广に黄色の旧字体

〇〇エンジニアの肩書のつかない、冠器用貧乏な炭鉱のカナリア

関西Kaggler会 2025#3 に参加してきました

はじめに

2025/11/14(金)、大阪に開催された関西Kaggler会に参加してきました。 関西在住Kaggler勢を中心に、関東からもトップクラスのKagglerがこぞって参加する、金曜日の日中開催にも関わらず100名以上が集まるような脅威のコミュニティイベントです。

kansaikaggler.studio.site

個人的な話ですが、今回の会場になったグランフロント大阪のThe Lab.は、その昔研究開発に携わってきた物体認識技術の展示で関わっていたことがあるので、ちょっとエモい気持ちになりました。

この記事で書くこと、書かないこと

前回は初参加だったので、全体的にイベントの参加感に触れるようにしていましたが、今回は内容に触れつつ書いていこうかなと思っています。 ただし、配信なしということもあるので「その場に参加した人の特別感」を損なわないように、私が良いなと思ったポイントに絞って書いていきます。

参加される他の方や、記者さん、運営のWebページでなんやさんなどがレポートを書かれていたりすると思いますので、そちらも合わせて御覧ください。

聴講席からの見え方はこんな感じでした

交流会

第一部

JOAI(日本人工知能オリンピック)での中高生の育成とKagglerの関わり方について(paoさん&ryushiさん)

IOAI(国際人工知能オリンピック)の短期間に複数の課題を解く様式がKaggleライクであり、選抜に向けた問題設定にKagglerが関与して次世代のAI/機械学習人材を育てている。 それになぜ関わることにしたのか、どういう思いを持っているのかについて、Kagglerレジェンドの一人であるpaoさんと、圧倒的な人材ネットワークと企画力をもつRyushiさんのそれぞれの立場から発表いただきました。

Ryushiさんからは、Kaggleを通じて得たものが大きくコミュニティへ還元していきたいという熱い思いと、その還元の一つとしてPay it forward的に教育という未来への貢献活動に取り組んでいる話を伺うことが出来ました。

paoさんのお話では非営利だからこそ見返りを求めずやりたいことに全力を注げるという内容が強く印象に残りました。自分はアクションに対してより高いリワードを獲得できるように行動して、得られたリワードを投資して成長のサイクルを回したいという個・自身の成長にまだまだ意識が向いているなというのを思い知らされ、それが悪いわけでは無いものの人間のステージが数段違うなと改めて気付くきっかけになったかなと思います。

トップバッターでお話したRyushiさんはIOAI参加のため、自分のパートが終わるやいなやUAEアブダビへ飛び立っていかれました。 未来の日本のための人材を育てる役割にも期待したいですが、Ryushiさんも無事にいって、安全に戻っていらっしゃい。次にあったときのお土産話、期待しています。

鯖落ちパーツで安価に機械学習用マシンを作ってみる(bobfromjapanさん)

資料

デカいモデルをトレーニングしようとするとGPUのメモリに乗るかどうかが問題になってくるけど、VRAMたくさん積むとそれだけでウン百万。 半導体価格も上がってきて気軽にRTX5090とか買えないなら、中古のサーバ用GPUを買って載せちゃえば安く済むんじゃない?やってみるかというお話でした。

古いGPUだとCUDAが最新のものに対応してないので古いドライバを入れる関係でflash-attentionが動かなかったり、RTX4090なら20倍ほど早くなるくらい現実的な速度がでなかったりと問題は多々あり、 24/365で回し続けるでも無い限り電気代含めてGPUaaS系サービスを使うので十分だ。

という結論でした。 そりゃそうだと思いつつ、こういうのは楽しいかどうか好きかどうかの世界なので、各々の好きに触れられる機会はこういう勉強会ならではの醍醐味ですね。

素晴らしい発表 (cpp_takeさん)

タイトルがオチなので、記事に書くときホント困るやつですね。めっちゃ面白かったです。 発表タイトルは「ボディメイクのコンペティション BEST BODY JAPAN参戦記」でした。

評価指標を理解し、トレーニングとチューニングを繰り返し、最後にPrivateLBによって順位が評価される。BBJもKaggleも途中経過が見られるLBがあるかないかしか変わらないよね? ということでLBをVLLM as a Judgeでマッチョ画像にスコアつけて筋肉の採点をPublic LBで見られるようにする仕組み作ったよ。という内容。

おふざけ100%ということでもなく、LLM as a Judgeでスコアベースに評価するとなぜその点数なのかの信頼性が担保しづらく、どちらが良いのかを評価するPair-wiseな方法だとスコアがつかないのでLBとして扱いづらいので、ハイブリッドな方式でやったらそこそこ上手く行ったよという普通に知見になる内容で、笑い的にも技術要素的にもとても面白かったです。

ボディメイクの大会?いやいや出ないよ笑って冗談気味に受け答えしてますが、普段Kaggleやろうぜ!っていって断られてるやつと結局同じ事やんなーとか思ったり思わなかったり。

ryochinboさん

資料

過去に見たURLを取得してベクトルDBに突っ込んでくるクリッピングの仕組みと、そこから検索させるRAGの仕組みを合体させた自作ツール「くりとらぐ」の紹介でした。 はじめは「作った便利なツールの紹介」と思って聞いてしまっていましたが、後半は「DX推進の為に」と頭を切り替えると、自分の職場状況とも重なって少しつらい気持ちになりました(笑)

DXは「業務の変革」が必要なので、全員に届けるためにまず使ってもらう、知ってもらう。それを社内の制約を乗り越えたうえで、実現していく為の工夫をしつつ取り組んでいく一例として興味深い内容でした。 一方で、みんな使ってくれてAIを理解することが出来て一撃課題解決!というものでもなく、各社のいろんな悩みが垣間見えた気がします。

第二部

未完(takaitoさん)

資料出来てないの未完ではなく、自分はどこまでも成長し続けられるという意味での未完なのかなと感じました。(後々話を聞くとそういう面もありそうでしたが笑)

3人いる説でおなじみのtakaitoさんは、今年から大学の研究員としての立場も加わり更にやることを増やしました。から発表スタート。 ご本人もおっしゃっていましたが、生存バイアスバリバリの再現性が低すぎ問題があるので、真似したい!とはあんまりならないのですが、取り入れられるエッセンスは多分にあるいつもどおりの素晴らしい発表でした。 自分も体育会系文系人間なので、気合い大事わかる。

