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東大が開発、ミスミ通販で部品調達できる「4脚ロボット」の利点

東京大学の河原塚健人講師と井上信多郎大学院生、岡田慧教授らは、ミスミで買える金属部品で作る4脚ロボット「MEVIUS」を開発した。板金部品で機体を構築するため3Dプリンター製の樹脂部品で作るよりも頑丈になる。壊れたパーツはEC(電子商取引)で購入できるため保守が楽になり、部品の在庫量を抑えられる。

ミスミの電子カタログサービスとの機械部品調達サービス「meviy」で買える部品で4脚ロボを構築する。最小限の部品構成となるよう設計し、胴体や脚など全部で10種類の部品で構成できた。

設計段階では構成部品を8種類まで抑えられたが、コスト面から10―12種の構成が最適と判断した。各脚にサーボモーターを三つ配置し、全体で12個のモーターが必要になる。金属溶接部品で作るため樹脂製よりも頑丈になる。金属部品は約50万円。サーボモーターは一つ7万円で、制御機器を含めると全体では180万円ほどになる。部品の設計情報は公開した。注文して作って検証できる。

シミュレーションで凸凹道の歩き方を強化学習して実機に実装した。階段や石畳などを歩けた。転倒したり、落下したりしても壊れなかった。量産品の4脚ロボよりは高価になるが、改造や保守が簡便なため研究に向く。

日刊工業新聞 2025年7月4日

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