「戦術を小手先と言うなら監督の仕事は何?」レオザフットボールが森保ジャパンを斬る。“素人から成り上がる”クラブ経営の舞台裏
森保ジャパンに「戦術」はない? 監督の仕事とは
水野:では、その専門分野であるサッカーについてお聞きします。2026年のワールドカップに向けて予選も突破しましたが、現在の森保ジャパンをどう評価されていますか? 率直に言って、どこまで行けると思いますか?
レオザ:どこまで行けるかは、もう「組み合わせ次第」としか言えませんね。前回のワールドカップがいい例で、ドイツやスペインのように、相手がボールを持ってくれて、なおかつ日本の5-4-1の守備と相性が悪いチームと当たれたのは幸運でした。
でも、コスタリカのように日本側がボールを持たされてしまうと、途端に厳しくなる。今回は日本も強者として見られるでしょうし、相手も油断なく対策してきますから。
水野:なるほど。森保監督の手腕についてはいかがでしょう。足りない要素はあると思われますか?
レオザ:いい点でいえば、森保監督は日本サッカー協会がコントロールしやすく、選手との揉め事も起きにくいことです。広報活動にもしっかり貢献してくれる。これは組織としては非常にやりやすいはずです。
ただ、良くない点で言うと、相手に合わせた戦術の組み立て、チームとしてのオーガナイズが無いというか「薄い」んですよ。これはもうメディアや選手の発言からも明らかになってしまっています。
水野:また手厳しいですね…。
レオザ:森保監督自身が「戦術でサポートするような小手先のことをやると、選手の成長のためにならないからやらなかった」という趣旨の発言をされていますが、僕はあれは言い訳だと思っています。
そもそも戦術を「小手先」と言ってしまったら、監督の仕事って何なんですかという話になりますし、これまで戦術を突き詰めてきた先人たちへのリスペクトもない。そういう哲学を持っている監督だと、それがチームの限界値になってしまうんです。
水野:つまり、今の代表は監督が助けてはくれないから、選手の個の力だけで戦っている状態だと。
レオザ:その通りです。幸い、日本のタレント力は育成年代の頑張りもあって非常に高くなっています。だから監督が選手の邪魔はしないけど、助けてもあげられない。今の代表は、素材そのものの力でどこまで行けるかっていう勝負をしている状態だと思います。
素人から成り上がりJリーグ昇格を目指す。シュワーボ東京の異常な熱狂
水野:一方で、レオザさん自身が監督を務める「シュワーボ東京」の動向も非常に気になります。現在の状況はいかがですか?
レオザ:今はリーグの中断期間に入ったところですね。前半戦は5勝1分けで、全勝とはいきませんでしたが、主力のケガ人が続出する中で、選手たちは本当によく頑張ってくれました。
チーム全体の底上げもできましたし、最低限の結果は残せたと捉えています。僕らのチームと首位のチームが同率なので、後半戦も自分たちに矢印を向けて戦うだけです。
水野:シュワーボ東京は、レオザさんにとってどんな存在意義を持つチームなのでしょうか。
レオザ:僕は人に言うだけでなく、自分で実践するのが好きな人間なんです。監督としてだけでなく、オーナーとしてクラブを強くすることに面白さを感じています。世間で注目されるのは“アイコン”である監督ですが、クラブを本当に強くするのは経営手腕を持つオーナーなんですよ。レアル・マドリードがなぜ強いかといえば、オーナーであるフロレンティーノ・ペレスの経営手腕があるからです。
水野:監督兼オーナーとして、その両方を実践していると。
レオザ:はい。お金集めから練習場の確保、現場での練習指揮、試合の采配まで、全部自分でやっています。僕がやりたいことをやっているだけなんですが、この「素人から成り上がったクラブ」が結果を出し、そのプロセスを見せることで、自然と日本サッカーの強化に繋がると信じています。「Jリーグ昇格」という長期的な目標も変わりません。なるべき時がくれば、自然となっているはずです。
水野:その熱狂はファンにも伝わっているようで、この前の試合ではものすごい数の観客が集まったとか。
レオザ:ありがたいことに、最終戦では400人くらいの方が来てくれました。まだ東京都社会人サッカーリーグの2部でこれは嬉しい想定外です。もともと僕のオンラインサロン「レオザ学園」が、今では完全にシュワーボ東京のサポーターズクラブのようになっているんです。今後は練習場やクラブハウス、さらにはスタジアムを自治体と協力して作っていくプロジェクトも動き出しています。
1973年生まれ。作家、出版プロデューサー、経営コンサルタント、富裕層専門コンサルタント。ベンチャー起業家、経営コンサルタントとして数多くのベンチャー企業経営に関わりながら、世界中の成功本やビジネス書を読破。近年は富裕層の思考法やライフスタイル、成功法則を広めるべく執筆活動をしている。現在は自ら立ち上げた出版社2社や文化人タレントプロダクション、飲食業のオーナー業の傍ら、執筆やコンサルティング、出版プロデュース業を営んでいる。国内外問わず富裕層の実態に詳しく、富裕層を相手に単にビジネスにとどまらない、個人の真に豊かな人生をみすえたコンサルティング・プロデュースには定評がある。
著書はシリーズ10万部突破のベストセラーとなった『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社)など27冊、累計40万部を突破。最新刊に『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?~あなたを超一流にする40の絶対ルール~』(サンライズパブリッシング)がある。
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