「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。現在も癌細胞の塊を左肺に持っていると考えています。

「超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 」を読んだ④

Amazon.co.jp: 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! eBook : 山崎元, 大橋弘祐: 本

2023年12月発行の本。

名著なので、延長して借りている。

 

p31~34

大橋

でも、先生。日本国債って日本の借金なんですよね。そんなの買って大丈夫でしょうか?

 

山崎

どうして、そんなふうに思うの?

 

大橋

だってほら。よく見かけるじゃないですか。日本は借金が1000兆円以上あって、先進国では世界最悪の財政状態だってニュースで言っていますよ。本当に大丈夫なんですか!?

 

山崎

大丈夫だね。たとえば一時破綻しそうになったギリシャのような国とは状況は違う。

 

大橋

どう違うんですか?

 

山崎

日本国債の買い手ってほとんどが日本国民だから、もし日本が国債の借金を返せなくなったら、お金をたくさん刷って、国民に返せば良い。でも、ギリシャの場合は他の国からお金借りてたし、使っているお金がユーロだから、お札刷って返すってことができなかったんで、ピンチになった。

 

大橋

そんなことして、大丈夫なんですか?

 

山崎

まあ、やりすぎたらかなりのインフレになるだろうね。でも、そもそも日本ってそんなに悲観するほど危険じゃない。借金ばかり取りあげられるけど、海外には日本が持っている資産がたくさんある。リーマンショックで世界の金融市場が混乱したとき、世界の投資家たちが安全資産として買ったのが「円」だった。日本は他の国と比べて相対的に安定しているの。

もちろん日本国債が絶対に安全だとは言えないけど「日本経済が破綻するのはかなり先」だと考えといていい。財政赤字に大騒ぎするのは、増税できたらそれが手柄になる財務官僚が政治家やマスコミを焚きつけているからだね。

 

大橋

そうなんですか・・・。

 

山崎

みんな「国がなくなる」っていうニュースが好きなの。だから中国と戦争になるとか、日本経済が破綻するとか、危機を煽る人たちがいて、「日本崩壊」「金融破綻」なんて言葉がテレビやネットニュースなんかに出る。そうすると、今度は金融業界の人たちが、日本円を持っているのは危険だからと、手数料が高い金融商品を勧めてくる。それで、君みたいに心配性なド素人は、言われるがままに買ってしまって損をする。でも、そんなの壺と一緒だから。

 

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大橋

壺、ですか・・・。

 

山崎

そう、壺。「あなたには悪い霊が憑いています。だからこの壺を買ったほうがいいです」って売りつけてくるあれと一緒。心配させといて高いもの売りつけるのは商売の常套手段だから気をつけて。

 

大橋

は、はい・・・。

 

p275

読者のお役に立てたら、これ以上に嬉しいことはありません。

 

2023年10月吉日

山崎元

(引用はここまで)

 

私のコメント

山崎元 - Wikipedia

山崎元さんは、2024年1月1日に亡くなっている。

死因は食道癌だと思う。

この本を書いた時点で死を悟っていたと思う。

かなり際どいことを書いているが、これらは全て真実だと思う。