トヨタ、米国に追加投資1.5兆円…「当社の歴史における大きな節目」
トヨタ自動車は2030年までの5年間で、米国事業として最大100億ドル(約1兆5000億円)を追加投資する。第2次トランプ政権発足以降、トヨタは米国での継続的な投資を表明していたが、具体的な額を明らかにするのは初めて。ハイブリッド車(HV)をはじめとした電動車の生産強化などに充てるとみられる。
トヨタは米国で最大100億ドルを追加投資することで、1957年の米国進出以来、総投資額は約600億ドルに上る。
12日(現地時間)、米ノースカロライナ州に新設した電池工場「トヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナ(TBMNC)」の開所式に合わせて公表した。小川哲男トヨタ北米社長兼最高経営責任者(CEO)は「トヨタ初となる米国電池工場の生産開始と、米国内で最大100億ドルの追加投資を決定したことは、当社の歴史における大きな節目」と述べた。
TBMNCは海外初の電池製造会社として21年11月に設立。これまでの投資額は約140億ドル。最大で5100人の人材を採用する。TBMNCを含めトヨタは米国で11の製造工場を運営し、約5万人の従業員を雇用する。これまでの自動車の生産台数は3500万台以上。
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日刊工業新聞 2025年11月14日