江頭2:50が『オールスター感謝祭』で大暴走、永野芽郁を追い回して物議 責任の所在は誰にある?

3月29日放送の特番『オールスター感謝祭’25春』(TBS系)に出演した、お笑い芸人の江頭2:50。ただ、登場してすぐに大暴走したことが物議を醸している。
江頭2:50は「コンプライアンス、ぶっつぶす」と宣言。まずスピードワゴンの井戸田潤に襲い掛かり、そのあとはアンミカに目線を向けて身体の一部に触れたいとにじり寄った。アンミカに対する発言がすでにアウトだと思えるが、ここまではまだ周囲も笑って受け流す雰囲気があった。
周囲の制止を振り切って永野芽郁を追い回した、江頭2:50
ところが、永野芽郁を標的にしたところで雲行きが怪しくなった。江頭2:50は「永野、俺の女になれ」と永野芽郁に向かって駆け出し、周囲の制止も振り切って追いかけた。永野芽郁は逃げ回ったのち、なんとか自分の席に戻ることができたが、手で顔を覆い隠して表情がカメラに映らないようにした。その様子は、怖さのあまり思わず泣いてしまったように感じられた。
それでも江頭2:50はその間も永野芽郁を見つめながら舌なめずり。番組はたまらず一旦、CMへ。CMが明けて、永野芽郁が本来座っていたところにはヒコロヒーが“代理”で着席。永野芽郁の姿は見当たらず、また大勢の番組出演者たちの表情にも緊張感が走っているように見えた。
江頭2:50はCMの間、司会の今田耕司と一緒に「水中に潜りながら350mlのコーラを飲み切れるか」などのチャレンジを行う場所へ移動。チャレンジがスタートした頃には永野芽郁も復帰してワイプの中から声援を送ったが、江頭2:50があらためて永野芽郁にエールを求めると、ディレクターから「バツ」が出たとされた。
江頭2:50の暴走に対し、SNSでは「放送事故」「永野芽郁がかわいそう」などの投稿が続出するなど荒れ模様に。当然、江頭2:50への非難も相次いだ。江頭2:50の出番終了後も番組は40分ほど続いたが、どこか後味が悪いものになった。
江頭2:50を出せば荒れることは、誰もが分かっている
江頭2:50は1997年、バラエティ番組の企画でトルコを訪問し、現地の伝統スポーツの前座に出演した際、全裸パフォーマンスを披露して逮捕。それが国際問題として深刻に報道された経験を持つ。それでも江頭2:50の破天荒な笑いは当時、テレビ番組で頻繁に見ることができた。
ただテレビのコンプライアンス重視が進む中で、江頭2:50のそういった「暴走芸」は時代の考え方と合わなくなり、地上波の番組で見かけることはほとんどなくなった。しかし近年、YouTubeチャンネルが好評を集めているほか、災害が起きた際の支援活動も知られるなどし、江頭2:50の印象は少しずつ変化していった。
それでも「テレビの中の江頭2:50」と言えば、やはり今回のような「暴走芸」である。共演者に怯えられ、視聴者には不快感を与える。江頭2:50がテレビに出ればそのように振る舞うのは、誰もが分かっていること。
今回の江頭2:50の「暴走芸」は、セクハラや相手の気持ちが考えられない身勝手な行為に見えた
今回の永野芽郁に対する江頭2:50の行為は明らかにセクハラであり、また人の尊厳や心を傷つける恐れがあるものとしても捉えられる。なにより、相手の気持ちが考えられない身勝手な行為ではなかったか。実際、永野芽郁が追いかけられた後、自分の顔を手で隠し続けてカメラに映らないようにしたのは、ショックを受けたからだろう。
これらの展開が、打ち合わせなどがあっての「寸劇」であれば、まだ割り切れる部分もあるかもしれない(もちろんそれが不快感を与えるかどうかは別の話だ)。しかしそうではないのであれば、「バラエティのノリ」としてはやり過ぎ感が否めなく、問題視するべきだろう。
一方、これは決して擁護でもなんでもないが、江頭2:50からしてみれば「自分が番組に呼ばれた理由」を考えて、そのように動いたまで。いつも通りの自分の仕事をやったと言える。
つまり、時代の空気を読まずに暴走した江頭2:50以上に、彼が変わらずずっとそういった芸風であることが分かっていながら出演をオファーし、結局はコントロールできなかった番組側により重い責任を問うべきだと感じられた。だからこそ江頭2:50が、チャレンジ中に永野芽郁からエールをもらいたいとしたとき、芸風を分かって出演依頼した番組関係者側が堂々と「バツ」を出したことには、当然の判断とは言え、妙な気持ち悪さを覚えた。
バラエティ番組ですべての「暴走芸」を取り締まるようなことにはなってほしくない。そうならないためにも、今回の『オールスター感謝祭’25春』の件は笑ってすませてはいけないのではないか。番組側は、江頭2:50への出演依頼の経緯や彼に求めたことを検証し、その責任の所在についてはっきりとさせる必要があるように思える。





