テニスの起源って何だろうサイト

本文中の敬称は省略させていただくことがあります。

振り返り2025シーズン

2025/9/30
アルカラス人気と好天 大会は最多観客動員記録を更新 12万1045人が世界最高のテニスを堪能 木下グループ・ジャパンOP - スポーツ報知

2025/12/30

news.tennis365.net

 

ジャパンオープン2025

今年のジャパンオープンはアルカラスの初来日とあって、
早くから大きな話題となっていました。
前売り券は売切れ続出。
錦織不在、他日本勢では2回戦進出が最高、トップ10選手の欠場も続いたにも関わらず、
観客動員数で過去最多を叩き出したのは”アルカラス人気”と思っていいでしょう。


マスターズ1000

今年のマスターズ、9大会中なんとマスターズ初優勝が5人も出ました。
これは現行の制度になった1991年以降最多タイの人数です。
1年間やって9大会もあって、それでも初優勝者はなかなか出ないんですね。狭き門です。
また、世界ランキング1位の優勝者が出なかった年にもなりました。
下記は、大会優勝者たち。
・J.ドレイパー/インディアンウェルズ
・J.メンシク/マイアミ
・C.アルカラス/モンテカルロ
・C.ルード/マドリード
・C.アルカラス/ローマ
・B.シェルトン/トロント
・C.アルカラス/シンシナティ
・V.ヴァシュロ/上海
・J.シナー/パリ


2026シーズン

日本勢
本記事を書く前に、2024年シーズンの振り返り記事を読みました。
24年というと日本勢の活躍やパリ五輪もあったりと、
歴史的瞬間が多かったと思います。
では25年はというと、ずっと感じていましたが少し落ち着いた印象です。
そして日本男子、本格的に苦しくなったと思います。
もちろん戦っているレベル、ファンが望んでいるレベルがたった20年前とは全然違います。
グランドスラム本戦に日本選手がいる」ことが当たり前になったここ10年。
そういった歴史を知っている日本のファンは、ある意味”活躍ボケ”になっているかもしれません。
またランキングでは10月20日付、望月慎太郎が93位へ!
自身初の「世界ランキング100位」を切りました!
(現時点では11月10日付、92位が最高)
それでも大々的にとりあげた記事はなかったと思います。
テニス雑誌『スマッシュ』でもかなり小さなものでした。

全豪オープンは、すでに本戦の選手は決まっていて男子は望月1人のみ。
錦織は予選に出場するそうで、他には西岡、坂本、島袋、綿貫の5人。
また女子では大坂が本戦から、予選には坂詰、日比野、柴原の3人。
因みにこの望月と大坂は1月のユナイテッドカップに出場予定です。
この2人のコンビは恐らく初めてでしょう。
正直あまり想像がつかなくて、とても面白そうです。



男子ツアー

なにかと「2強」といわれる男子テニス。
もうこの話、新鮮味はないので最後にサクッと勝率だけ振り返ると、
アルカラスは年間79試合。マッチ70勝で勝率は88.6%。
シナーは年間63試合。マッチ57勝で勝率は90.5%。
アルカラスは自身最多の勝利数と勝率で、シナーは2年連続で勝率90%超え。
グランドスラムは2人で独占中、
マスターズでも初優勝者以外は2人で独占。
世界ランキング3位ズベレフ、4位ジョコビッチ、5位オジェアリアシムらとの対戦も、
今年のを2人合わせると13勝1敗という成績。
2人が強い以上に、
それぞれキャリアピークを迎えていると捉えてもいい程の出来でしたね。
今後この2人に対抗するのは、
フォンセカ、フィス、メンシクあたりでしょうか。
あとは、ルーネが2強の流れを少しでも変えるんじゃないかと楽しみにしていたのですが、シーズン途中で大きな怪我に見舞われて残念でした。
ということで、ここで上げた4人がツアーをどう変えてくれるのか?
そんな見方で来シーズンは追っていこうと思います。
Carlos Alcaraz | Overview | ATP Tour | Tennis
Jannik Sinner | Overview | ATP Tour | Tennis
Joao Fonseca | Overview | ATP Tour | Tennis
Arthur Fils | Overview | ATP Tour | Tennis
Jakub Mensik | Overview | ATP Tour | Tennis
Holger Rune | Overview | ATP Tour | Tennis