やはり皆さん印象に残ったのは、来年の自分は今の自分より忙しい。だから後じゃなくて今やるんだ。というスライドだったんじゃないかなと思います。

やらない理由じゃなくてやる理由を探せ 自己啓発系やパワハラ文脈ででてくることも多いので、ネット文化では比較的ネガティブに伝わるこの言葉ですが、やる理由の一つはコレだよなと思って聞いていました。 自分でもKaggleやろうぜ!を断られるたびに、今以上に暇になることないから仕事忙しいのは断る理由にならんぞ?と内心思ったりしていましたが、自分の考えの一部でもベクトルがtakaitoさんと近い方向にあった事がしれたのは収穫です。 それをどう波及させていくのかは自分の課題ですね。

Ryushiさん同様に、コミュニティへの貢献意識という点を話されていて、イベント運営や書籍執筆のお話もある中で、努力の最高到達地点であり続けるという、らしいなという言葉も飛び出していました。

起業。そして、Kaggleトップ層の「狂気」と「戦略」(chumajinさん)

takaitoさんの発表を受けて、「アベンジャーズの一人です」のつかみ。やっぱり話面白い。 努力の到達点に続いて、Kagglerで培ったスキルや人脈を活かした起業ということで、キャリアの到達点ともいえるレジェンズの一人の発表です。

序盤は、起業に至るまでのKagglerとして積み重ねをお話しいただき、後半はGMが狂ってるというなんとも緩急ある発表。 読む資料ではなく聞かないと分からない話の構成になっていたので、無理にでも関西Kaggler会参加してよかったなと改めて思いました。

狂ってるは決して悪口ではなく、常人なら理性で止まるところを止まらない。一つの物事に変態的に執着して突き詰める先にある叡智。そういったものを得る為の一つのファクタであると私は受け止めました。

負けるのって嫌だし、GPU思いっきり回して勝負に行ってウン万の請求に耐えたのに勝てなかったりすると、何だったんだろうかという気になると思います。 JOAIの発表されたRyushiさんが、鳥コンペで勝てなくてKaggleが少し嫌になってしまったと話されていましたが、トップ層であってもそういう事があるので、始めたばかりなら尚更です。

それでも尚歩みを止めず、進み続けた先にあるのが金メダル、プライズ、優勝であり、勝つということはそういう狂った人たちを相手にしているんだと思うと、メダルの価値に対する考えがアップデートされたような気がします。

非Kagglerからすると、関東からわざわざ平日のド昼間にKaggleという1テーマの勉強会に参加するのも狂っているし、懇親会でコンペの解放共有し合って酒飲みながら成長しようとするのもなかなかな狂い具合だと思ってます。 ますます上位を目指すにあたって、熱量とも言いかえられるこの狂気を増す為に、しっかり復習してどんどん薪を焚べていかないとですね。

解法をディスカッションに投稿する際のサマリー図の作り方(kuto_boproさん)

資料

毎度すごく見やすい解法紹介のポスターを作っているきょうへいさんの発表です。 Kaggleのサマリー図に限らず、分析結果を伝えてネクストアクションを促しアウトカムを高めていくような伝えるスキルは非常に重要となるので、興味深く聞かせていただきました。

  • 書きたい情報をテキストで書き出す
  • ケルトンでどこに何を、どれくらい書くのかを決める
  • 色合いはコンペに関連するカラーで揃えたり、同じもの違うものをコントラストや位置関係で表現する

などなど、きょうへいさん独自のメソッドというよりは、整理術やスライド作成術としていわれる情報の集大成だったように思います。 結局それが出来ていないのは、情報の整理の仕方、必要な情報をそうでない情報の取捨選択、それを高い解像度で行うための問題に対する深い理解があるかどうかだなと感じました。

これもまた情報の整理や選び方の分野で狂っているほど突き詰めた、最高到達点といえるでしょうか。

最後に書籍紹介もされていたので、買って勉強したいと思います。

※個人的には、この本もおすすめです(Google流 資料作成術)

量子化 × ファインチューニングはどの組み合わせから試すべき?(shinchi0さん)

資料 しんちろ節満載で始まった発表、今回のレーベンシュタイン距離は0でした。

NLP/LLMコンペにおいて、パラメータ数がデカいほど強いLLMを採用するにあたって、メモリに乗るかどうかが重要。 単精度32bit/倍精度64bitで表現される浮動小数点数型を、8bit整数型に変換することで出力性能の劣化を防ぎつつ省メモリ化を目指す事が今回のテーマの量子化です。 文献や分野によって意味合いが微妙に変わるので、こういった定義を事前にしてくれるのは、後々資料を振り返ったときにとても助かりますね。

この量子化についてQLoRAやGPTQ、AWQなど様々な方法があり、フルファインチューニングしてから量子化するのか、量子化してからLoRAのファインチューンをしていくのが良いのか こういったLLMを扱うときにどのような方針で進めるのが良いのか、誰もが悩むTipsを検証実施込みで発表してくれるのは論文一本分の価値がありますね

結論として今回のMAPコンペのデータで検証した限りでは、QLoRAのデファクトスタンダードな方法から試すのが良さそうとのことでした。

ツイート数ランク、敗北

前回、初参加で2位になったツイート数ランキング。 今回は感想を呟くだけでなく、ハッシュタグを追うときに読みやすくなるように等のホスピタリティを意識した+αの投稿が数の底上げをするのではと反省を活かし、発表タイトルと発表者を投稿する様にちょっと工夫していました。

前回圧倒的1位のろんさん不在で迎えた今回はそこそこ自信があったのですが。。。

やはり悔しいですね。 懇親会で無限さんにも、反省してPDCA回して来てとお言葉いただいたので、3回参戦・銀2金1の最速Master昇格目指してコミュニティの盛り上がりに貢献していきたいと思います。 (毎分1以上なのでタイプスピード上げていくか、ブラインド投稿出来るようにpost専用キーを設定するか、物理の工夫も必要かな🤔)

おわりに

スポンサーセッションには触れていませんが、TuringさんElithさんからはatmacup開催のお知らせがあり、関東Kaggler会やMAP,Jigsaw,Code Golf振り返り会、次回の関西Kaggler会(!?)のお知らせなど、次のイベントアナウンスも盛りだくさんでした。 懇親会も豪華な食事に複数種類の海外ビールが飲み放題で、美味しいご飯を囲んで久しぶりの挨拶からチーム組もうの相談、関西Kaggler会初参加やKaggle自体これからやろうという皆さんともお話できて、楽しい時間を過ごさせてもらいました。

懇親会の豪華なお食事

登壇者の皆さん程の影響力はないと思いますが、せっかく貴重な一枠をもらって関西Kaggler会に参加させてもらっているので、関西勢にも関東のイベントの様子を伝えたり、なんらかコミュニティに貢献できていれば良いなと思います。

