今日は、太極拳フェスティバルの練習があって参加した。当日は15人で演武するのだが、今日の参加者は10人だった。総合太極拳の一部を割愛した套路を、4分弱の音楽に合わせて表演するのだ。
今日の練習のポイントは、
①全員の動く速さを合わせる。
まずは、起勢で左足を開くタイミング・収勢で左足を寄せるタイミングをあわせる。
次には、曲調が変わる時に、どの套路をやっているか確認して、全体のペースを知る。
②前後左右の列がずれない様に合わせる。
まずは、全員が歩幅を意識して、前後左右の移動に大小がない様にする。
次には、収脚→上歩、弓歩→跟歩、独立→上歩、転身→上歩の時、横幅の調整をする。
といった内容だった。
今回の練習で「上手な人の動きには、ためと丸みがある」と感じた事は、大きな成果であった。それは、起勢でも、野馬分鬃でも、他のすべての動作でも感じた事だった。
起勢で上げた腕をおろす時の動作や、野馬分鬃の定式から后坐する時の動作では、ほんの一瞬、人によって微妙な違いが生じる。その違いは「ためと丸み」の差だと思う。
それが如実に表れるのは手の動きだろう。下手な人は、手をおろす/手が後退するタイミングが早いし、指先は行きかえり同じ経路を辿っている。
上手な人は、定式の後、手の中の気の流れが、前進から後退に変わったのを確認してから、手をおろす/手が後退する と言ったタイミングになる。そして指先は、身体の動きの後で、行きとかえりの経路には「丸み」が作られて戻ってくる。
上手な人の動きには、ためと丸みがある と感じた一日だった。
上手な人の動作に「ため」があると感じるのは、「緩めて」「繋いで」をきっちりとやっている為だろう。結節点でエネルギーを蓄える”合”の時間と、”合”から”開”へと気の流れる方向を変化させる時間を取っている為だと思う。
上手な人の動作に「丸み」があると感じるのは、「緩めて」「繋いで」がされた後に、身体が先行して「拡がり」、手はそれに従う様に後から「拡がる」為、身体と手の間にクッションがある様な感じになる。これが「丸み」だと思う。