「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略
読み終わるまでの時間: 大体5〜6時間
「40歳の壁」を前に登り方を学ぼう!
「ミッドライフクライシス」という言葉を意識するようになってから、このようなタイトルの本に目が向くようになりました。 今回は尾石晴さんの『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』という本を手に取ってみました。
まず率直に感じたのは、著者が非常に優秀な方であり、私自身よりもはるかに過酷な状況を経験されているということです。 仕事面でも家庭面でも、現在の日本ではまだまだ女性に負担が大きいと感じます。 外資系企業で成果を出しながら、二人の子どもを出産し育てることは、私には想像できないほど大変だったと思います。
単純に比較できることではありませんが、このように感じたからこそ、「行動してみよう」という気持ちになりました。 “自分にはできない”という言い訳ができないと思いました。 上手くいくかどうかは別として、私のほうが自由に使える時間が多いのだから、少しでも「行動」しようと思います。
本書の後半では、著者が実際に行ってきた具体的な行動が紹介されています。 これらの章については参考になる点も多いですが、著者独自の見解が強く感じられる部分もありました。
一文、特に心に響いた言葉がありました。 「やったらいいことをやっていられるほど、人生は長くない」
この言葉を目にしたとき、すぐにメモ帳に書き留めました。 世の中には「やったらいいこと」が溢れており、自分もその「やったらいいこと」に振り回されがちだと気づきました。 SNSやインターネットの記事を通じて、大量の「やったらいいこと」が流れてくる時代に、「自分が本当にやりたいこと」を見極める必要がある、そんな思いがこの一文には込められていると感じました。
40歳を目前にし、20代の頃のようなエネルギッシュさがなくなったと感じることが増えました。 それでも、何かを始める体力はまだ残っていますし、これからだという気持ちもあります。 少しずつ「行動」することで、見える景色が変わってくるだろうと思っています。 まずはそこから始めてみようと考えています。
コンフォートゾーンから抜け出してみよう。 そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
パーティーが終わって、中年が始まる
読み終わるまでの時間: 大体2〜3時間
中年の悩みは似たり寄ったり
phaさんはいつの日だったか、テレビの特集でシェアハウスの実態を取り上げた番組の中で初めて拝見しました。 その時は自由気ままでいいなと、誰もが抱くような感想しか抱きませんでした。
この本はそのphaさんがシェアハウス運営を離れ、1人で過ごす現状と、心境の変化などを中心に書かれています。
テレビを観た当時が、自身も20代中頃だった記憶で、phaさんも30代前半くらいだったと思います。
漠然とした将来の不安を抱えていた当時の自分は、こんなにのらりくらり(失礼な表現かもしれないが…)と生活しててもいいんだ、と少し勇気づけられた記憶があります。
この本を読んだ現在も、また新たな面で勇気づけられた気がしました。
今、私が抱えている不安というのは、所謂、「ミッドライフクライシス」と呼ばれるものです。
30代の後半に入って、会社員としての自分の立ち位置や、これからの人生を思い悩むようになりました。 周りの同期の方々は、働き盛りということもあり、仕事に活き活きしているように見えます。 自分も少し前までは、頑張って出世しようというモチベーションで仕事を頑張っていました。
しかし、ある時からそのような気持ちがパタリとなくなりました。 マネージャーという役職をいただいた頃からでしょうか。 当初は仕事の忙しさや新しいことへの挑戦ということもあって、気合いが入っていたと思います。 プレイヤーの時とは違い、自分だけでどうにもならないことが大半で、やきもきする気持ちを抱くことも度々ありました。 1年くらい経った頃でしょうか。自分がやりたかった仕事というのはこういうことなのか、と考えるようになりました。
色々と思い悩んだ結果、当時の会社を退職し、また新たにプレイヤーとして転職できる会社を探して働いています。
プレイヤーに戻ったからといって、以前のような気持ちで働けなくはなっています。 これからどうしようか、このままでいいのか、という思いはずっと抱いたままです。
そんな時に出会ったのがこの本でした。
この本を知ったのは、あるYouTuberが紹介している動画を観たのがきっかけです。 その方も私と同じ年代で、この本が刺さったようでした。
本には、自分もどことなく共感できるような虚無感や寂しさみたいなものが赤裸々に書いてあり、正直、途中で暗い気持ちになりました。 しかし、最後に少し暖かいものも残ったような、なんとも言えない気持ちにもなりました。
年齢を重ねると誰もがこういった問題にぶち当たるのでしょう。生き方の自由が確立した今だからこそ、特にそういう問題が浮き彫りになるのかもしれません。
こういう自分も受け入れて前に進もう、そういう気持ちがこの本を読んだ後に残ります。
脳をしっかり休ませる方法
読み終わるまでの時間: 大体2〜3時間
仕事が上手くいかないのは「脳疲労」のせいかもしれない!?