引退

今年、長いキャリアを終えたのがフランスのガスケ。
フィリップシャトリエ1回戦でマッチ610勝目をあげ、2回戦敗退。
キャリアは23年、全仏出場22回、マッチ610勝というさすがの記録の数々。
そんなガスケと同郷で同い年なのがモンフィス。
モンフィスは2026年シーズンに引退すると発表済み。
さらに1つ年上のワウリンカも引退発表がありました。
今年はジョコビッチからもそんな話題が出ましたね。
皆がトップ10常連で、20年選手。
下記は4選手のマッチ勝利数
・ガスケ610勝
・モンフィス583勝
・ワウリンカ582勝
ジョコビッチ1163勝
Richard Gasquet | Overview | ATP Tour | Tennis
Gael Monfils | Overview | ATP Tour | Tennis
Stan Wawrinka | Overview | ATP Tour | Tennis
Novak Djokovic | Overview | ATP Tour | Tennis

男子プロテニスって? ③テニスを初めて観るなら

 


初心者に向いてる大会「ATP MASTERS1000」

「初心者に向いてる○○って何ですか?」とよくありますね。
初心者という情報のみでの回答は難しいですが、
ずばり大会のグレードは「マスターズ1000」がいいですね。

3セットマッチ

理由1つ目は、3セットマッチ。初めて観るのに5セットは長いです。
スポーツには時間制限のある・ないと大別できます。
バスケは時間制限がありますし、野球はありません。テニスもありません。
時間制限のないスリリングなところは醍醐味ではありますが、
場合(人)によっては途中でだらけてしまう、飽きてしまうかもしれません。
さらにテニスはバスケと違って屋外スポーツです。
試合開始予定が変わることはしょっちゅう。
こういったことを考えると、
初めから5セットマッチを観るリスクをとることはないと思います。

選手・大会のレベル

理由2つめに、選手と大会のレベルの高さです。
マスターズ1000」(とグランドスラム)にはトップ選手の出場義務というのが発生します。
前年度末に世界ランキングトップ30にいた選手には、文字通り出場義務が伴うのです。
つまりこの<2つのグレード>と<それ以外>では、出場規定が若干異なります。
さらにマスターズ1000は、グランドスラムよりも出場選手が少ないです。
"世界ランキングの高い順"というルールで選手が決まる中、
人数が少ない方がよりランキングの平均は高くなります。
この理論だけでも十分に面白い見方はできますし、 名前の聞いたことのある選手を見るチャンスも広がります。
大きい大会だけあって、メディアによる取り上げ方も全然違います。
テレビ用の実況解説が付いたり、メインカメラ1つとってもけっこう違います。
選手らのモチベーションや表情(真剣度合いも?)なども、小さい大会よりはきっと違うと思います。
また、ここでいうレベルとは「世界ランキング」「大会グレード」の単純な数字上の話でしかありません。
世界ランキングの高い選手や、大きな大会の見方を述べているだけ。
もちろんどの選手・どの大会も、面白く観れますよ。

年間9大会

”初めて”というのはわからないことだらけ、気になることだらけ、 さらに、
興味を向ける対象や維持もよくわからなくなってくるものです。
そこを踏まえてもマスターズ1000です。
このマスターズ1000は、1シーズンに9大会あります。
1年間に9回のチェックで追いかけられます。
テニスの大会はとにかく数が多い、けれどグランドスラムの4回は少ない。
「年間9回なら新しいことを始めるハードルも低い」というわけです。