関西Kaggler会 2025#2 に参加してきました

はじめに

2025/07/04(金)、大阪で開催された関西Kaggler会へ参加していました。 各種開催されているコミュニティイベントであるKaggler会の総元締めとも言える会で、関西の名を関しながら関東勢・関西勢の参加者比率がほぼ半々という全国規模のイベントです。 Kaggle GrandMasterが一同に介するので、開催が11月だったら大阪も神在月になっていたかも。それくらいの規模感のイベントです。

全国規模というのもさることながら、金曜日開催というのもポイントで、普通のサラリーマンならお休みを取らないと参加できないにも関わらず全国から数百人単位が集結するあたり、 Kagglerの熱量やコミュニティの盛り上がりが伝わるじゃないかなと思います。

kansaikaggler.studio.site

なんで英語にしたんでしょうね。謎にテンション高い感じは伝わりますね。

この記事で書くこと、書かないこと

どんな発表があって、それがどんな様子だったか。いわゆるレポートは今回扱いません。 記者さんが入られていたり、運営のWebページでもレポートされたり、すでにレポートをまとめていらっしゃる方もいるので、どんな発表があったかはそちらを参照するのが良いと思います。

qiita.com

この記事では、

  • KaggleランクはExpertレベル
  • 関東Kaggler会は2~3度参加経験あり
  • 関西Kaggler会は初参加
  • 登壇なし、聴講のみ、社会人枠参加

といった立場から参加した、関西Kaggler会全体の感想を書いていきます。

会場入りは緊張する

当日朝から新幹線で大阪へ移動し、会場までは単独入り。 仲良くさせていただいている方々も参加しているとはいえ、初めての場所、初めてのイベント。ちょっと緊張していました。

緊張がほぐれた切っ掛けの一つは、イベントの運営&第1部のモデレータあるmgn88さんの声でした。 声掛けをしてもらったとかではなく、ずーっと会場の運営やスポンサーさんが固まっている席の辺りで、たまにマイクを通しながら喋っていらっしゃるんです。

関西弁で。

普段の在住地域ではなかなか聞けない、頭高の関西特有のイントネーションに、旅行にきた実感が高まってウキウキしながらオープニングを待つことが出来ました! というのは3割くらいで、このイベントの運営はどんな人で、どんな空気感のイベントなのか待ち時間の間に掴めたのは大きかったなと思います。 実際、オープニングセッションの中で、声出して笑って良い、どんどんリアクションをして会場を盛り上げようという趣旨の話をされていたのも印象的でしたし、聴講者としてどういうスタンスでこのイベントに参加すれば良いのかが序盤の序盤に掴めたのは体験としてよかったです。

勉強になります!だけじゃない

関東Kaggler会は金メダルを獲得された方による解法紹介が多く、LTも比較的長めでその中でも解法紹介のセッションがあったりと、本当に初学者からするとちょっとヘビーな側面もあると思っています。

それに対して、関西Kaggler会は1部・2部・3部(スポンサーLT)と別れていて、1部が比較的ライト、中でもトップバッターは特に「ワライの要素」を求められるなというのが印象的でした。 この「ワライの要素」がポイントで、登壇者の発表にではない点は強調しておきたいです。

今回とある事情で急遽のトップバッター代打となったfumiさんの発表、合宿で進捗を生もうという遊びも勉強も本気で取り組む姿勢についてお話されていて、トークもものすごく上手くて面白かったのですが。

会場のTwitter(現X)でも笑いどころを見つけてはそれに反応し、会場からの質問でも一ネタいれ、挙句の果てには前のセッションをフリに「からの?ボケ」が会場で成立する有り様。

皆で盛り上げようという気持ちがとても伝わってきますし、Kaggleランクにしても幅広い層が参加していて楽しみ方も多種多様ある中で、会場を盛り上げるツカミから、第2部で上位Kagglerの本ネタがはいり、疲れがちな終盤はテンポの早いLT(ショートネタ)で一気にエンディングへ走っていく、とても良く出来た構成のライブイベントだったなと改めて思いました。

あまりにも面白かったので、7/13日に一般発売開始したバイきんぐ単独ライブ『音焼け』 の東京公演を申し込んだほどです。 参加される方いたらよろしくお願いします。

謎システム「ツイート表示 & ランキング」

これだけ会場が一体になって盛り上がるのは、参加者の気持ちみたいな目に見えない定量化しにくい部分もありますが、もちろんシステムにもあるわけで。 ハッシュタグに投稿された内容を拾い上げて、スライド横の巨大モニタに表示されるシステムが運用されているのも、関西Kaggler会独特な空気感を生み出す一因なのだと思います。

実際にどんな感じで表示されていたか、写真に取っていなかったのが悔やまれます。。。

ツイ廃、勝つ

ツイート数もただカウントしているだけではなく、上位にランクインするとプライズ(お土産)がもらえるとのこと。 もらえたら欲しいなあくらいに思っていたのですが、結果発表直前、隣に座っていたwakama1994さんから「あるんじゃないです?」と囁かれ

(そんなに呟いていた記憶もないのに)🤔 妙だな...

と思っていたらこの順位。

1位のろんさんには大きく差を開けられてしまいましたが、2位でフィニッシュ、プライズを獲得できました!!

1位には1位の理由がある

Public Notebookをコピーしただけでは金圏に届かないように。 やはり1位を取るにはただ投稿するだけではない理由があるんだと、2位なりに分析しています。

実は前回の関東Kaggler会の記事でも参考にさせていただいていたのですが、ろんさんはセッションが終わるたびにリアルタイムで感想ツイートを投稿されているんです。

各セッションの感想Tweet

検索クエリ入りのURLをおいておくので是非。各セッションでどの様な内容が話されたかとてもわかり易くまとまっていると思います。 また、今からどのセッションが始まるかも投稿されているので、ハッシュタグを追うときにもとっても便利に使わせていただいています。

こういうコミュニティに対するホスピタリティに負けたのでしょう。

あれ?初参加ですか?

