炭素事業は黒字転換…三菱ケミカルGの通期見通し、当期益3.2倍の背景
三菱ケミカルグループは13日、2026年3月期連結業績予想(国際会計基準)の当期利益が前期比3・2倍の1450億円となる見通しを発表した。製薬子会社の売却益を計上するほか、各種価格政策や構造改革効果が寄与する。
課題の炭素事業はコア営業損益予想(非経常的な損益を除いた営業損益)が前期の275億円の赤字から10億円の黒字に転換する見通し。コークスの販売ポートフォリオ見直しや在庫評価損の縮小、生産能力削減が奏功する。
石油化学など「マテリアルズ&ポリマーズ」事業のコア営業利益は同27・4%減の90億円に落ち込む。ポリオレフィンの販売増はあるが、原料などの在庫評価損やインフレ影響が利益を押し下げる。
また、田辺三菱製薬の売却で得られる約5100億円の資金を生かし、今後1年かけて500億円の自己株式取得も同日発表した。
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日刊工業新聞 2025年05月14日