UM690を使い続けて2年半が経ちました
以前の記事で紹介したMinisforumのミニPC「UM690」を使い始めてから、早くも2年半が経過しました。
nao078.hatenablog.com
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現在もUM690は普段使いのメインPCとして元気に稼働してくれています。
一度蓋を開けて清掃はしましたが、CPUの温度やファンのうるささなどは購入時から全くと言っていいほど変わりません。
不具合なども起きておらず、配信や、動画編集なども問題なくできています。
本当はWindowsから離れたい気持ちもあるのですが、FF11など一部のLinuxで動作しないアプリケーションのために、まだ手放せない状況です。
ちなみに、Steamのゲームは別記事で紹介したHX100Gに移行し、そちらはLinux機として活躍しています。
このまま大きな問題なく、あと6年半くらいは頑張ってほしいなと期待しています。
以降の内容は、UM690を2年半使った感想を中心に、2025年現在のミニPC市場やOS事情の変化についてまとめています。
雑談程度の感想なので興味がある方は読んでみてください。
最近のメモリ高騰の影響
最近、PCパーツの中でも特にDDR5メモリの価格が高騰しているのが気になります。
私が使っているUM690やHX100GもDDR5メモリを搭載しているため、これからPCを新調するとなると、少し考えてしまうかもしれません。
以前は自作PCやBTOパソコンをメインに使っていましたが、ここ数年はすっかりミニPC派になりました。
一番の理由は、やはり机の周りが圧倒的にスッキリすることです。
最近のミニPCは性能も高く、動画編集やプログラミング、ある程度のPCゲームといった少し重い作業も十分にこなせます。
この省スペース性と性能のバランスを考えると、今後もミニPCを使い続けていくだろうなと感じています。
「こんなに小さくて本当に大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、心配は無用です。ミニPCは、ノートパソコンからディスプレイとキーボードを取り除き、その中身(心臓部)をコンパクトなボディに凝縮したもの、と考えるとイメージしやすいかと思います。
最近、Windowsに対する考え方が少しずつ変わってきているように感じます。
例えば、Windows 11のアップデートに関するトラブルの話をよく耳にします。 意図しないタイミングで更新が始まったり、UIが大きく変わってしまったり。こうした小さなストレスが積み重なり、Windowsから離れたいと考える人が増えているのかもしれません。
その受け皿として、Linuxを選ぶ人が増えているようです。昔と違って、最近のLinuxは初心者でも扱いやすくなっています。 何より、自分のPCを自由にコントロールできる感覚が魅力です。
将来的な視点で見ると、さらに大きな変化が訪れるかもしれません。日本のGIGAスクール構想では、OSのシェアでChromeOSが6割を占めるという調査結果もあります。
子どもたちが当たり前のようにWindows以外のOSに触れることで、PCの選択肢はもっと多様化していくのではないでしょうか。
もちろん、今すぐ誰もがLinuxに乗り換えるべき、という話ではありません。
対応ソフトの多さや周辺機器の利用しやすさなど、Windowsが持つ利便性は依然として大きな強みです。
ただ、Windowsはあまりにも多機能です。その結果、かえって設定が複雑になったり、動作が重くなったりする場面も感じられます。多くのユーザーにとって本当に必要な機能は、実はもっとシンプルなのかもしれません。
これからのPC選びは、「Windowsが当たり前」という時代から、「目的に合わせてOSを選ぶ」時代に変わっていくのかもしれない、と個人的には考えています。
もうすでに実施済みかもしれませんが、日本のGIGAスクール構想でもそういった内容を子どもたちに教えていってほしいと願っています。
ミニPCの種類とそれに合った用途
ミニPCは、搭載されているCPUの性能によって大きく2つのタイプに分けられます。それぞれの特徴と、おすすめの用途を紹介します。
省電力・軽作業向けモデル
Intel社のN100やN150といったCPUを搭載したミニPCです。
このタイプは消費電力が非常に低いのが大きな特徴です。そのため、24時間稼働させる自宅サーバーのような用途にも向いています。
主な用途としては、Webサイトの閲覧や動画視聴が挙げられます。また、Officeソフトを使った資料作成などの軽作業も快適に行えます。
価格が手頃なモデルが多いのも魅力の一つです。
普段使い・クリエイティブ作業向けモデル
MINISFORUMのUM790 Proなどに搭載されているAMD Ryzenシリーズや、IntelのCore iシリーズを搭載したミニPCです。
これらのモデルは、高い処理性能を持っています。
そのため、動画編集やプログラミングといった、ある程度の負荷がかかる作業もこなせます。また、内蔵GPUの性能も向上しており、格闘ゲームなどの比較的軽いPCゲームなら十分に楽しめます。
普段使いのメインPCとして、幅広い用途で活躍してくれるでしょう。
ハイパワーが必要なゲームならミニPCは厳しい
高いグラフィック性能が求められるゲームは、ミニPCではまだ力不足なのが現状です。
例えば、人気のFPSゲームや「モンスターハンター」シリーズなどが挙げられます。
これらのゲームを快適にプレイするには、高性能なグラフィックボードが欠かせません。
そのため、現時点では高性能なグラフィックボードを搭載できるBTOパソコンを選ぶのが現実的な選択肢と言えるでしょう。
コラム:日本メーカーと小型化の話
かつて、製品の小型化は日本の得意分野でした。しかし、最近はその印象が薄れているかもしれません。
海外企業の台頭
- ARグラスの分野では中国企業が、VRゴーグルの分野ではアメリカ企業が市場をリードしています。
- これらの分野で日本企業の名前を聞く機会は減っているのが現状です。
日本企業の戦略転換?
- 一方で、トヨタやソニーといった日本の大手企業は、新しい技術開発に積極的に投資しています。
- これは、単なる小型化競争から、次のステージへ戦略をシフトしていると捉えることもできます。
- もしかしたら、小型化技術は「やりきった」分野なのかもしれません。
見えないところで活躍する日本の技術
- ミニPCのような最終製品市場では、海外メーカーの勢いが目立ちます。
- しかし、その内部で使われている高性能な部品や、省電力・放熱といった基盤技術に目を向けると、そこには日本の技術力が活かされています。
- 日本企業は、製品そのものよりも、その心臓部を支える技術で世界に貢献している、と言えるのかもしれません。