懇親会をはじめとする各場で言われたのがこの一言。 関西なので(初参加にしてはTweetし過ぎじゃない?)という京仕草の可能性もありますが、だいこんさんを始めとする関東勢からも言われたのできっと気のせいでしょう。

takaitoさんやねぼすけAIさんのように、いろんなコンペにでていてLB上位にいるわけでもなく、最近Kaggleしてないけど登壇はしてるようなベテランというわけでもなく。 そんな私であっても、複数の方に前回もいた気がすると思ってもらえたということは、それだけ場に馴染ませてもらったということなのだと思います。

同じことの繰り返しになりますが、非常に良い空気感で居心地の良いイベントでした。 なかなか平日金曜日、関東からの移動を伴うということで参加の難しさはありますが、是非また次もと思っています。

おわりに

長らく空いていた関東Kaggler会の横の空白がついに埋まりました。

各種発表の感想は書いていませんがものすごく参考になりましたし、すでに自分で取組んでいる内容も発表の中で出てきて、成長を感じたり方向間違ってないなと自信を持てたり、新たに関西・中部勢と交流を持てたりと得るものはとても多かったです。 まいどまいど思っていることですが、関東・関西問わず、Kagglerというコミュニティをより盛り上げていくために自分に何が出来るのか。

エンジニア勉強会界隈ではよく言われる「ブログを書くまでが勉強会」に則って、サイエンティストではなくエンジニアからKaggleに参加するものとして、このブログが何らかの貢献につながることを祈ります。

おまけ

2025年大阪開催ということで、Kaggler会終わりに万博に参加される方が多い中、2次会の店探し中に抜ける暴挙を犯しながらたどり着いたのは、万博会場ではなくナゴヤ球場。 名古屋出身プロ野球大好き人間としては、地元に戻って野球を見てという一日が過ごしたかったのです。

まだ行けていないので次に大阪に行くのは万博です。皆さんのおすすめ情報教えて下さい。

第2回 湘南Kaggler会 に参加してきました

はじめに

2025/04/13(日)は、鎌倉某所で開催された湘南Kaggler会に参加してきました。 Kaggle などのデータ分析コンペが好きで、湘南付近に住んでる人(or 海が好きな人)が集まるイベントです

関東 / 関西と違い、そこそこClosedであるがゆえのアットホームな空気感のある素敵なコミュニティイベントだったと思います。 アットホームな空気感を私も大事にしたいので、あまり深くは触れずに、参加者が個人的に公開している内容にだけ触れていきます。

会場の様子

会場の雰囲気は写真の通りで最高でした!
開始前から、室内のDJ用ターンテーブルボードゲームを眺めながらワイワイと盛り上がり、備え付けのキッチンスペースでコーヒーを淹れていただきつつ各々が持ち寄ったお土産をつまみながらと、全員がリラックスできる居心地の良さを感じました。

LT会(前半)

プロンプトエンジニアリングの手法、Kaggleでの使われ方 まとめ

LT会のトップバッターは@shinchir0さんでした。
会場限定の小ネタも挟みつつ、内容はFine-Tuningは時間も金銭コストも掛かるので、出来るんだったらプロンプトエンジニアリングでどうにかしたいよね。から始まる、プロンプトエンジニアリング研究の流れとその解説、そしてKaggleでどの様に使われてきたかに付いて紹介いただきました。

意外とCoT(Chain of Thought)からSelf-Consistencyによる改善、ToT(Tree of Thoughts)へといった流れを網羅的に整理した資料は少ないので、これが決定版になるのでは?という気がします。

後半のKaggleでの使われ方パートも、EEDIや、AIMOAIMO2のソリューションでどのようなプロンプトが有効だったか、プロンプトのどの部分が有効だったかの考え方にまで触れていただき非常に勉強になりました。

質疑タイムでは、CoTやToTで振返りさせたりするのは、推論型モデル(OpenAI o3など)においても有効なのか。という質問に対し、登壇者だけでなく参加者の間でも知見や意見が飛び交っていたのが非常に印象的でした。

割と発表者が責任持って回答するような空気感が、勉強会や学会大会などでもありますが、納得行く回答を得るためにクエスチョンをみんなで議論すれば良いという合意が会のはじめで出来たのは非常に素晴らしかったと思います。

こんな小ネタもありましたが、参加された方だけくすっと笑ってください。

当初ネタLTのはずが、直前でKaggleのバスケコンペでソロ金取れてしまった話

つづいては、@Wakama1994さんによる、バスケコンペでソロ金が取れたというお話でした。 バスケコンペが金融コンペと同様にサブミット期間終了後から実際に発生した事象に対してLBを更新していく性質のものなので、波乱も起きやすいコンペとなったようです。

内容のポイントと感じたのは大きく2点で、1つ目は過去の反省を活かせたこと、2つ目はコミュニティの存在です。

CIMBTRでメダルに届かなかった反省として、ディスカッションの読み込み不足が自分たちを信用しすぎた事をあげていました。 ここで、駄目だったな、上手くいかなかったで終わらせることなく糧とし、すぐさま次のコンペで反省を踏まえて取り組めたからこそのメダルだったんだなと感じました。

また、チームを組んでお互いコワーキングスペースを借りたり、ソロ金獲得で他社ならプレス出すくらい凄いことだと広報に掛け合ってくれる仲間がいたりと、コミュニティの存在の大ききさも印象に残っています。 継続や努力を支えてくれる仲間がいることは、モチベーションの維持にも繋がるし、何よりも楽しいですよね。 懇親会含めて会のなかで度々「Kaggleを通じてつながる」という話題がでていましたが、まさにそれを体現しているようなエピソードでした。

最後に、「Masterだったら賞金取ってると思った」という強烈な名言が飛び出して盛り上がりましたが、賞金獲得のためのInformation Gatheringに四苦八苦されているとのこと。 これを読んでいるMasterの方がいれば、ぜひアドバイスをしてあげてください(笑)

演奏タイム(!?)

途中、休憩を挟みながら@johannyjm1さんによる、演奏タイムもユニークな企画でした。 セットリストは押尾コータローで↓↓↓のとおり。

  1. SPLASH
  2. ハッピー・アイランド
  3. again...

また、サカナクション・怪獣や、湘南ということもありサザンオールスターズTSUNAMI波乗りジョニーをみんなで歌ったりと、良いリフレッシュタイムでした。

やっぱ楽器弾けるのはカッコいい。。。

LT会(後半)

朝Kaggleのすすめ

そんなこんながあり、後半一発目は@chimuichimu1さんによる発表です。

夜だと(そんなはずないのに)時間がたくさんあると思い込んでダラダラしてしまったり、体調に影響が出てしまったり。

そんなKagglerあるあるの悩みを解決するために、朝Kaggleの提案と、実際にatmaCup#19期間中に取り組んでみた感想をお話しいただきました。

内容は是非資料に目を通していただければと思いますが、会場の内容で印象に残ったのは、どう習慣化していくかといった取り組み意識やその中ででたIF-Thenルールを取り入れているというお話です。 「寝る前にスマホ触らないようにここに置く」はよく聞く・効く方法ではありますがなかなか実現が難しく諦める方も多いルールです。これを朝方Kaggleを始める前から既に取り組み始めているあたりに強さが垣間見えましたし、その継続の芯として「例外を作らない」という言葉が強く印象に残りました。