初心者に向いてる大会「JAPAN OPEN」

国内唯一の国際大会
ジャパンオープン」もそうでしょうね。 単純に日本人選手が多いです。
「外国でやっている外人を観るより、東京でやっている日本人の方がいい」という人もいると思います。
このあたりは個人の感覚ですし、心理学的からもわかります。
(私の問題で)今回、男子テニスのことを書いていますが、
日本でやる「ツアーレベル」の大会、男子は1大会、女子は2大会あります(国別対抗戦は除く)。
ちなみに「国内唯一の国際大会」というのは、メディアでよく聞く謳い文句で、
”唯一”というのは男子の話、”国際大会”というのはツアーレベルのことをこの場合指します。
どの大会も9月~10月。
自国選手を応援する盛り上がり・興奮は他のスポーツ同様です。
”テニス好き”ではなくても、
”お祭り・イベント好き”から入るのも良いと思いますよ。



男子プロテニスって? ②ATPツアー/下部ツアー

 


下部ツアー「ATP CHALLENGER」~「ITF FUTURES」

プロの大会。最初の参加は1番下の大会から、 「フューチャーズ」から出るのが基本。
我々素人もそうですね。地区大会 →都道府県大会 →全国大会のようにです。
それにテニスでは、素人であっても、実力さえあればグランドスラムに誰でも出れます。
そういう仕組みになっています。
また、全日本選手権を優勝した「日本一」の選手たちのほとんどが、 
この下部ツアーを転戦としています。 
世界ランキング24位(日本男子歴代2位)まで上りつめた西岡を見ても、 
1年間通してチャレンジャー大会に出場しなかった年は、たった2回しかありません。
「フューチャーズ」「チャレンジャー」はこの三角形では最下位に位置しますが、 
甘い世界ではないことは言うまでもありません。



ATPツアー「GRANDSLAM」~「ATP250」

メディアで話題になるのがこのグレード。
「ATPツアー」「ツアーレベル」「ツアー」などいろんな言い方を聞きますがどれも同じ。
ここを主戦場とするのは世界ランキング100位付近だと思います。
そしてこのツアー(色付き)の中でも、
グランドスラム」「マスターズ1000」はビッグトーナメントと称され、
他の大会とさらに一線を画します。
我々ファンとしてはあまり意識する必要もありませんが、
記録の話とか、誰と誰を比較するとか、何か定量化したいときには知っていてもいいかもしれません。 

日本男子優勝

日本男子でこれまでツアー優勝を果たしたのはわずか5人。
せっかくなので一緒にグレードも。 
松岡修造/1回(1992ソウル/ATP250)/その他準優勝を2回 
錦織圭/12回(ATP500を6回、ATP250を6回)/その他準優勝を15
杉田祐一/1回(2017アンタルヤ/ATP250)
ダニエル太郎/1回(2018イスタンブル/ATP250)/その他準優勝を1回 
西岡良仁/3回(2018深圳/ATP250)(2022ソウル/ATP250)(2024アトランタ/ATP250)/その他準優勝を3


東京って何?ウィンブルドンって何?

東京(ジャパンオープン)
意外と大事なこと。 テニスでは、大会のことを「大会名」で呼ぶことはありません。 
「大会名」ではなく、「地名」を使うのが通例です。
通例なので正確な理由はわかりませんが、
大会名は長くなりがち且つ、いつだって変わり得ます。
同じグレード・同じ会場の大会を、「同じ大会」とするテニス界では、 
地名が1番意思疎通に適しています。 
例えば、下記3つはすべて同じ大会。東京で行われる大会の「大会名」と優勝者です。 
(約20年で冠スポンサーが3社入れ替わりました)
AIGジャパンオープン・テニスチャンピオンシップス2006」 フェデラー
楽天ジャパンオープン・テニスチャンピオンシップス2010」 ナダル
木下グループジャパンオープン・テニスチャンピオンシップス2025」 アルカラス
既述のとおり全て同じ大会とするので、
 「東京ではこれまでフェデラーナダル、アルカラスらが優勝している」と言うことができます。
因みに「ジャパンオープン」というのは通称。日本人しか使わないかもしれません。

