ひどい空き家

キンモクセイの香りが華やかなこのごろ。香りがただよってくると「木はどこ?」と思わず探してしまう。

しかし、キンモクセイって生垣みたいなのをよく見るが、こんな高い木になっているのもあるのだ。これなんかざっと10mくらいある。

 

 

ところで、滅多に歩かない方面を散歩していたときのこと(←新たなものの発見のため、こういう散歩をしばしばする)、こんなひどい空き家を見つけた。お化け屋敷というか、お化けだって住みたくないんじゃないか。

 

もっとよく見て、さらにびっくりしたのだが、この金属の柵の上のコンクリートの上に、「●●歯科」というプレートが刻まれていたのである。ひえ~~っ、ここはもともと歯医者さんだった!

 

 

歯医者さんだったら、相続人くらいいそうだし、いないとしても、資産の処理はいい加減にはしない種類の人だと思っていたけれど、このひどさ。

しかし、取り壊しになっていないということは、つまり誰かが固定資産税を払っている、ということだ。少しでも税金を滞納したら、税務署がとびかかってくるからな。

「空き家対策特別措置法」によれば、このように雑草ボウボウに放置しておくような空き家は、市町村長が、持ち主に対し、雑草を取る等命ずることができ、どうしても何もしないときは、市町村長が清掃、撤去等して、その費用を持ち主に請求することができるようになったそうだが、そんな面倒で手間のかかること、よっぽどでないと、誰もしないだろう。裁判等にでもなったらもっと面倒だし。

 

問題の根源は、民法上「所有権」が強すぎることだ。物権の中でも最強の物権が「所有権」で、これは、モノを自由に使用・収益・処分できる権利だが、逆に言うと誰からも自己のモノを自由に使用・収益・処分されない権利である。このせいで、ゴミ屋敷があふれているわけだが、こういう迷惑物件に関しては、所有権にある程度の例外を設けないと、まずいと思う。