20代の頃は感じなかった、疲労感・無気力感に悩むようになってきました。 これが「ミドルエイジクライシス」か、と考えておりましたが、その他にも原因があるのではないか、と思っているところに、「脳疲労」というキーワードが目に飛び込んできて、この本を手に取りました。
著者は茂木健一郎さん。 テレビでよく見る方です。
本を読んでみて、まず思ったこと。 結構、内容は薄めの本だな、という感想です。
技術書や論文など、エビデンスがしっかりしたものを読み続けていた反動かもしれません。 所々、著者ご本人の意見や見解が混ざっていて、読み手が誤解しそうな部分も含まれていた気がしました。
ただ、メッセージとしてはシンプルな内容かと思いました。
脳を休ませるには、ただリラックスすれば良いわけではなく、使い方のリズムを変えてあげる必要があるということ、と理解しました。
- 何か一つのことに集中して取り組んでいる→偏った使い方をしていて、脳に疲労が溜まる
- 別のことをしてみる→偏った使い方から解放され、脳が休まる・情報や記憶の整理が始まる
意識的か、無意識的か、自分はそういう行動ができている気がしましたが、改めて言語化されることでより意識的に取り組みたいと思えるようになりました。
特に取り入れたいと思ったのが、仕事の場面で実践する以下の2つの方法です。
- 現場を離れる
- 着替えをする
私は、現在、フルリモートの仕事をしており、自宅で仕事をすることが多いです。 あまりオン・オフの切り替えが上手くできている気がしません。
「現場を離れる」は、作業机から意識的に離れることで少しでも仕事モードから解放されるようにしてみようと思います。 「着替えをする」は、部屋着の中でも、仕事用の部屋着とリラックス用の部屋着で分けるなど、工夫してみようと思います。
少しの変化でも脳にとって大きな変化になることを期待し、これから取り組んでいこうと思います。
エンジニアが一生困らない ドキュメント作成の基本
読み終わるまでの時間: 大体6~7時間
インプットとアウトプットはセットで!
前回は読書術というテーマの本を読んだので、今回はドキュメント作成をテーマにした本を読んでみました。 読書というよりは勉強よりの本ばかりなので、次回以降はもう少し感想が書きやすそうなものを読んでみようと思います…。
この本はエンジニア向けに、ドキュメントの作成の基本となる技術を紹介した本です。 著者がライターであり、テクニカルなドキュメントの書き方を解説しています。
そもそも、良いドキュメントは何なのか。 この本では以下の3つで定義しています。
1つ目は「書き手が伝えたいことが読み手に一意に伝わること」 つまり、小説のような、読み手によって捉え方が変わるようなものではなく、どの人が読んでも解釈の揺らぎがなく、正確に伝わることが良いとされています。
2つ目は「効率よく理解できること」 基本的に読み手は文章を全て読まないことを前提に、読み手に効率よく情報を伝えることが良いドキュメントを作成するための重要要素となります。
3つ目は「不快さがなく、ポジティブに受け止められること」 ドキュメントはコミュニケーションの手段として使われます。読み手の心情を理解し、信頼されるような構成にすることが重要です。
紹介されていた方法の中で特に強調されていたのが、文章の構成を考えて、テーマを分解・整理することです。 文章全体の構成ももちろんですが、文章を構成する章、項、パラグラフといったそれぞれの粒度に合わせた整理の仕方が紹介されていました。
この本の読み手として想定されるのがエンジニアであることから、プログラミングの例え話も活用されていてわかりやすかったです。
感想文を書くときの参考にもできそうな内容だったので、これからのブログ作成にも大いに活用できそうです。
「技術書」の読書術
読み終わるまでの時間: 大体5~6時間
筆者の読書術、参考にさせていただきます!
まず感想を述べると、参考になったことが多く、満足しています。 「読書術」という類の本は色々と読んできましたが、IT系の技術を身につける上でとても良いテクニックが多く載っていたと思います。
所々、どこかで聞いたことがあるような内容も挟まってはいるのですが、具体的な方法やツール、サービスなどの紹介があると、 自分も使っているな、このツールはそういう使い方もできるのか、といった気づきがありました。 (途中から本書にも書かれていたテクニックですが、既知の内容は飛ばしました。)
その中でも私は下記のような内容を参考にしてみました。
色々なジャンルの本を読んでみる
元々色々な本を読むタイプではありましたが、ISBNコードを使って検索してみる術を学びました。 Webアプリの開発をしているので、勉強も兼ねて、アプリケーションを作ってみようというきっかけにもなりました。音声メディアを活用する
オーディオブックや読み上げ機能、ポッドキャストなどの紹介が書かれていました。 インプットに活用するのみでなく、アウトプットの際にも活用できる事例が書かれており、目から鱗でした。アウトプットを大切にする
これは色々な本でもよく目にすることです。 あくまでインプットとアウトプットのバランスが重要であり、とりあえずアウトプットしていくことで徐々にアウトプットの質を高めていこうと書かれていました。 アウトプットの方法は様々ありますが、自分は何かしらの記事にまとめていくのが性に合う気がします。 LT大会みたいなものにも参加したい気持ちはあるので、今後、挑戦してみたいです。
このブログも私のアウトプットの一つです。 文章の書き方が徐々に上手くなるように、自身の感情や考え方を説明できるように、推敲しながら続けていこうと思います。
傲慢と善良
読み終わるまでの時間: 大体8~10時間
結局みんな大恋愛ということか〜...