強い人は強いなーで終わらせず、次回のatmaCupでは順位上回れるよう頑張りたいなと思います。朝方で。

UM - Game-Playing Strength of MCTS Variants 11th. Place solution

アットホームな空気感のなか、ガチガチにソリューション紹介をもってきたのが@Ryukwirtさんです。流石ですね。 内容はUMコンペというボードゲームをゲームAI同士に戦わせたときの勝率を予測するというコンペの金メダル解放の紹介です。

提供データに対するEDAの細かさに限らず、出てきたFold毎のゆらぎに対してどう仮説を立てて解消していくかという取り組みかた。 また、朝Kaggleのすすめで出てきた、夜ふかしで体調を崩しがちなKagglerあるあるのど真ん中を圧倒的な熱中度突っ切っていく、その勢いや熱中度にMaster昇格・ひいてはGMを目指す強さを垣間見た気がします。

Slack等でよくあるtimeがうまく機能していたのも印象的でした。 timeは会社でやろうとするとだいたい上手くいかないのですが、Kaggleというプラットフォームを通じて、ゴールと熱量とレベルが揃っている最高の状態を作り出せているのかというあたりまえの気付きが個人的には収穫でした。

ええっと、音声とかでよく使うのって、メルス・・・なんだっけ?

最後は、@sugupokoさんの、周波数変換方法についてのまとめです。 皆さん御存知の通り、ディジタル信号処理(あえてこの書き方)は、画像処理であっても光波長を映像信号に変換して画像化しているので(赤が700nm、緑が546.1nm、青が435.8nmとか)で触れますし、非破壊検査でエコー波扱ったり脳波脈波から加速度まで医療系センシングデータを扱うときにも時間領域から周波数領域に~は、初手k-means初手LGBMくらいの基礎になっていると思います。

その時よくでてくるのはFFTですが、そもそも何故やるの?他にどんな方法があるの?どうやってHMSで1st取ったの?について、触れられた内容となっていました。

信号処理の教科書などでしっかり勉強すればよいのですが、ライトにまとまっている資料はない(これくらいは当たり前で話が進んでいる)なーという気がするので、これもまた@shinchir0さんのLTに続いて決定版となると思いました。

https://x.com/sugupoko/status/1911382643083468855

さいごに

後の流れから察するに、おそらく募集終わっていたんだろうなという中で一枠入れ込んでいただき、運営の皆様には非常に感謝しています。 この場を借りてお礼申し上げます。非常に良い会に参加させていただきありがとうございました。

関東Kaggler会 #3に参加しました

はじめに

2025/02/15(土)は、DeNAさんの関内オフィスで開催された関東Kaggler会に参加してきました。

関東Kaggler会は、国際的なデータ分析コンペであるKaggleに挑戦している方々を対象にしたオフラインイベントで、日本国内でもトップクラスの成果を出されているKagglerがその経験や解法を共有してくれる勉強会であり、コミュニティです。

それぞれの内容がどうだったかは、他の方も書かれると思うので、この記事では触れません。 関東Kaggler会という会全体の視点で、感想を書いていこうと思います。

会場の様子

運営のいのいちさん、ころんびあさんが写真を上げてくださっていますが、ノベルティとしてクリアファイルとステッカーを頂き、更には軽食も用意いただくとても豪華な会場でした。

スポンサーである株式会社松尾研究所さんからチロルのDecoチョコを頂いたり、ノベルティは登壇者向けには更にマグカップもあったりしたようです。 これだけで、オンラインではなくオフライン、聞くだけでなく発表する側に回る価値があるなと思いました。

休憩時間が長めに設定されていたのがとても良かった

今回のイベントで特に印象的だったのが、軽食があるということに加えてセッション間の休憩時間が非常に長く取られていた点でした。

セッション間の休憩時間は10~15分程度が多いと思いますが、関東Kaggler会#3では30分で設定されていて、軽食などをつまみながら交流する様子が各所で見られました。 この30分の設定は会話して交流してほしいという意図なのだと思いますが、一人でぼーっとしているには長く、込み入った話をするにはちょっと短いので、色んなところで代わる代わる会話が発生するのに絶妙な時間だったと思います。

当日のタイムライン

書きながら思ったジャストアイデアですが、オンラインで聞いているだけだと30分は長く感じると思うので、「オンライン参加者会話ブース」みたいなのがあっても面白いかもしれませんね。 休憩の30分の間だけ、会場のとあるエリアでオンライン参加のみなさんと話したりする事ができると、オンライン/オンサイトの距離を縮める体験を生む気がします。

パパママKagglerも結構いらっしゃると思うので、現地は難しいけどオンラインはなんとかという方ともいつか話してみたいです。

登壇テーマの充実さと重厚さ

エチレンさんのAtCoderはKaggleの役に立つから始まり、ななちさんのRSNA 2024振り返り(+2025で金を取るには)や、かえるるるさんのEedi振り返り、LTでもtattakaさんのCZII 振り返りを扱っていただき、Kagger会の名に相応しい各コンペの上位解法をソリューションには書いていない所まで細々と解説いただけたので、非常に勉強なりました。 休憩時間の雑談の中で話していたのですが、会場も豪華で軽食もでて貴重なお話を聞かせてもらっているのにお金を払っていないという事実に、どこかで払い忘れたかな?と心配になるくらい貴重な経験をさせていただいたと思います。

運営、スポンサー、登壇者の皆様、本当にありがとうございます!

タイムラインが一通り終わって会場の撤収のお手伝いをしながら、自分でもびっくりするくらいの疲労感に襲われました。 振り返れば当然なのですが、ジョーク交じりに話して頂いたJun KodaさんのセッションですらKaggleどころか、

  • 違和感に気づき
  • それを言語化
  • 問題設定に落とし込み
  • 仮説・検証する

というサイエンスの本質の重要さを話していただいていたので集中して聞いていましたし、参加していないコンペも前提知識が無いながらにキャッチアップしようと頭をフル回転させていたので、良い疲労感ではありますがそりゃ疲れるわけです。 なんせ13時から18時まで集中しているので、普段の仕事の比にならない集中具合です。

登壇のハードルちょっと高いかも???

普段の癖で「自分が運営の立場なら」で振り返ってしまうのですが、裾野を広げてコミュニティを盛り上げたいと考えると初学者・初級者にもフレンドリーな内容があっても良いかなという気がしました。 カレーちゃんが書いていたノートですが、

ShortLT枠として、LT未経験者・Kaggle入門者にもたくさん話してもらえるようにしてみました。(今回はそういう発表にはならなかったので、次回はそんな感じにしたいと個人的には思っています)

とのことなので、次回に期待ですね。

note.com

分からないを知りたい

スポンサーセッションのUdemyさんの発表が印象的で、「Kaggleのコンテンツを作ってもらうにあたって理解したい &Kaggler会参加条件を満たすため自分たちでもサブしてみた。」と話されていました。

すごい!!!と驚いたのと同時に資料中の疑問がとても新鮮で

  • ボタンどこにあるの?
  • 0.5以上だと生存だって閾値、自分で決めていいの?