ウィンブルドン
グランドスラムの「○○オープン」をよく見るけど、ウィンブルドンは何なの?
これは私がよく受けた質問でした。
ウィンブルドン」「全英オープン」「全英オープンテニス」「全英」は、すべて同じ意味です。
「日本人」を「邦人」とするのと同様の理論。”文字数の問題”です。
さらに言えば、そもそも外国語。外国語を扱うと”表記の問題”がついて回ります。 「ウィンブルドン」と「ウインブルドン」は同じでいいでしょう。
カタカナに関する論文も私はいくつか読んでいますが、まぁ必要以上に考えなくていいですね。
ここまでテニスの話ではありませんが、
こういう細かいところが最初は気になるものですよね。 



男子プロテニスって? ①ATP/ポイント/オリンピック

 


テニスの大会

テニスのプロ大会には種類分けがある

この種類とは公式に定められているもので、今回ざっくり概観を考えてみました。



よく見る三角形

図の情報

大会プログラムに載っている。ネットでもすぐ出てくる、1つの三角形があります。
よく見ますが正確ではありません。

何が間違っているか

こういう表とは「1つの指標」を、「1つの表」にするから比較ができます。
例えば試験の結果、
国数英理社も「1つの指標…点数」を「1つの表…五角形」を使って整理しています。
しかし、ここでいうテニスの三角形は違います。
1つの表は「三角形」であるけれど「複数の基準」があります。
これではどうしても矛盾が生じます(後半で説明)。


外側から内側へ

「公式戦」とは

(以下、本文はグレードの表記は日本語統一)
公式戦と非公式、エキシビションとそれ以外などの線引きが難しく、
今回は、対戦結果が公式の対戦成績に含まれる大会を、公式戦としました。

「ATPポイント」

大会によって「ポイントがつくか・否か」も関係します。
このポイントを基準に世界ランキングが決まり、
その世界ランキングを基準に出場できる大会が決まります。
"大会出場資格"とも言えますから、とても大事です。

「ATPツアーレベル」

「ツアーレベルか・否か」意外とメディアでも聞く情報かもしれません。
ツアーとは図でいう三角形内にある大会のことです。
ITFフューチャーズ」から、「グランドスラム」まで。
上に向かう程大会規模は大きく「出場者レベル・人数」「賞金」
「獲得ポイント」等々が比例しています。
三角形の外側にある大会は、真剣勝負であっても原則ポイントは付与されません。
さらには出場条件も違います。
ポイントが付かない、出場条件もツアーとは違う大会は、 
ツアーをメインに回っている選手たちにとっては、
また違った意義やモチベーションがあるかもしれません。

ATPポイント

団体戦

ここまで「世界ランキング」という言葉を何度か使ってきました。
スポーツ界ではよく聞きますね。
同じくらい「ポイント」というのもよく聞きます。
これ正しくは「ATPポイント」(男子)です。
このポイントから、ランキングが決まり、そのランキングから
出場できる大会が決まるのは先述の通り。
ですが、正確には、この世界ランキングですべて決まるわけではありません。
ここでようやく団体戦について。
団体戦には、キャプテンが必ずいます。
そして団体戦に出場する選手を決めるのはキャプテンです。
ランキングという指標、数字のもつ説得力は参考にはなりますが
最終決定権があるのがキャプテン、
それが団体戦です。

 

個人戦 *世界ランキングA

結論、世界ランキングは2つあります。
便宜上今回は「A」と「B」にしました。
いわゆる世界ランキングという言葉が使われるときは、このうちのAを意味しています。
これはメディアでも、発信した人に自覚があるかどうかは関係ありません。
注釈がなければA、それほど”Aの方がメイン”と思っていいです。
出場できる大会を決める基準も、このランキングAのこと。
仕組の説明は省きますが、
このランキングAは、 直近52週間の成績を元に作成されています。

特別な個人戦 *世界ランキングB

ランキングAは、直近52週間のプレーを元に作成されますが、
ランキングBは、今年のプレーを元に作成されます。 つまり「今年の強い順」です。
そして、この今年強かった8人だけが出場できる大会が「ATP Finals」です。
図では三角形の外に出しています。 なぜなら、大会に出場できる基準が違うから。
基準とするランキングが違うからです。
出場条件や出場レベルを測るランキングが2種類あること、これが選手としては重要で、
今のテニス界の仕組みです。 
実は冒頭の「世にある三角形は間違っている」も、ここの話です。

