足の薬指の骨にヒビが入った話。
現在進行形です。特にオチはありません。
それは2026が明けたばかりの一月八日。
まだご近所の人にあったら、
「まあ、ホホ。あけましておめでとう御座います。今年も宜しく。」
と挨拶をする頃である。
その日風が強かった。夕方急いで洗濯物を取り込んだ。
私は坐骨神経痛持ちである。十月から整体に通っている。
ちょっと足を引っ掛けた。ベランダから中に入る時に敷居に。
ぐじゃ。
卵が潰れるような音がした。
「痛いっ。」
おそるおそる靴下を捲る。何もない?血も出てない。
ふうっ。すぐおさまるかな。あの嫌な音は気のせいだよね?
だがしかし。
それから1時間程経つと靴下と足が擦れて痛い。
えっ。青くなってるじゃないか。
右足の薬指。その指だけ間違いなく変色している。
最初はどこの指をぶつけたかわからなかったが、
「ここだよ。」
と全力で主張しているのだ。
私は小学校の時、左手の腕の骨を2本いっぺんに折った経験がある。
骨折すると青くなるのは経験済みだ。
それにズキズキすることも。
そこまでは傷まない?ぶつけただけの内出血か?
と、とりあえずサロン○スを貼ろう、そうしよう。
小さくて足の指に巻けるやつね。
使いかけのが…あったあった。
使用期限は2022。とっくに切れているではないか!
とりあえず接着力も低下し、独特のフレーバーも薄くなったものを巻こうとする。
「うわあああっ!痛いいいい!」
ものすごい悲鳴が出た。右足の薬指に巻こうとしたら
ズキリリ!
めちゃくちゃ痛かった!
「ピッ??!」
大人気ない私の悲鳴にオカメインコのピーちゃん(仮名)も驚いている。
「だっていたかったんだよ!ピーちゃん!」
オカメインコに語りかける私。
今日夫は仕事に行っていて不在なのである。
とりあえず端っこが変色しているサロン○スを層状にはる。靴下をはいて固定ときたもんだ。
夫に帰宅中に新しいサ○ンパスを買ってきてもらうようにLINEして頼む。
ふうっ。これで良かろう。
とりあえず、つま先をぶつけ無いようにしなければ。
さっき廊下に置いてあるコストコバッグ(今度車に乗せるため置いておいた)にうっかりぶつかって
「痛っ!」
となったのである。
夕飯も買ってきてもらうようにLINEに付け加える。
痛みどめを飲んで横になる。安静大事。
あーあ、これ。多分ヒビ入ってるわ。
今までの人生の経験上そんな気がする。
子供がコンクリートの上で転ぼうとしたとき、咄嗟に子供の頭とコンクリートの間に手を差し込んだ。
その時、子供は大丈夫だったが私の親指の骨にヒビが入ったことがある。
その記憶が読み上がった。30年は前のことだ。
さっきまで忘れていたよ。
小学校のことはずっと覚えているのにね。昔のことの方が良く覚えてると言うやつだろう。
とりあえずぐぐる。
足の指の骨 ヒビで。
するとですね。
折れやすい場所一覧。
わあ。ばっちり薬指が入っているじゃないか。
しかも。
青くなったり紫色になったらヒビが入ったり折れている可能性が大です。
受診しましょう!
と怖いことが書いてある。どこの整形外科のホムペをググっても書いてある。
あーあ。やっぱりレントゲン撮らなきゃなあ。
折れてなかったらこっちのものだ!
いつもの整体は本当に整体だけのところなので、レントゲンはない。接骨院でもないんだ。
じゃあ整形外科か。整形外科にいかなきゃ。
のそのそと救急箱を探る。おや、隣の駅の整形外科の診察券が出てきた。
いつ行ったかな?平成15年。へえ…かなり前だね。
かすかな記憶をたどる。
アレか!八景島で階段から足を踏み外して捻挫したやつか?
