にこたろう読書室の日乗

死なないうちは生きている。手のひらは太陽に!

0630 起床 気分快 晴 この映画を見ると、散歩にスナップカメラを持ち歩きたくなります。 「急がない人生で見つけた13のこと」

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ソール・ライターの記録映画(ていうのかな)を観ましたよ。

 

80歳を超えてるソール・ライターに、インタビューしたり近所の散歩に同行したりしたものを再編集して、13章に仕上げたドキュメント映画です。

 

 

 

写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと

 

【CAST】
ソール・ライター、マーギット・アープ他
【日本語字幕】
柴田元幸
【STAFF】
監督/撮影:トーマス・リー
編集:ジョニー・レイナー、ケイト・ベアード、トーマス・リー
音楽:マーク・ラスティマイアー
製作:マーギット・アープ、トーマス・リー
協力:Saul Leiter Foundation

[発売元]テレビマンユニオン

 

ソール・ライターの晩年に密着したドキュメンタリー。
脚光を浴びることが苦手で、イーストビレッジでの静かな暮らしを愛した写真家に、
30代の若き英国人ディレクターがたずねた「急がない人生で見つけた13のこと」とは?

 

写真家なんだからその「写真作品」を観ればいいんだろうけど、なんかソールおじさんの「人となり」がほのぼの、しみじみ良い感じだな。

 

芳醇な、人生の夕暮れ。ほぼ無名だったファッション・カメラマンが、ほぼ引退後に突然「発見」されちゃった。

その戸惑いと照れくささが、可愛いおじいちゃんだ。

 

こんな言葉が印象に残ります。

 

「人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ」

「何も地球の裏側に行かなくても写真は撮れる」

「重要なのは、どこで見たとか、なにを見たとかいうことではなく、どのように見たかということだ」 

私の好きな写真は、何も写ってないように見えて、片隅で何か謎が起きている写真だ」

「私の写真の狙いは、見る人の左耳をくすぐること。すごくそっと」

 

 

この映画を見ると、散歩にスナップカメラを持ち歩きたくなります。

(まあ、スマホカメラはあるけどね)

真似っこをして、こんな感じのやつを撮っちゃうかも。

 

99 永遠のソール・ライター展2020とソールフォトコンテスト2020が開催中!写真テーマ「NeoSaulLeiter」 -  SNSニュース@聴くまとめ - LISTEN

写真テーマ「もしソールライターが渋谷を撮影したら & ネオ東京Ver.」

 

強烈な影響を受けざるを得ませんね。

ソールおじさん、畏るべし。

スタイルがもはやジャンルにまで昇華している。

こんな写真家、初めて。

 

 

ひとつ、細かいことを言いますと、この映画のカメラワーク、やたらとフレームがふわふわ揺れて、目線で話してるソールおじさんの顔の上半分が切れたりします。

 

これ、下手なんじゃなくて、わざとやってますね。

ソール流の、フレームアウトをお洒落にまねしてるんだと思う。

 

写真集観てる人は、意味が分かりますよね?

 

まだ見ぬソール・ライター - Saul Leiter | moom bookshop - 攝影書與雜誌

 

例えばこの右側の写真。

 

写真部の生徒がこれ持ってきたら、「かぶってんじゃねえか! お前ね、赤い服の彼女が左に抜けてからシャッター切れよ!」って言うと思う。僕みたいな凡庸なセンスの顧問なら。そして、自分でもそうしちゃうのね。疑いもなく。

 

そしてソールおじさんの写真集観て、吃驚。

 

おじさん、この前後のショットも当然撮ってるけど、この瞬間を選択するんだなあ。

こっちのほうが良い、って。

 

ソール・ライター Saul Leiter | 青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing, Inc. |青幻舎

 

あと、ちょっと違う話かもだけど、こういう写真に作為(モデルを動かす)があるのかどうかも、気になります。

 

 

DVDに付録として付いてきた絵葉書を、マンハッタンの地図の隣に飾りました。