 

 

審判の仕事

 


審判の役割

テニス、スポーツには審判が欠かせません。
スポーツにはルールがあり、そのルールが機能している前提で行われます。
機能しているというのは”ルールが守られていること”とも解釈できます。
これを判断するのが審判(員)となるわけですから、
審判の仕事の主は「ルールを守って試合を進めること」に尽きます。
改めて、本記事はプロスポーツに限った話です。そして、
スポーツは”審判のもとルール厳守で行われるべき”ですが、
プロスポーツの世界で”ルール厳守はマストではない”という意外な真実があると思います。
もちろんこの審判に関する知見も、多くの要素が絡み合ってなかなかに複雑。

 

2009年全米オープン女子

2009年全米オープン女子。この大会の準決勝を覚えている人は多いと思います。
セリーナvクライシュテルス。大会史上1番の好カード。
もちろんナイトセッションで、激しい打ち合いでした。
しかし最後はセリーナのポイントペナルティ。
両者ボールを打たずして試合終了です。 
ここで問題となったのは、
ポイントペナルティのきっかけとなったのが線審のジャッジによるものでした。
(試合終了となったペナルティをとったのは主審、一連の騒動のきっかけとなったのが線審)
この試合を覚えている人は、
「セリーナが暴言を吐いた試合か」「あの線審か」と
最初に”暴言”や”線審の顔”を思い出したことでしょう。
グランドスラムの準決勝、レジェントvレジェントの激しい打ち合いにも関わらず、
ファンに強烈な印象を残したのは”選手のプレー以外”のものになったのです。


1980年ウィンブルドン男子

テニスの名試合といえば1980年ウィンブルドン男子決勝、ボルグvマッケンロー。
この試合は「伝説」とよく言われます。
もちろんプレーや記録がそれ相応の試合であることは間違いありませんが、
この日のマッケンローはおとなしく、審判に食ってかかるシーンはありませんでした。


ファンが観たいもの・ファンが作るもの

この2試合の違いは”第三者(審判)の介入度合い”です。
スポーツファンが観たいのは、選手のプレーであり、選手同士のバトルです。
ただの1試合でも、その先何年経っても盛り上がれるのがスポーツです。
今でもボルグやマッケンローのコスプレをする人はいますよね。
もちろん関係各社、選手達の身の回りも大きく変わるはず。 大会が伴う経済効果は莫大。
そういった様々な要素を含むのが「プロスポーツ」で、
様々な捉え方で「スポーツ大会の成功の是非」は決まります。
選手よりも、線審の顔をまず思い出す試合・大会を、
ファンは「良い大会」と言うでしょうか?


フットフォルトとネットフォルト

いろいろ考えていると、この2つのフォルトの違いにも直面します。
仮に「フットフォルトを意図してコールしない線審」がいたとして
その線審はネットによるフォルトも意図せずコールしないのでしょうか。
ではストロークのネットは?アウトは? 選手が足を使ったら?
すべてがフットフォルトと同様”失点につながる行為”。
ここの本質は、”フットフォルトとほかのフォルト”ではなく、
”フットフォルトとほかの失点行為”ということです。
これ以上考えるともうスポーツというより、心理学の話にまで踏み込みます。


「ルールを守る」方が簡単

それでも「セリーナvクライシュテルスの試合で起きたこと、
ルール厳守が”常に正しい”」という考えは、 論理的に破綻をしていなくても、
視野が狭い・説得力が乏しいと言わざるを得ません。
実際、名勝負かどうかに限らず、テニスに限らず、
これまでのすべての試合で”意図して審判が介入しなかったケースがいくつあるか”は誰にもわかりません。
「ルールを守ることは正しい」とは誰でも言えますが、
1つのプレー・1つの試合を正しく理解するのは、誰でもが出来るようなことではありません。 
「ルールを守ることは正しい」の主張一辺倒の方が、簡単なのです。




電子コールそして、スポーツとは?