人間と言うものはアドレナリンが出るから、怪我してすぐは割と動けるのだ。だから速攻で帰宅した。その後痛くなった。
(今回もそうだ。最初は大丈夫!と、思った。)
閑話休題。
明日とりあえず朝1番で行こう。レントゲン撮ってもらおう。そうしよう。
古い診察券を財布にいれ、マイナンバーカードと一緒にしまう。
夫が帰宅した。
早速、新しいサロ○パスに替える。
わあ。ドス黒い紫。
やっぱり骨までいってるな。
頭を抱えた私だった。
次の日の朝。
夫が仕事の合間を縫って病院に送ってくれた。ありがとう。
八時半からの受付開始。今日は「ばけばけ」が見れないな。
受付時間の前にはついたが外には八人待っていた。
建物内の廊下のソファに腰を下ろす。
歩けるけど右足は引きずっている。手すりに捕まるのは必須である。
受付開始だ。
中はそこそこ広い。ディスプレイが変わった。リハビリ室が広い。
もう十何年経ってりゃねえ。
「お久しぶりなのでこちらにご記入を。」
そうなるよね。
問診票を書く。そして診察券も。
「古いから作り直しますね。回収します。」
ですねえ。
待ち時間ひたすらぼーっとする。
スマホをいじる気になれない。痛いのもあるし。
いつも整体なんかの待ち時間は、なろうの投稿作品の続きを書いたりしていた。
でも、今回は無理。
今書いてる「ブルーウォーター公国物語」だって「寿ぎの魔女は途方にくれる」だって、
(さりげないCM)
おちゃらけな作風であるが一応伏線とかもあるんです。
だがしかし。
頭が働かないよ、今は書けないね。
おっ、やっと呼ばれた。40分は待ったかな。
巻けずに上を覆ってるサロ○パスを取る。
「ああ、腫れてるね。色変わってる。レントゲン撮りましょう!」
お願いします!
また待合室で待つ。靴下は脱いだままでのスタンバイだ。
呼ばれてレントゲン室に入り台の上に座る。
「ここに足を置いてもらいますが、先生が来るまで楽にしててください。足伸ばしていていいですからね。」
……看護師さん。坐骨神経痛で伸ばすとかえって痛いんですよ。
横に貼られている撮影の例の写真が古くてなんか怖い。それを眺めてしばらく待つ。
やっと撮影だ。
先生の指示で板に足を置いたり、横向きに置いたりする。
結果までまた待合室に。
もう靴下履いていいかな。寒いんだよね。
履いたら速攻呼ばれた。
靴下を取る。
レントゲンの画像が二枚見える。
「こっち、上から撮ったやつ。折れてるようには見えないね。」
えっ!良かった!
「……だけどね。この横から撮ったやつ見て?
まっすぐじゃないね、曲がってるのわかる。」
「はい。」
「ヒビ入ってますね。」
…はい。だから横にサロン○スを巻こうとした時地獄の苦しみが襲ったのね。
「とにかく安静にして。骨折じゃないから、ギブスはいらない。
多分…この程度なら手術も要らないでしょ。」
えっ、思ったより怖いこと言ってない?
「安静ですか。」
「そう。安静。テープでね、隣の指を添木代わりにこうやって2本巻く。」
「はい。」
巻いてもらう。
「このテープありますか?」
「いいえ?」
スポーツをしない一般家庭にテーピング用のテープはあまり無いと思う。
「保険きかないけど。」
「はい、じゃあ下の薬局で買います。」
何しろ痛み止めは出ているのだ。
「そうね、三週間ぐらいはかかる。ヒビが広がることもある。今月末にもう一度レントゲン撮りにきて。」
ヒビが広がる?怖いこと言われた。
「三週間ですか。あのきつめの靴とかパンプスは履いたりとかは…」
「それは駄目。締め付けないで。」
「身内の結婚式が二月の最初にありまして。」
「ギリギリだね。」
「立ったり歩いたり、整体とかは…」
「うーん、歩くのはいいです(筋力が落ちるといけない)
とにかく安静に。
整体はつま先に触らないように。」
思いっきりつま先掴んで足首回されてますがな。
さくさくと診察は終わった、
下の薬局に行く。
「久しぶりなのでアンケートを、後はマイナンバーカードありますか?」
「ハイ。」
マイナンバーカードの機械って縦向き?横向き?色々あるよね。紛らわしい。
アンケートはアプリかい?!
ああ、面倒と思いながら済ませる。
ん?
「あの、テーピングのテープは無いのですか。」
「ハイ。ありません。」
何ですって?
「道挟んだ薬局か、」
別の調剤薬局を勧められる。
「近くのドラッグストアで。」
「ハイ、そうですか…」
歩道の段差がわりとキツくて足に響きました。
そして本日も安静にしています。
大したことない話なんですけどね。
でも、まさか。自分ちの段差で。これくらいで。
骨にヒビが入るとは。
骨密度は先月調べたんですよ。割と大きな病院でね。
そしたら全年齢の平均よりも多かったんですよ、同年代なら110%なんです。
以前の病気で骨密度を調べた時少なかったから、必死で増やしたんです。
と言うことは骨密度が少ないままだったらポッキリといってたかもしれん。
それに、怪我をしたのが三連休の前で良かったよ!と不幸中の幸いを見つける私でした。
皆様、気をつけましょう。
特にアラ還の仲間の皆様。という事でこの話は一旦終わります。