などなど書かれていて、初学者にとって、モデルの出力0.5という数字だけ見て人の生死を判定して良いのかって当然の疑問だと思います。

今回はスポンサーセッションでしたが、「この辺がわかりませんでした」を発表できるLT枠があると、登壇者のギモン解決が懇親会の話題になったりして面白そうな気がします。(自分もどこかでやってみようかな)

さいごに

今回の関東Kaggler会も非常に楽しいイベントでした。 前回の関東Kaggler会が初参加で、知り合いが一人もいないしKaggleも強くないしで尻込みしていたのですが、半年の間に暖かく迎えていただいて、Kaggler界隈は非常に素晴らしいコミュニティだと思います。

懇親会も最後の最後までお邪魔させてもらって、ありがたい気持ちでいっぱいです。

直近参加するコンペないなーなんて思っていましたが、Jun Kodaさんの発表を聞いて、自分のKaggle初挑戦だった飛行機雲コンペが170位くらいでメダルが取れなかったのにソリューションを読むだけで終わっていて、late subで上位解法を自分で動かしていないなと気が付きました。 鳥コンペやIMCもそろそろ始まるかなというタイミングなので、過去コンペ振り返っていこうと思います。

改めて、運営、スポンサー、登壇者、そして一緒に盛り上げた参加者の皆様、ありがとうございました。

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はじめに

毎年10月になると1年分の年次有給休暇、いわゆる有給・年休の計画を経てて会社のスケジューラに登録するのを習慣にしています。

祝日のない6月は週休3日になるように、7~9月は毎月9連休位を作れるように。 そして、「1年前からの計画なんで、来週打ち合わせとか無理ですから」と仕事を断れるように。

そんな話はさておき、会社のスケジューラに登録した後、同じ内容をプライベートのGoogle Calendarにも登録しているのですが、同じ様な予定を複数登録する機能が私の知る限りだと無い。 毎年、最初の一日を入れたら、コピーして日付を移動して、コピーして日付を移動して。中々な重労働でした。

今年は思い立って、まとめて登録してみたよ。という内容です。

結論

仕様もちゃんと公開されているので、CSVインポートで楽々でした。

support.google.com

スプレッドシートで管理してGoogle Calenderに食わせるもよし、数日程度ならCSVをさくっと手入力で作っちゃってもよし。
試した感じだと、Start Date列さえ入っていれば読んでくれるっぽいです。

Subject, Start Date,Start Time,End Date,End Time, All Day Event,Description,Location
予定の名前,開始日付(必須),開始時間,終了日付,終了時間, 終日予定フラグ(True/False), 予定の説明, 場所
フットサル, 2024/10/25, , , ,True, 屋外, Aコート
フットサル, 2024/10/31, 17:00, 2024/10/31, 19:00,True, 屋内, 手前側のコート

毎年地味に困っていたので、ちょっとしたストレスから開放されました。

Rist Meetup 2024「Kaggleは業務の役にたつ」に参加してきました

はじめに

2024年10月12日(土)に開催された、Rist Meetupに参加してきました。 Techイベント界隈には「ブログを書くまでがイベント」という言葉があるので、今回も書いていきます。

Ristさんといえば、Kaggle界隈では国内のGrandmasterの大半はここに集まっているのでは?いっても過言ではないくらい多数のGMが在籍している企業さんであり、業務時間を利用したKaggle参加を認め、そこで培ったスキルをデータ分析や顧客の課題解決に実際に役立てている素晴らしい営みが有名だと思います。
そんな企業主催で「Kaggleは業務の役にたつ」をテーマに話が聞けるとあっては!という事で参加してきたよという内容になります。

なお、今回は企業主催イベントで写真撮影がOKだったか分からなかったので、あまり写真は撮ってないです。

講演パート

とある事業会社にとってのKagglerの魅力(hakubishinさん)

Kaggleが役に立つかを話す前に、ご自身の携わっている業務や経歴といったバックグラウンド、Wantedlyにおけるデータサイエンティストとはといったお話からスタートする丁寧な講演でした。

Kaggleで得た知見が業務上不可欠だった≒直接役に立った事はあまり多くないものの、Kaggleを通じて専門能力とコンピテンシーの両面を伸ばしていけるので業務で大きな成果を出すために必要な汎用的な能力が身につく。といったお話でした。

普段業務でジュニアクラスのエンジニア相手にキャリアの話をしたりしているので、Kaggleで得られる能力と、Kaggle外で得られる能力。そのかけ合わせで唯一無二のバリューを出していく。といった内容は刺さるものがありました。

最後は、「ここまで話した能力はKaggleでは無くても身につけることが出来るが、楽しめて熱中できるものがあなたにとってKaggleだとすればそれが最高の成長機会だ」とまとめられていて、終始非常に丁寧なストーリーの講演でした。

Competitionsだけじゃない! Kaggle Notebooks Grandmasterのすすめ(corochannさん)

以前からこの内容で話したいと言っていたらその機会をいただけたという、日本人初のNotebook GMであるcorochannのご講演です。

本筋の内容ではないのですが、Notebookを書く目的として「Kaggle Platformで楽しませてもらっていることの恩返しとして、感謝の気持でContribution Backしよう!」と仰っていたのが印象的でした。 コミュニティイベントを運営したり参加したりするなかで、アンケートに答えたりこうやってブログ書いているのも感謝の気持でフィードバックをという行動ではあるので、そういう還元の仕方があるのかという考え方は目からウロコです。

本編もDone is better than perfectで公開までのスピード重視で、To be updatedと書いて出してしまってもいいよ等、かなり実践的なNotebookでupvoteを得るためのTipsが紹介されていて非常に面白い講演でした。

私はソフトウェアエンジニアであってデータサイエンティストではないので、キレイな?イカした?実装をチュートリアル的に公開してNotebookのupvote狙ってみるのもありかもと感じたので、今後の戦略を考えてみようと思います

なぜKaggleでベストを尽くさないのか(RabotniKumaさん)

めちゃくちゃインパクトのある導入から始まった、Kumaさんによる後半戦開始の講演です。
余談ですが私のバックグラウンドは名古屋出身の映像・デザイン系なので、堤幸彦監督に作った作品を見てもらったりしていた学生時代でした。

