北海道に住むある家族が「村八分にされた」理由。「はさみを持った男が侵入してきた」恐怖体験を激白
男尊女卑が根付く九州地方を揶揄した「さす九(さすが九州)」というワードがSNS上で話題になったことは記憶に新しいですが、閉鎖的な地域性に基づくトラブルは九州に限らず日本全国に存在しています。
札幌市在住のリサさん(仮名・30)は、生まれ育った北海道のとある地域でさまざまな苦労をしました。
北海道というと、自然が美しく食べ物もおいしく、広い土地でおおらかな人間性を想像する人が多いのではないでしょうか。
しかし、「よそ者サゲが激しく、自分たちと少しでも違う存在と分かると冷たく扱ってきた」とリサさんは語ります。
ーー正直、北海道にはネガティブなイメージがあまりないのですが、どんな問題があるのでしょうか。
リサさん:私の父親は白人ルーツの外国人なのですが、家族に外国人がいるというだけで、地域のゴミ捨て場を使わせてもらえませんでした。ゴミ捨て場を管理する自治会に入れてもらうことができなかったんです。
ーー自治会にあえて加入しなかったことで、ゴミ捨て場の利用を制限される話は聞いたことがあります。しかし、リサさんのご家庭の場合は、入りたくても入れなかったのですね。
リサさん:そうです。私たちは他都府県からの移住者でもないですし、自治会に入りたくないわけでもありません。
ゴミ捨て場を使わせてもらえない嫌がらせは、他県にもあるみたいです。ゴミを捨てるには、ゴミ捨て場自体を買うか、車でゴミ処理場まで直接持って行くかの2択しかありません。
でも、北海道の田舎のゴミ処理場はほかの市町村と合同の場合が多く、めちゃくちゃ遠い場所にあるんです。
ーー毎週わざわざ遠出をしなければならないのは、大変ですよね。
リサさん:幸い、私が子どもの頃はそこまでゴミ捨てに関する法律が厳しくなかったので、山のほうに住んでいた親戚が焼却してくれていたと聞いています。
自治会に入れない弊害はほかにもあり、小学生時代に行われた夏休みのラジオ体操でも起こりました。ラジオ体操に毎日参加すると皆勤賞としてお菓子がプレゼントされるのですが、私は皆勤にもかかわらず、もらえませんでした。
ーー大人の事情で子どもにも影響がいくのは、まったく理解ができませんね。
リサさん:庭に置いてあるものを平気で盗む人も、よくいました。私の家には畑があり、家庭菜園でメロンを栽培していました。ちょうど食べ頃になり、母親と「今晩食べようね」と話していたところでした。
中学生の弟を置いて母と出かけ、帰ってくると弟が何かを怖がり震えていたんです。どうしたのか聞くと、私たちが外出した途端はさみを持ったおじさんが庭に侵入し、メロンを持っていったんだそうです。
メロンを持っていかれたのはもちろん残念でしたし、何より怖がっていた弟がかわいそうでした。
ーーそんなに堂々と…メロンって、プチトマトのように熟し加減がぱっと見でわかるものではないと思うのですが…前々から準備しないと、スムーズに盗難できませんよね。
リサさん:おそらく、毎日私たちの庭の様子をよく見ていたのだと思います。
よその庭のメロンが熟したかどうかなんて、遠目からは分からないはずです。普段からよく観察していたんだろうと思うと、気持ち悪いですね…
メロンのほかにも、いろんなものが盗まれました。鉢植えのような小物から、タイヤや物干し竿のような大きなものまで。タイヤに関しては、庭でタイヤ交換をしていたとき、水分補給で数分間目を離した隙に盗られました。
ーーものの数分で、ですか?
リサさん:「あそこの家がタイヤ交換をし始めたぞ」と気づいて、今か今かとタイミングを見計らっていたのでしょうね。このとおり、あの地域では他人の動きをカーテン越しに観察しているんです。
物干し竿なんて、盗られたらすぐ気付くし盗んだこともバレるじゃないですか。なのに、2つ隣の家で平然と使われているのを発見しました。
人のバッグからとったキーホルダーを堂々とつけて歩くような感覚なんでしょうね。罪悪感なんて、みじんも感じられません。

リサさん(仮名・30)
地域の自治会に入れてもらえなかった
家のものを平気で盗んでいく住民

メロンが盗まれた庭
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