にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0600 起床 気分快 曇 「夢」は全員見ているが、「記憶」するかしないかが違う、ということ。

血圧値 122/82/81 酸素飽和度 98% 体温 36.3℃ 体重 67.6キロ 運勢 Judgement

 

チャットくん、「夢を見ないという人」は、医学的には「 夢を見ないのではなく、記憶しない人である」、という点を少し詳しく教えてください。

 


チャットくん:

はい、医学的な観点で「夢を見ない人=夢を記憶しない人」について整理してみますね。


夢の仕組み(レム睡眠と夢)

  • 睡眠には ノンレム睡眠レム睡眠 が交互に訪れます。

  • レム睡眠(Rapid Eye Movement) は脳が活動的で、イメージや物語的な夢が生じやすい段階です。

  • 健康な人はほぼ必ずレム睡眠を経験しているため、実際には「夢を見ていない」人はほとんどいません。


なぜ「夢を見なかった」と思うのか

  1. 記憶の定着が弱い

    • 夢は短期記憶にしか残らず、起きて数分で消えやすい。

    • 夢を思い出せるかどうかは、脳の記憶をつかさどる領域(特に前頭葉や海馬)の活動と関係しています。

  2. 覚醒タイミングの違い

    • レム睡眠の最中や直後に目覚めると、夢を鮮明に覚えている確率が高い。

    • 逆に、ノンレム睡眠(深い眠り)のときに起きると夢の記憶は残らないことが多い。

  3. 個人差

    • 研究では「夢をよく覚える人」は脳の覚醒系の働きがやや強く、夜間に短い目覚めが多い傾向があります。

    • 一方で「夢をほとんど覚えない人」は、睡眠が安定していて夜中にあまり目覚めないため、夢を思い出すきっかけが少ないのではないかと考えられています。


特殊なケース

  • 睡眠薬やアルコール → 記憶の形成を阻害するため、夢を覚えにくくなる。

  • 脳の損傷や認知症 → 海馬や前頭葉が障害されると夢の記憶自体が難しくなる。

  • 発達段階 → 子どもは夢をよく覚えているが、大人になるにつれ忘れやすくなる傾向もあります。


ポイントまとめ

  • 夢はほとんどの人が見ている。

  • 「夢を見ない」と感じるのは、夢を 記憶していないだけ の場合がほとんど。

  • 記憶に残るかどうかは、脳の覚醒状態・起床タイミング・個人差に左右される。

 

 

そうすると今度は、「記憶って何?」という疑問が生じます。

  

チャットくん:

 

いい問いですね。

 

記憶とは、脳が外界や内面で得た情報を「取り込み、保持し、必要なときに取り出す」仕組みのことです。もっと平たく言えば、過去の経験を未来に活かすための情報の保存システムです。


記憶の3つの基本プロセス

  1. 記銘(encoding)
    情報を脳に取り込む段階。たとえば見たり聞いたりしたことを「意味づけ」して覚えます。

  2. 保持(storage)
    取り込んだ情報を脳内のネットワークに保存する段階。短期的なメモのような保持から、長期的な知識や技術の蓄積まで含みます。

  3. 想起(retrieval)
    必要なときに保存された情報を呼び出す段階。思い出したり、体が自然に動いたりするのもこの働きです。


記憶の種類

  • 感覚記憶:一瞬だけ残る映像や音(まばたきする前に見た残像など)。

  • 短期記憶(ワーキングメモリ):数十秒〜数分の間、頭の中で保持するもの(電話番号を一時的に覚えるなど)。

  • 長期記憶:長い間残るもの。さらに

    • 陳述記憶(言葉で表せる)

    • 非陳述記憶(言葉にしにくい)

      • 手続き記憶:体が覚えている動き(自転車の乗り方など)


ポイント

  • 記憶は「固定されたデータ」ではなく、呼び出すたびに少し書き換わる可変的なものです。

  • だから人によって同じ出来事でも記憶が違ったり、時間とともに記憶が変化したりします。

  

それでは少し突っ込んで、自分の記憶や忘却の意味を考えたいのですが。
 
チャットくん:
なるほど。深いところに踏み込みたいのですね。

「自分の記憶や忘却の意味」を考えるとき、大きく三つの視点があると思います。


1. 記憶=自分を形づくるもの

過去に経験したこと、感じたこと、学んだこと――それらが積み重なって「自分」という存在をつくっています。
だから記憶は「自分の物語」ともいえるんです。

  • 幼い頃の思い出は、いまの価値観や好みに影響を与えている。

  • 失敗や成功の経験は、未来の選択の「軌道修正」になる。


2. 忘却=心の防衛と更新

人間はすべてを覚えておくことはできません。むしろ、忘れるからこそ新しい情報や感情を受け入れられる。

  • 防衛機能:つらい記憶を意識に上げないことで、心の安定を保つ。

  • 整理機能:不要な情報を消すことで、必要なものが浮き彫りになる。

  • 進化のための余白:忘却があるから、今ここに集中できる。


3. 記憶と忘却のバランスが人生を動かす

  • いつまでも忘れられない記憶は、人生の「核」になり、選択を導く。

  • 逆に、忘却によって手放すことで、人は「次の段階」に進める。

ある意味で、記憶は「根」、忘却は「枝を切るはさみ」のようなもの。両方があってこそ、人は成長や変化を続けられるんですね。


こう考えると、「記憶と忘却の意味」を考えることは、結局 自分は何を大切に持ち続け、何を手放していくのか という人生の選択そのものだと言えるかもしれません。

 

 

なるほど、とても哲学的な思考の領域ですね!