血圧値 126/80/66 酸素飽和度 98% 体温 36.4℃ 体重 66.3キロ 運勢 The Fool :R
八丈島周辺地域、今度の22号台風の被害が大変ですね。
とくに青ヶ島、海底ケーブル切れたらしくて、テレビ・電話・ネット・携帯、全部だめとか。

人的被害の無い(無かったという情報もありますね)ことを祈ります。
あと、もう一つの23号台風が来襲するかもだし。
☆

この台風で今年の暑かった夏が終わるのでしょうが、こっちの物語は、あんまりスッキリとは終わらないかな。
ちょっと古い作品の話になりますが、思い出したので書いておきます。
真夏の海は美しいが、〇〇にすべてを押し付けるのはいかがなものか、という話。
ガリレオシリーズ第6弾、長編としてはシリーズ3作目。
2013年6月29日に、『ガリレオ』シリーズの劇場版第2作として映画化されました。
湯川の相棒である刑事は柴咲コウ演じる内海薫から、吉高由里子演じる岸谷美砂へ変更されました。
手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦。
その海底鉱物資源の開発計画の説明会に招かれた湯川は、旅館「緑岩荘」に滞在することに。そこで湯川は一人の少年・恭平と出会う。恭平は親の都合で、夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになったという。
翌朝、堤防下の岩場で男性の変死体が発見された。男は旅館のもう一人の宿泊客・塚原。これは事故か、殺人か・・・。
思わぬ形で事件に巻き込まれていく恭平、環境保護活動にのめりこむ旅館の一人娘・成実、観光業がふるわず廃業を考える伯母夫婦。
死んだ塚原はなぜこの町にやってきたのか。
事件を巡る複雑な因縁が、次第に明らかになっていく。そして、湯川が気づいてしまった事件の悲しき真相とは?
こんな感じの口コミ、多数。
前作『容疑者Xの献身』が究極の献身を描き「泣ける」物語だったのに対し、『真夏の方程式』は「救いのなさ」と「後味の悪さ」が際立ち、ミステリーとしてトリックの爽快感を期待した人には物足りなく映ったのかもしれません。
真夏の太陽と海。少年の冒険譚にはぴったりの情景です。
ただ、メインテーマのサスペンスは太陽に相応しくない陰鬱なもの。映画全体のバランスが悪く、居心地が悪く感じてしまいます。
何で映画の殺人事件の犯人っていつもこんなに動機が弱いのか?
☆
これを観て、スッキリしない、違和感が残る原因は。
事件のおおもとになっている第1の殺人の、犯人は分かるとして、その原因となった者、要するに誰が一番悪いのか問題が、心情的に納得できる解決をしない、ということでしょう。
そこから付随して第2の殺人が、夏休みの美しい海辺の街で起きます。
ガリレオ先生、例のごとく飄々と巻き込まれて、一所懸命働くことに。
こちらもまた、動機に違和感というか、消化不良感を覚える。
構想の詰めが甘いのではないかな。
映像は、綺麗です。
こどものころの、あの輝いていた夏休み。
おとなになって、失ってしまったあの夏の海。
事件は暗い影を残しますが、あの思い出の海は、心の中に輝き続ける。
劇中の架空地名「玻璃ヶ浦(はりがうら)」は静岡県加茂郡西伊豆町の浮島海岸です。

ずいぶん離れたところですね!
凄いたくさんの候補地から選んだそうです。
目の前に港が見える場所が求められたのですね。

☆

宮部みゆきの『ソロモンの偽証』でも、僕は同じような違和感というか片付かない感じを覚えています。
昔、学校で観させられた「中学生日記」を、現代の中学生に観せる、みたいなニュアンスかなあ。違うか。
どちらも、作者の倫理的センスがちょっと古いというか、ステロタイプに過ぎるのではないかな。
まあ、好みの問題ではあるのですが。
ただ僕は、これらを原作の小説ではなく動画作品でのみ観ているので、ひょっとしたら微妙なニュアンスを勘違いしているかも、という恐れはありますが。
東野圭吾で、ちゃんと原作を読んで面白かった、ていうか感心したのは『放課後』かな。

東野さんは会社員でしたが、1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、作家となったのでした。
この本は、丁寧に書いていると思う。さすがにデビュー作だし。
その後の多作ぶりには、目を見張りますね。