デンソーが独自SoCを台湾大手半導体と共同開発する狙い
デンソーは台湾の大手半導体設計メーカーのメディアテックと、車載用システム・オン・チップ(SoC)の共同開発契約を結んだ。デンソーが持つ車載システムの設計力と、メディアテックの半導体設計に関する知見を組み合わせることで、デンソー向けの「オリジナルSoC」を実現する。両社で開発したSoCは車の安全装備や運転支援、通信などの機能をまとめて制御する「統合モビリティーコンピューター」向けに利用する。
SoCはコンピューターの要素を半導体チップ上に集約したもの。自動運転など車の知能化に欠かせない技術で、複雑な演算処理を実行できる。デンソーは独自にSoCの開発を進めているが、メディアテックと連携することで技術の高度化や早期実装を目指す。
具体的にデンソーでは、多様な運転シーンに応じたシステムの理想的な動きを考慮しながら、車載用SoCに求められる機能や要求仕様を決定し、SoCの基本設計を行う。一方、メディアテックはこれまでのSoCの開発実績を生かし、詳細設計や検証などを担当する。
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日刊工業新聞 2026年1月9日