内容は打って変わって非常に真面目な内容で、月間Kaggleは役に立たないで出てきがちな「AUC0.001あげても意味ないよね?」「テストデータに対するパラメータチューニングしてるだけじゃん」のようなコメントに(エアプでしょと一蹴しながらも)一つ一つ掘り下げていって否定していく様は、ある種大学の講義チックで非常に面白かったです。

ハッシュタグでも盛り上がっていたのが「KaggleはF1(レースカー)である」の例えでした。

各メーカーのフラッグシップ技術を集めて0.1秒を争うF1カーをKaggleのソリューションに例え、シートベルトやサスペンションなど乗用車に技術が活かされるプロセス同様、そこでつくられたモデル・重みそのものではなく、多数の実験と評価を繰り返し一般化された集合知へと昇華させていくことで実際の現場で使える知見になると解釈しましたが、非常に納得感ある説明だったと思います。

最後の質疑は身も蓋もないなーと思いながら笑っていました。

Kaggle駆動ソリューション / プロダクト開発(ishikeiさん)

招待講演ではなくRist社から、ishikeiさんによる自社におけるKagglerと業務の取組みに関するお話でした。

資料はこちらに公開いただいているようです

Kagglerと受注案件のミスマッチを無くしたいという思いが伝わってくる内容の講演でしたが、誰がどのコンペに参加してどんな成績を残してといったことをしっかり管理しているとのこと。

Kaggleがどうだとかは関係なく、あらゆる技術組織がスキルマップやらなんやらツールを駆使してやりたいと思いながらやりきれていないことに対して、Kaggleという共通言語をもって解決していてすごいなの一言です。 「あのコンペ」の一言で解き方が伝わるので、それに必要な技術・能力が逆引きできるって言われてみればそうなんですが、GMが集まっているからこそ出来る様な気もするしで悩ましいので、どこか一般化・汎用化して自分の業務に役立てられないかは考えていきたいなと思いました。

チームのミーティングとしてKaggleのソリューション紹介だったりがあって、そういった場に営業のロールであっても参加して、自分たちを打ってもらうために営業向け資料を準備して。社風などもあると思いますが、実力をフルに発揮できるような環境づくりに取り組んでいる成果なのでしょう。我々Kagglerの一つの組織ロールモデルとしてRistさんにはどんどん目立ってほしい。そんなことを思うような講演でした。

仕事が楽しすぎるような組織。 業務では先頭たって現場でという立場でも無くなってきたので、そういった物を築いていかねばなあ。

LTパート

Kaggle は業務の役にたつ - ビジネスコンテンツ情報を活用する BtoB 事業編 -(Taro Masuda さん)

Kagglerサッカー部のユニフォームで登場した、LT一本目は某新聞系のデータ活用のお話でした。

新聞系なのでNLP技術がメインにセンテンス単位で意味獲得・抽出を行っていくにあたって、Human in the Loopでデータのアノテーションモデリングの取り組みであったり、NLPのモデル開発でwandbをどうやって使っているかの紹介が非常に参考になりました。

Kaggleはデータサイエンティストになるために役に立つ(Kento Okumura さん)

趣味でやっていたKaggleの成果をアピールしてデータサイエンティスト分野の業務が出来るように異動できたよというお話でした。

技術やノウハウを分析業務に活かせているのも素晴らしいと思いますが、大きな会社さんでも会社としてそういった取り組みを支援して、広報がアピールしてくれているというのが少し驚きました。 おそらく勝手にやってくれたではなく、上層部などに声を届けるために苦労されたのだと思いますが、ishikeiさんの「実力をフルに発揮できるような環境づくり」という話が頭をよぎる発表でした。

ソフトウェアエンジニアの立場としては、(大企業のあれこれもあったのだと思いますが)SEも楽しいよー?、EM(Engineer Management)みたいなマネージャキャリアもやりがいあるよー?と思ったり思わなかったり。

kaggle notebook での LLM 推論高速化 (Kota Iizuka さん)

最後はFixstarsのエンジニアによるLLM推論高速化のお話。

業務的にも趣味的にもvLLMちょっと興味あるんだよねー、なんか持って帰れるといいなーと思って軽いノリで話を聞き始めたのですが、6時間の推論が7分15秒に短縮出来たと聞いて驚き。

こんなんやらない理由がないですやん?となったのですぐやります。すぐ勉強します。

懇親会

少し驚いたので特筆したくて書くのですが、懇親会で皆さん食事にあまり手を付けなかったんです。 普段勉強会に参加されない方は意味がわからないかもしれませんが、大体は食事があるテーブルまわりに固まって2時間あるうちの1時間位で食事が無くなってしまって、足りないので2次回に行くのが多くの勉強会パターンなんです。

Rist MeetupというかKaggerの皆さんは本当に勉強熱心なんだと思うのですが、ずっと誰かとお話されていて、中央に用意された食事テーブルの遠くの方にも会話の円が広がってあちこちで色んな情報交換がされていたのが非常に印象的でした。
※お寿司とホタテベーコンのやつ美味しかったです!

食事テーブル付近で喋っている円も、誰かが食事を取りに来るとテーブルから離れたところに移動して会話が続いていくんです。

「寝食を忘れるような強く熱中できる環境こそが能力向上に大きく寄与する」

これはhakubishinさんの講演の最後のスライドの言葉ですが、まさにコレをみた気がします。

おわりに

前回関東Kaggler会に参加して、生意気にもちょっと残念に思ったポイントをピックアップして参加レポを書いてしまいました。 nakakiiro.hateblo.jp

コミュニティイベントなので参加者もコミュニティを盛り上げる一人の気持ちでいたのですが、コレが反響があったようで今回主催のishikeiさんから「名札の色分けをオープニングセッションで説明したり、参考にさせてもらいました」とお声掛けいただき、ありがたいやら申し訳ないやらです。

懇親会含めてものすごく楽しませてもらい、2次回までお邪魔させてもらいましたし、yukiシールも初ゲットしたので晴れてKagglerの仲間入りした気分です。

改めて皆様ありがとうございました。

懇親会のゴミ捨て案内や、寿司の醤油が片方にしかなかったので置き直したり、ビールを段ボールから取り出すお手伝いをしていたり、話したいと言っている人をアテンドしていたり、振り返るとお前は何なんだという動きをしていましたが、裏方作業が好きでしょうがない性分なんだろうなぁ。

おまけ(運営フィードバック)

各種イベント運営やっていると進行へのフィードバックって得にくいのは感じるので、せっかくなので(?)気になったポイント書いておきます。※悪口とかそういう意図ではないです。

受付でconnpassのIDなのか、QRなのか何をお伝えすればいいのか分からなくてちょっとワタワタしてました。TwitterIDとconnpassIDが違う方もいると思うので、イベントの説明に「受付でxxをお見せください」とか書いてあるとスムーズだったかもしれません。

