厚いグラスはビールを甘く感じさせる...中央大・サッポロビール、共同研究が発見した新視点
ビールを飲む機会が増える年末年始。中央大学文学部の有賀敦紀教授らはグラス選びに新しい視点を与える発見をした。サッポロビールとの共同研究で、飲み口が厚いグラスでビールを飲むと甘く、薄いグラスで飲むと苦く感じられる傾向を明らかにした。
飲み口の厚さが3ミリメートルのグラスと同1ミリメートルのグラスに同じ種類のビールを注ぎ、日常的にビールを飲む48人が飲み比べた。視覚が影響しないように、目隠しをして実験した。より甘味を強く感じたビールとより苦みを強く感じたビールを選んだ結果、甘味の強いビールとして厚いグラスを選んだ人は63・5%、苦みの強いビールとして薄いグラスを選んだ人は54・2%だった。
緑茶を用いた先行研究でも、厚いグラスで甘味を強く感じる人が多く、唇で感じる触覚の影響について一定の普遍性が確認された。この知見は、料理や季節などに合わせたグラス選びのほか、糖質摂取を制限している人の満足度向上などに生かせる可能性がある。
日刊工業新聞 2025年12月19日