 


2025シーズン

以前にも少し触れました。2025年シーズンのATPツアー、
「全大会にて電子コール採用を目指している」と。
さらにリアルタイムの「映像確認の導入」までされていました。

 

電子コールとは?

改めて電子コールとは。 この日本語はElectric Line Callからきてます。
「機械によるライン判定」ですね。
テニスには従来、「チャレンジシステム」がありますが
これも当然機械判定であり、これ自体はテニスではおなじみのもの。
コロナ禍以降、そして現在では”機械判定が標準”と言い切っていい程になりました。


電子コールの判定は正しい

まず大前提「ライン判定は、人間よりも機械の方が優れているのは当然」と思います。
そうでなければ生まれません。
西岡も似たコメントをしていましたがもはやテニスだけではありませんよね。
今やコンピューターの力を実用することは何も特別なことではありませんし、
どの職種の人もテクノロジーの勉強をするようになったのは
”テクノロジーなしでビジネスをするのではもう勝てない”ことをわかっているからです。
使えないと困ります。 使えないと置いていかれます。
人間による判断より、機械がする計算の方が正しいのは当たり前。
主審1人による判断より、
いろんな機械による映像を駆使した方が精度が上がることも、当たり前です。
”機械の精度”を論点にすることもないですし、
そこを理由に何かを主張するのはもはや物足りない時代です。


テニスとの相性、伊達公子は?

電子コールのことは最近はもういろんな所で話題にでます。
雑誌のインタビューでも伊達さんが答えていました。
伊達さんも専門ではないので不明確なまま言葉を選んでいるようでしたが、
電子コールでも「ボールの跡を選ぶのは人間がやっているらしい」とのコメントは印象的。 
そして今年には、 何度か電子コールのミスジャッジ?が大きなニュースになりました。
この件について伊達さんは「人間の判断を介入させた方がいい」との意見。
この「コンピューターのミス」に関しても当然テニス界だけの話ではありませんし、
「人間を介入させる案」も必ずといっていい程出てきます。
ただこれも現実的な策は難しく、
「アイディア倒れ」という表現もたまに見ますね。
専門家から見てもまだまだ難しい課題です。

ズベレフは?西岡は?

少しだけ触れておきます。
今年起きた電子コールのミスジャッジは、大きく取り上げられたものでも、
男女ともにあります。 複数回あるわけですね。
注意しなければならないのは、
多くの問題なかった試合が存在していることです(それらはもちろんニュースにはなりませんが)。
”問題が何度か起きた事実”と、”それの数倍問題が起きなかった事実”どちらもあります。
電子コールの導入は西岡のように「選手側の要望」があったことでもあります。
議論したいなら、周辺知識を補わなければ、建設的な会話にはなりません。
コンピューターを推していた西岡と、
コンピューター導入によるルールに泣かされたズベレフと、
コンピューター導入に対してコメントをする元現役伊達公子
3人による対談があれば是非見てみたい。

2025/4/28

thedigestweb.com 

スポーツとは? "Code is law"

随分と大きな主語を構えてみました。
2024年末くらいに私は「これは従来のスポーツと同じものか?」と思いました。
「機械判定を導入、映像判定を導入し、判定に関しては精度重視が100%」
つまり「人間による判定は0%」。
今のプロテニスツアーは、それへの過渡期ですよね。
人間の介入率がここまで下がり、主審の仕事内容がここまで変わること自体に、
この競技のこれまでと、現状の違いを感じ、
スポーツが根底から変わった様な気さえします。
「Code is law.」というフレーズが出たのは90年代のこと。
そして現在、コンピューターによってライン判定が決定されています。
コンピューターによって人間の出来ることが制御されています。
コンピューター・システム開発をする人と、テニスのルールを決める人、
もちろん別人です。
”ルールの元”というのはもはや形式上、現実は”コンピューターこそがルール”です。
この競技・選手たちが出来ることは、”コンピューター下”にあります。
100年以上あるスポーツのルールが、完全に塗り替えられました。  


ルールとは?