懇親会では皆さん情報交換に熱中されていたので、XXさんと話したいけど少し会話が止まるまで待ちます。みたいなのがちょこちょこみられました。パックマンルールなどを持ち込んで輪に入りやすいよう促すのも効果的かもしれません。途中で知ってる人同士で固まらずに~という運営アナウンスのお陰で色々な方と話すきっかけにもなったのでとても良かったです。

関東Kaggler会 #2に参加しました

はじめに

2024年8月3日(土)に、LayerXさんの東銀座オフィスにて開催された関東Kaggler会に参加してきました。

関東Kaggler会は、国際的なデータ分析コンペであるKaggleに挑戦している方々を対象にしたオフラインイベントで、日本国内でもトップクラスの成果を出されているKagglerがその経験や解放を共有してくれる勉強会であり、コミュニティです。

開催レポートなどは別途共有してくださる方がいると思うので、この記事では

  • Kaggle経歴は1年程度、メダルは銅2つのひよっこ
  • Kaggle系イベントは初参加で知り合いゼロ
  • 他のイベントはちょこちょこ参加、運営側だったりもする

ような人が、このイベントに参加してみてどうだったか。という視点で色々と書いてみたいと思います。

発表はめちゃくちゃ勉強になった!!!

ものすごく楽しみすぎて、新橋駅に予定よりだいぶ早く到着してしまったので、電車を何本か送らせたり銀座Sixによってフラフラしたりするくらい楽しみにして当日を迎えました。
あまりにテンションが上りすぎて、ほぼ最前ゼロズレに真っ先に座っています。 イベント中はノートPCのカタ音で他の方に迷惑かけたりとか、自分が内職出来てしまうのが嫌なのでノートPCはもっていかないのはいつもどおりでした。

技術的な要素もマインドも

何が勉強になったかと言われれば、すべて!!!!なのですが、やはり一番大きいのは考え方・マインドでした。

グループ内でKaggle部を主催されているSonyさんの発表では、自分も似たようなことをしているものの、アクティブユーザはKaggleは自分だけ、たまに1人2人声をかければ参加してくれたりatmaCupなら参加してくれたりとうまく行っていないことに悩んでいたところに、色々と気付きを貰いました。
トップランカーのKohさん(Qishen Ha)さんの発表では、どのコンペに参加すると良いだろうという考え方や、ソロとチーム、勉強したいの?メダル欲しいの?と、自分がなんでKaggleをやっているのか、改めて考える機会になりましたし、LayerXのスポンサー登壇のshimacosさんからは、今取り組んでいる仕事に直接響くワードを受け取れたりと、ここでは語りきれないほどの学びがありました。

余談:中日ドラゴンズも利用するバクラク

名古屋市港区出身名古屋人の野球人なので、開催のちょっと前に⇓のリリースを見ていたのでLayerXは推しの一部になっていて、会場がLayerXというだけでめちゃくちゃワクワクしていきました。
みなとみらいで働いていて、ハマスタ(横浜スタジアム)にもよく行くので、DeNAさんがポコチャを話題に出していたのもちょっとテンション上がってました。(ポコチャナイターなるイベントデーがある)
完全に余談ですね。

ちょっと残念だったポイント

勉強になりましたし、色々とお話させていただいたので、参加して200%良かったです。
とはいえ、やはりちょっと残念だったなーと思うポイントもあるので、次回に期待&自戒もこめて、記事として残しておこうと思います。

名札の色分けが分からなかった

会場に入って、自分のconpassアイコンと名前が入った首かけしきの名札を用意頂いていたのはとても嬉しかったです!
懇親会でも、誰がだれなのかわかるようになったので、ネットコミュニティではこういうのありがたいなと思ってました。

ただ、おそらく青が運営、登壇者が緑、赤が一般参加者という色分けだったのだと思いますが、その案内が一言あるとちょっと運営さんに相談・質問など出来たりしたのになー(後述)と思ったので、次回に期待したいところです。

会場の様子を何処で発信するのがいいのか分からなかった

今回、connpassにて「Discordの参加リンク」と、Twitter(新:X)のハッシュタグ#kanto_kagglerが案内されていました。
自分の観測範囲ではTwitterを利用されている方がKagglerには多い気がしたのですが、Discordを使っていくようにしたい意図もみられたので、会の雰囲気に馴染むまでどちらが中心なのだろう?と戸惑ってしまいました。

中盤以降は他の勉強会での振る舞いにならいTwitterハッシュタグ付きで実況気味につぶやくようにしましたが、あまり流速的に早くならなかったなと感じたので、オフライン参加者との距離をちょっと感じたのが残念でした。

ノベルティ貰い忘れた

これは自分が悪いんです。完全に自分が悪いんです。
いのいちさんがイベント用のステッカーを作ったことは知っていたし、LayerXさんがノベルティ配っていただいていたことも知っていたのに、家に帰って何ももらっていなかったことに気がついてしまいました。。。
知り合いもおらず初対面の方と話すのも苦手なのもあり、ノベルティ何処でもらえます?と誰かに聞けなかったのです。

名札の色分けで運営の方が誰かわかれば、そういったところもカバー出来たのかなという気がします。

懇親会もっと盛り上げて良かったかも?

ハッシュタグkanto_kagglerで検索していただければわかるかと思いますが、懇親会始まってからその様子をつぶやいていらっしゃる方があまりに少なかったなーという気がしました。
ケータリングめっちゃ美味しかったですし(鴨?とても美味しかった)、ころんびあさんが残っちゃうから食べてとケータリング運んできてくれてくれたついでに、ちょっとお話できたのも嬉しかったですし、そういった様子もリアルタイムに共有できてるとオフライン/オンラインの距離も縮まってコミュニティとしての盛り上がりがあったんじゃないでしょうか。

さいごに

Kaggleイベントなので名札として以下の要素があったほうがいいかも!と思い、自作名札もつけてました。

  • Twitterアカウント名
  • Rankとメダル数
  • 話題 & Private Share防止も込めて、現在参加コンペ情報

首掛け式にしていると、名前確認する時に目線が下がってしまって「あ、今確認してるな!」とわかっちゃうので、顔に近い位置に名札を持ってくることで「アイコン=顔」が紐づけやすいように工夫したりしてました。

次回への期待も込めて、あーだこーだ書いてしまいましたが、10000000000%楽しかったですし、間違いなく次回開催も申し込みます!!
懇親会でお話させていただいたみなさんもありがとうございました!!!!

いつか、運営に参加できるくらいに有名 & 強く慣れたらいいなー。