婚活をする二人の男女の物語で、ちょうど自分も婚活をしていたこともあり、一気に話の中に引き込まれていきました。 自分と共通点があるというのは、物語を読む上でとても親しみやすく感じます。 一方で、共通点がないにもかかわらず引き込まれる物語も存在していて、それはそれで素晴らしいと思います。
最初にこの本を手に取ったきっかけは、「ミステリー」というジャンルの本を探していて、たまたま目に留まったことでした。 なんとなく聞いたことがあったタイトルだったし、本の帯には「映画化」という言葉もあり、興味を引かれました。
ミステリーというカテゴリに属する本でしたが、正確には恋愛ミステリーというジャンルだそうです。 あまり本を読んでこなかった自分には、そういったカテゴリがあることすら知りませんでした。 自分が当初読みたかった「ミステリー」とは少し異なるジャンルだったようです。
ただ、読み進めていくうちに冒頭で述べたような共通点を見つけることができ、途中で飽きることなく読み進められました。
物語は男性視点・女性視点のそれぞれの構成で分かれています。 最初は男性側の視点から始まり、女性が失踪するところから物語が展開します。ミステリー要素は満載です。 先ほども書いたように、自分も婚活をしているのですが、まさに女性の行動や態度は男性には理解しづらく、まるでミステリーのように感じます…。 日々、自分自身も小さなミステリーを体験しているような気がします。
女性視点の第二部では、真相が徐々に明らかになっていきます。
物語の随所で都会と地方の対比が描かれている点も、物語に入り込む手助けになったように感じました。 地方特有の人間関係や生きづらさに苦悩する女性視点の描写には、少し共感できる部分もありました。 自分は男性なので、それほど周囲からとやかく言われることはありませんでしたが、それでもいい歳になると親戚の集まりや実家で「いつ結婚するんだ」「孫の顔が見たい」といった声を耳にすることがあります。 女性の立場であれば、さらに大きな圧力がかかるのだろうと想像できます。
この物語は、そんな女性の焦りや葛藤が引き起こした事件を軸に進められています。
女性の失踪後の話では、彼女が成長し、過去の自分を見つめ直す時間が描かれています。 その中で、登場人物たちの心情が丁寧に描かれており、読んでいる自分にも思い当たる部分があることに気付きました。 自分の狭い視野で物事を考えてしまいがちですが、冷静になって相手の立場を想像してみると、自分の考えや振る舞いが軽はずみなものに感じられることがあります。 この描写には彼女の心の変化を感じるとともに、自分自身にも何かを訴えかけられているような気持ちになりました。
「今の若い人たちって、人に言われないと自分たちが恋愛しているのかどうかもわからないのか」 ある登場人物のこの言葉には、思わずドキッとさせられました。 確かに些細な喧嘩や悩み事は、本人たちにとっては大きな問題でも、周りから見れば恋愛の醍醐味や惚気のように感じられるのかもしれません。
エンディングに向かう展開では、自然と頭に浮かんできた景色がありました。それが文章からイメージしたものなのか、自分の想像力によるものなのかはわかりませんが、とても綺麗で暖かな景色に感じました。
映画化されているとのことなので、映像も見てみようと思います。 文章で感じた感想をそのまま胸に映像を楽しみ、ガッカリしないことを願っています!
情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方
読み終わるまでの時間: 大体10時間程度
悩んでいたこれからの生き方にヒントをくれた
自分はプログラマーです。 今、自分のキャリアに悩んでいます。 それもあって、この本を手に取りました。
この本には技術的な内容はほとんど書かれていなくて、エンジニア・プログラマーとして姿勢、心のあり方といった精神面の内容が記載されています。
正直、どこかでみたような内容、他の自己啓発本でも書いてある内容も多々ありました。
それでも、今の自分に必要だった内容もある程度含まれていたような気がします。 一番最後に書かれていた好奇心の話はまさにそれで、今、自分は仕事を楽しめているのか疑問に思いました。
楽しむためのプログラミングは業務を通して取り組むことができません。 業務時間のひと枠に勉強会というものもありますが、基本は業務を通して知り得た情報の共有会です。 全く新しい技術に、好奇心だけで取り組む機会が薄れているのを感じます。
このように書いてみたものの、仕事を楽しむというのは自分自身の気の持ちようなのかもしれません。 「余裕がない」といえばそれまでで、余裕が持てるように努力をしていく必要があると思います。
短期的なものの考え方や目の前のことに視線を奪われがちの近頃ですが、今一度自身のプログラマーとしてのキャリアを考え直すための一冊となりました。
若手エンジニアにももちろん大事なことがたくさん書いてありますが、ある程度年齢が高くなってきたエンジニアにも今一度考え直してもらいたい内容が書かれた一冊でした。