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集中しやすさ27%向上…パナソニック、音・照明などでオフィスの創造性高める技術

パナソニックホールディングス(HD)は、ユーザーの快適性や作業効率を高める空間(写真)の構築技術を報道陣に公開した。心拍や呼吸などから人の心身状態を定量的に測るセンシング技術と、事業活動で長年蓄積した音響、映像、照明技術を組み合わせた技術。オフィスや自動車内に展開すれば、ユーザーの疲労回復や仕事の質・効率向上に役立つとして、事業化に向けて開発を進めている。

オフィス向けは時間帯などに応じ、虫や鳥の鳴き声を流したり、照明の色や空調を調整したりすることで、現場の人間の集中度合いやモチベーション、創造性を高める。社内の実証では自然音を流すことで集中しやすさが27%向上したという。

自動車向けでは、後部座席前に透過式モニターを設置するなどして、時間に応じて最適な映像や音、香りを届ける空間を構築。後部座席に座るユーザーのリラックス状態から覚醒状態までの緩やかな移行を促し、ユーザーは移動中にリフレッシュできるという。パナソニックオートモーティブシステムズなどと連携しながら実証中。早ければ2026年にも事業化を目指す。

パナソニックHDは多様な技術や製品、商流を生かし、それぞれを組み合わせ、水平展開するソリューション提案に注力している。


【関連技術】 パナソニックも注目する元白熱電球メーカーの変身ぶり
日刊工業新聞 2025年06月11日

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