ルールとは1つできることで管理の複雑性が増すものです。
例えば去年のルブレフ発言問題。
これはルブレフが”汚い言葉を使ったか否か”が論点でしたが、
仮に映像確認で今後100%選手の言葉が聞き取れるようになったとして、
そこから派生して更にルールを増やすことになるはずです。
可能なことが増えるのですから、決め事も増えます。
これは骨の折れる作業です。「言語は生きている」なんて言われるくらいですから。
ましてや言語問題なんて機械導入で完全クリアとなるわけもありません。
想定できるいろんなことの歯止めとなるのがルールの存在意義です(負担免除)。
「決まっているルールがあるから、それを適用する」
→「ルールを適用するから、対処できる」
→「対処できるから、試合が進行できる」
ルールの恩恵を選手は常に受けています。これも1つ事実です。




ジャパンオープン2025の前に

2025/6/14

japanopentennis.com

 


スケジュール変更

6月14日はジャパンオープン2025年大会の100日前でした。
実はその前日、大会側から1つ発表がありました、今年からのスケジュール変更。
結論、21時以降は無観客の可能性ありだそうです。
公式HPでは、
≪昨年の本大会において試合が深夜まで及び、
近隣にお住いの皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしましたため、(中略)
今年度の大会開催方法につきましては、
有明テニスの森公園および近隣住民の代表の皆様と協議の場を設け、
貴重なご意見を伺ってまいりました。≫

とのこと。 この文面だけ見ると、
「例年ではなく、昨年に問題があったのか?」
「迷惑というのは騒音?移動に伴うこと?具体は?」
東京ビッグサイトの方は?」
など、いくつか疑問は湧きますが考えても仕方ありません。
個人的にも、有明にくるテニスファンのマナーが特別良いとは思いませんし、
多大なるご迷惑を住民がこうむる状況が、迅速に対応されたのは良いことなはずです。
ただ、
「国内でのツアー大会が増えるのは、さらに難しくなったなぁ」
「国内人気のないテニスは風当たりも強いのかなぁ」と、少し思いました。


ジャパンオープンに向けて

最寄り駅
気を取り直して…大会に向けた、3つのポイントです。
ジャパンオープン会場「有明テニスの森」は、東京都江東区にあります。
電車でのアクセスを調べると最寄り駅がいくつか出てきますが、
有明テニスの森」「有明」「国際展示場」どこからでも時間は変わりません。
東京ビッグサイト」からでも歩ける距離です。
迷うくらいなら、まず近くまできて、住所検索でOKです!
周辺にコンビニはありますがどこも小さい。
「1分でも早く着きたい!」という心境では混雑とレジ待ちがストレスかもしれません。
電車を1本遅らせ、会場周辺に着く前に買い物を済ませておくのも有効です。
因みに、有明テニスの森駅からは信号もあって、コンビニへも1本道をはさみます。
商業施設の最寄りではありますが、
会場へ真っすぐ向かうなら1番遠く感じる駅かもしれません。

物販、キッチンカー
物販やキッチンカー、もちろんもあります。
最近から現金は使えなくなりました。
正確に調べてはいませんが、
いろんなお店で直接聞いたところ、使えるお店はありませんでした。
このことは公式HPには載っていません。
人によってはマストな情報かもしれません。

チケット
チケットは当日の会場でも買えます。ですのでご心配なく。
最近は、錦織圭が出場予定のときはすべて完売。
望月慎太郎が大躍進した2023年大会の準決勝の日も完売。
などと売り切れるケースはありますが、基本チケット完売は起きないと思っていいでしょう。複雑ですね。
「ネットでの買い方がわからない」なんて方は、どうぞそのまま会場へお越しください!


2025年大会と、放送予定

放送・配信はこれまで通りWOWOW
また今年は女子の大会も観れるようです。
国内最大のテニス大会、今年も開催です!
ジャパンオープン〈男子・東京〉】
〈予選〉9/22(月)~9/23(火)
〈本戦〉9/24(水)~9/30(火)

ジャパンオープン〈女子・大坂〉】
〈予選〉10/12(日)~10/13(月)
〈本戦〉10/13(月)~10/19(日)