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「もう限界でした」物価高騰に苦しむお好み焼き屋が「キャベツの代わりに入れたもの」に仰天

 世の中、物価の高騰が止まりません。生活必需品から食料品まで、あらゆる製品の値上げラッシュが続き、われわれの生活を圧迫しています。  今回は、そんな状況下で窮地に立たされていたお好み焼き屋の店主の起死回生エピソードです。
地元で大人気のお好み焼き屋

※画像はイメージです。以下同

地元で大人気のお好み焼き屋

 とある大阪の私鉄沿線の駅前でお好み焼き屋「じゅうじゅう(仮名)」というお店を営んでいる飯田さん(仮名・47歳)。父親の代を引き継いだ2代目です。庶民的なこの駅には、若いサラリーマンや学生が多く乗降し、他のお店より安めな価格設定も相まって4つのテーブルはいつも満席だと言います。 「うちは、創業当時から少しでも多くのお客さんに味わってもらおうと、周辺のお店より安い値段でお好み焼きを提供しています。だから、決して儲かる仕事ではないのですが、『おっちゃん、おいしかった!』という声に助けられていますね」  ただ、昨今の原材料価格高騰の煽りを受け、飯田さんの経営も悪化の一途をたどっています。 「私は昔からザル勘定で、細かな売り上げ管理などはしていなかったのですが、最近は光熱費や材料費を支払った後は、利益どころか月によってはマイナスになってしまい、少ない貯金を切り崩して補填するという悪循環が続いているんです。それほど売り上げは落ちていないのですが、常に店を開けて売り上げを上げないと、致命的な状況に陥っています」  最近では米の価格も信じられないくらい上昇し、若い人に人気の「ごはんおかわり無料」も、そろそろ限界に近づいているとのことです。

閉業覚悟で考えた妙案

 定休日の日に、久々に帳簿とにらめっこしたという飯田さん。数字が物語った深刻さは、想像をはるかに超えていたそうです。 「見て見ぬふりをしていたのかもしれません。日々の売り上げと貯金額を改めて確認したのですが、このままだと今月中に材料の仕入れもできなくなることが分かったのです。ここまで深刻だったとは思いませんでした。お好み焼きには自信がありますけど、経営者としては全くの素人ですね。あきれるばかりです」  亡き父親の仏壇に向かって現状の報告をしていた飯田さんですが、もう背に腹は変えられないところまで来ていることをはっきりと自覚したといいます。 「決心がつきました。仏壇に向かって決意した妙案を実行する時がきました。これでダメなら潔く閉店するつもりです」  その妙案とは、徹底的なコストカットです。キャベツの代わりに白菜、さらに、知り合いの農家から分けてもらった余った野菜や古古米を使用し、小麦粉も知り合いの問屋から分けてもらった消費期限が近い格安品に替えるとのことです。
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想定外の事態にビックリ
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愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

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