9分以上の歌唱者も出た2025年紅白歌合戦 NHKがもっとも大事にしたのはどの歌手だったのか

前年より出場者が8組多い
2025年の紅白歌合戦は、出場が50組と多かった。
2024年は42組だったから、8組増えている。
しかも、前半(7時20分開始)の冒頭と、後半(9時開始)の冒頭にそれぞれ複数歌手によるメドレー歌唱があった。(後半は『あんぱん』の寸劇付き)
放送時間は変わらないのに歌手が増えている。
前半95分で25組で後半165分も25組
50組の歌手はきちんと前半で25組、後半でも25組が出る。
前半は7時20分から8時55分まで1時間35分(95分)、後半9時から11時45分までの2時間45分(165分)なので長さが全然、違う。95対165。
だから前半の出場者の歌唱は短くなる。
これが2025年は徹底されていた。
早く進行しようと躍起になっている司会者
司会の綾瀬はるかと今田美桜は、とにかく早く進行しようということで躍起になっているように見えた。
有吉も、アドリブをほぼ出さず、AKBのレジェンドチームに少し毒を吐いたくらい、だけだった。
相当の覚悟をもって時間を削っているように見えた。
まあ、そういう時代なのだろう。
前半に3分以上歌わせてもらった福山、堺、坂本
巻きに巻いていた「前半25組」のうち3分以上歌わせてもらったのは4組だけである。
4分26秒 福山雅治 feat.稲葉浩志
3分31秒 Vaundy
3分18秒 堺正章
3分08秒 坂本冬美
福山雅治と稲葉浩志のコラボはかなりスペシャル感があった。
Vaundyは前半の最終歌唱者。
堺正章は如意棒を落としたから長かったわけではなくて複数曲を歌ったからである。
坂本冬美もまた、M!LKの踊りとのコラボであった。
※歌唱時間については前奏・後奏を含み、音が止み終わったあとも動きが続いていれば入れるのを原則としている。開始と終了タイミングは見方によって判断が違うので、あくまで個人計測として数字を見てもらいたい。計測しようによっては1秒ほどのズレが出る。
横文字の場合は歌唱が短くなる傾向
前半(7時台と8時台)は歌唱1分台が3組いて、あとほとんどが2分台であった。
なかでも短かった歌手を並べるとこうなる。
1分29秒 CANDY TUNE
1分30秒 FRUITS ZIPPER
1分59秒 M!LK
2分00秒 新浜レオン
2分06秒 ILLIT
2分06秒 King & Prince
2分08秒 BE:FIRST
2分08秒 &TEAM
早い時間に歌っていた人が多い。
また新浜レオンをのぞいて、みな横文字の名前ばかりで、漢字が入っているほうが長く歌わせてもらっている。まあ、年齢の違いなのだろうけど、歌手名の漢字割合はいろんなことを象徴しているようでもある。
パフォーマンス時間がもっとも長い歌手
50組が出場していた2025年の紅白歌合戦で、パフォーマンス時間が(テレビを占領していた時間が)もっとも長かったのは誰か。
それは矢沢永吉だ。
映像の出演だけで終わるのかとおっもたら、とつぜんNHKホールに現れて、ライブで歌った。
サプライズ演出だからだろう、パフォーマンス時間が長かった。
最初の歌唱から測ると歌い終わるまで9分29秒。50組中、圧倒的に長かった。
(ただし、いったん終わったと見せかけていたので、審査員の三浦知良のコメントと司会進行もはさんでの時間である)。
「紅白歌合戦、出させてくれて、ありがとうございます」
2025年の紅白ではあきらかに矢沢永吉が特別扱いであった。
マイクパフォーマンスも見せてステージは圧倒的迫力であった。
審査員もみな立って見ていた(立たされていたとも言えるが)
「紅白歌合戦、出させてくれて、ありがとうございます」という最後のセリフもすごくよかった。
5分以上の歌唱にMISIA、back number、福山雅治、RADWIMPS
5分以上の歌唱は以下の5人である。
NHKが2025年に特別扱いをしている歌手だと言えるだろう。
9分29秒 矢沢永吉
5分46秒 MISIA(紅組の最終歌唱者)
5分29秒 back number
5分09秒 福山雅治
5分07秒 RADWIMPS
4分以上には久保田利伸、松任谷由実、星野源ら
全体で4分以上歌ったのは9組で、そのうち「福山雅治 feat.稲葉浩志」だけが前半出場で、のこりはみな後半に出た歌手ばかりである。
それがこの8組。
4分51秒 久保田利伸
4分47秒 松任谷由実
4分31秒 星野源
4分26秒 サカナクション
4分24秒 SixTONES
4分24秒 Mrs. GREEN APPLE(白組最終歌唱者)
4分16秒 玉置浩二
4分06秒 米津玄師
このへんが特別扱いである。漢字が多い。
最後の最後の松田聖子の歌唱はたったの3分40秒
また、2025年は最後の歌唱者たちにそんなに長く歌ってもらっていない。
紅組ラストのMISIAは長かったが、さらにそのあとに歌ったMrs. GREEN APPLEは4分24秒、最後の最後の松田聖子は3分40秒であった。
あっさりエンディングに向かった。
それが50組体制の2025年紅白の特徴でもあった。
福山雅治は2度歌った
2025年の紅白歌合戦で、NHKがもっとも特別扱いしたのは、9分パフォーマンスの矢沢永吉である。
ただ、福山雅治は2度、歌っている。
前半に(8時30分すぎに)稲葉浩志とコラボで歌い(そのときは4分26秒)、後半の大詰めで(11時をすぎたときに)長崎出身なので、とソロで歌っていた。(こちらは5分09秒)
足すと、9分30秒を超えて、矢沢永吉より長い。
もっとも大切にされていたのは福山雅治
何かしらの配慮があったのか、よくわからないが、とにかく2025年は「福山雅治たっぷり」の紅白であった。
来年以降も同じなのか、違ってくるのかわからないが、2025年はもっとも大切にしてもらった歌手だったと言えるだろう。
そして、2分パフォーマンスのいろんな歌手がたくさん出る紅白を初めて見たが、これはとてもいいとおもった。
短くても迫力ある歌唱がたくさん聞けて、心残る紅白歌合戦であった。





