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「5年間、毎日50分」リングフィットをやり続ける芸人を直撃。「レベル999、数年前に全ボスを倒しきった」のにプレイし続ける理由

芸人に必要な資質とは、なんだろうか。センスか、人脈か、運か、執念か――。いずれにせよ、売れっ子にはなんらかの突出したものが必要であることは間違いないはずだ。 今日話を聞いたのは、大阪を拠点に活動するコンビ・セルライトスパの肥後裕之さん(40歳)だ。 “セルスパ”は、2025年7月の『ダブルインパクト〜漫才&コント 二刀流No.1決定戦〜』(日テレ系)で3位に輝き、その実力をお茶の間に証明。今勢い盛んなコンビであるが、一般視聴者としては、相方の大須賀健剛さんの絵力が印象深いのではないかとも思う。 ところがどっこい、肥後さんの天然の“突出ぶり”こそ、尋常ではないのだ。その一端を、Nintendo Switch用ゲームソフト『リングフィット アドベンチャー』の変態レベルのやりこみようからご照覧あれ。
セルライトスパの肥後裕之さん

セルライトスパの肥後裕之さん

リングフィットをやりすぎてカウンターが止まった

説明するまでもないかもしれないが、『リングフィット アドベンチャー』とは、2019年10月発売の、“あの”ゲームのことである。’20年4月からの緊急事態宣言の度重なる発令もあいまって、大ヒットを記録。直径30cmあまりのリング状のコントローラー「リングコン」を使って、指定された運動メニューをこなすことで、ゲーム内のキャラクターが魔物を倒す、冒険型のゲームだ。 プレイ画面では、これまでの運動記録を確認することができるのだが、プレイ歴5年になる肥後さんの数値はもはや“バグ”級となっている。 「累積の消費カロリーは、もう数年前に99999.99kcalに達し、カンスト(カウンターストップ)しちゃいましたね。敵を倒したりするとレベルも上がっていくんですが、2年くらい前にレベル999まで到達し、こちらもカンストです。なので、数字の変動はないままに、ずっとやっています。任天堂さん、早くアップデートするか2作目を出してください(笑)」

ダイエット目的で始めるが、“意外な変化”も

同作を“極めきった”肥後さんだが、もともとゲーム自体をやりこむことが目的ではなかった。 「コロナが広まって外に出なくなったころ、家の中でできる運動を探していたんです。相方がぽっちゃりした体型(大須賀・164センチ/84キロ)なので、僕まで太るとバランス的によくないなと思って。そんなときに、有名なクイズ作家の古川洋平さんがこのゲームで約50キロ痩せたという情報を見て、『これしかない!』と思って即買いました」 購入後、1日50分(うち、運動時間は約30分)のプレイを始めると、効果はてきめんだったという。 「『太らなければいいや』くらいで始めたんですが、体重は10キロ落ちましたね。でも、筋力が上がったことで、疲れにくくなりました。それと、カラオケが大好きなんですが、以前より2音くらい高いキーが出せるようになったんですよ」
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もはやゲーム性は楽しんでいない
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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