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僕たちが「お寺」にお参りをすると、たいてい本堂みたいなところに「御本尊様」がおられますね。
「仏像」みたいなものが安置されているので、これに参拝すればよい。
時には「秘仏」といって、めったにお目にかかれない場合も、それはそれでありがたい気持ちになったり。

これが「神社」となるとずいぶん勝手が違います。

本殿はあるけど、中を覗いてみると、普通、神様らしい「もの」は居られません。
変わった形の「鏡」みたいなものがあって、あれが「ご神体」なのかしら、とか思いますね。
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ときには境内の「岩」とか「樹木」に「注連縄」というものが張ってあって、「それ」がご神体だとかいう人もいる。
あの縄は「蛇」であるという説もありますね。
あるいは「赤い鳥居」をくぐった先の、「御狐様」の石像なんかが、神様っぽく見えたりとか。(日ユ同祖論!)
拝殿のはるか遠くの先に見える「お山」自体が神様だという説は定番。
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僕たちはこのあまりに身近で、不可思議な「日本の神様」のことを、ほとんど知らずに、これまで生きてきたような気がします。
ここらでちょっと、しみじみと考えてみることも意味があるのではないでしょうか。
☆
素朴な疑問。
①アマテラスに限らず、日本における神様のヴィジュアル化はいつから、どのような展開をしてきたのでしょうか。
②そのそも神の「擬人化」は日本の神道においてタブーだったのでしょうか。
とりあえず、「彼」に簡単にまとめてもらいましょう。
【チャッピーへの質問】
「日本の神様」とは、一言で言ってどのようなものなのですか。神社の本殿の中には神様の姿を表したものは置いてないようですが、神をビジュアルで表現することはできるのですか。してはいけないという歴史があったのですか?

【チャッピーの回答】
とても興味深い問いですね。整理して説明します。
1. 「日本の神様」とは何か
一言で言えば、自然・歴史・社会の力や現象に神聖な力や人格を見いだした存在です。
神道における「神(かみ)」は、必ずしも人格を持つ人間のような存在ではなく、
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山や川、海、風や雷など自然現象
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先祖や偉人
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社会的秩序や運命
に宿る神聖な力や霊威を指す場合があります。
ですから、日本の神様は必ずしも「人型」である必要はありません。
2. 神社の本殿と神像
多くの神社の本殿は「空間」や「神体(しんたい)」を神の象徴として置くだけで、実際の「神の姿」を表す像は置かないことが一般的です。
神体の例:
これは、神は目に見えるものではないという考えに基づきます。
3. 神をビジュアル化することはできるのか
できます。ただし歴史的にいくつかの制約や流れがあります:
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古代・奈良時代以前
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神は自然や霊として信仰され、人型像はほとんど作られなかった。
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仏教との接触(飛鳥〜奈良時代)
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神像化の制約
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現代の表現
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現代ではイラストやアニメのように自由に描かれることもありますが、これは宗教儀礼ではなく創作表現です。
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まとめ
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日本の神様=自然・歴史・社会の力に宿る神聖な存在
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神社本殿は神の「姿」ではなく「力の象徴」を祀る
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歴史的には神の形を固定的に表すことは制約があったが、仏教や後世の文化で人型像も作られるようになった
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現代では創作の自由はあるが、伝統儀礼では神の実体を像で表すことは基本的に避けられる
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なるほど、なかなか良い感じ。
これを参考に、これから折に触れて考えていきましょうか。
このテーマは別の言い方をするとこういうことですね。
「あなたは『天照大神』という言葉を知っていますか、そしてその絵を描けますか?」
おそらくこの問いの意味そのものが分からない、という人がかなりたくさんの割合で今の日本国には存在するのだと思います。
僕はこのことの「善悪」を言おうとしているのではありません。
「現象」としての意味を問おうとしているのです。
「建国神話」を持たない国・民族・文明は人類史上、あまりみたことがありません。
また、それをあえて記述しないというケースも極めて稀でしょう。
(では、アメリカ合衆国のような場合はどうなのだ、という疑問もあるでしょう。これについては別の次元でそのうち考えるこことしますね)
いま、「アマテラス」さまを描いてみようとした場合。
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フリーイラストだったら、こんな感じかな。

ちょっと昔なら、こんな感じ。

紙芝居『古事記神話』から。
いずれにしても、このステロタイプ感ありありのイメージは、そもそもどこから始まったのかな。
本当は、もっと違うお姿なのかもしれないし。(クトゥルフ神話系みたいだったらちょっと嫌かも)
それもまた興味深いテーマですね。