしかない!

 私の住まう愛知県常滑市から会場である福島県いわき市植田までは電車を乗り継いで5時間半ほど。遠い。だが陸続きの先に日本を代表するモデラーと作品がアベンジャーズしているうえに酒が飲める。即断で仕事と家族の都合をつけて植田のホテルを予約した。

 3回の電車乗換を最短ノーミスでこなし、遠路はるばるたどり着いたカタルシスたるや。旅情が爆発しているうえ、会場の情報量が過多すぎていったん落ち着け俺。いったんビールだ。

 土地の酒から自然派ワイン、閉会まで5時間は飲んだ。心底うまい酒だった。何度も作品を眺めなおし、写真では知覚できないツヤや色味、フォルムやディテールを味わいまくった。そうこうしていると各モデラーさんが気さくに声がけしてくれて、作品の解像度がさらに深まる。加えてご本人のライフスタイルなどうかがえると興味が尽きなくて酒がススム。あと「名古屋の南の方から来ました」からの「遠い!凄い!」のドヤ顔でさらに酒が美味い。

 matさんはSNSが世に放たれる以前、blog全盛のころからのファンだったのですが、後にオラザク大賞でホビージャパンの表紙を飾った時には書店で声を出したものです。それをご本人に話せてカンパイできる機会が訪れるとは。たまらずライジングです。

 書籍の販売ブースではプロモデラーのオールスターたちがサインに追われる事もしばしば。私は買おう買おうと思っていた松本州平氏の著書がまさかのサイン本に。加えてその雑誌の編集長の話も聞けたりとか、とにかく距離が近い近い。

 閉会後の打ち上げでのフミテシこと丹さん、酒屋のお兄さんとお母さん。丹ファミリーがお届けするイベントだからタン祭り。直球! その土地の、家族と仲間たちが迎えてくれるローカルの説得力。皆さんの模型とお酒への愛をビシバシ感じる現場でした。こんなこと今までなかったし、今後もぜひ開催していってほしい。

 フミテシさんのルーツである「おもちゃのトダ」も会場スグなので大盛況でしたね。自分はこのフジミのNISMOマーチを手にしました。お店の雰囲気とこの色あせた箱がこの旅の思い出になるかと思って。今回の旅では14年前のCanon S95をひっぱり出してきました。デジイチをここ2年、ガシガシ使ってきてからのこのサイズ感がたまらない。詰められた機能を駆使するのが面白い。なにせコンパクトでフットワーク軽くてナイス。またこれ持って旅にいきたいな。

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