都市と楽しみ

都市計画と経済学の融和した都市経営を京都で考えています

新春

 今年もこのブログのご愛読どうぞ宜しくお願い致します

 年が改まり、いよいよ「金利ある世界」に帰ってきた

 1年定期で1.5%の商品が現実に並び、長期金利では10年国債利回りが2%を超た、リスク指標の10年国債利回りの上昇は、株式に対して投資家が求める利回り(10年債+リスク・プレミアム)を上昇させ株価下落につながる

 

期待成長を前提に高く評価されてきた株価、とりわけ将来キャッシュフロー依存度の高い銘柄には影響が大きい、その象徴がAI関連株だ、生成AIは確かに技術革命だが、足元の株価は期待と投機の終焉が懸念される

2000年のドット・コム・バブルと同様、「技術は本物だが、価格は別物」の懸念がある、勝者は残るが、すべてが報われるわけではない。年初は、AIという流行り言葉ではなく、収益構造と資本回収の時間軸を見極める年だ

 一方、実体経済の足元には別の緊張がある、我が国では不動産向け貸出が約11.3兆円規模、GDPの2割に迫る勢いで急伸しているが、これは決して日本特有の現象ではない

 アメリカでは住宅ローン残高が約13兆ドル、さらにオフィスや商業施設を含む商業不動産(CRE)向け貸出が約4〜5兆ドルと、金融システムに占める不動産与信の比重は極めて大きい、反対に収益は、主要都市のオフィス空室率は全米平均で15〜20%台、サン・フランシスコなどでは25%超という事業採算が危ぶまれる高水準に張り付いたままだリモート・ワークとRTO(Return To Office:出社回帰)の綱引きは続くが、需要の戻りは限定的だ

消費者部門でも歪みがある、住宅ローンの深刻な延滞率はなお低位だが、クレジットカードや学生ローンでは延滞率が明確に上昇し、家計の耐久力には陰りが出てきた

金利・不動産・消費者信用という三点は、別々に見えて実は一本の線でつながっている、これはリーマンショック前夜に似ている

 金利はもはや背景ではなく、主役に戻った、期待と物語で動いた時代から、利回りとリスクで選別される時代へ2025年の年初は、その分水嶺に立っている。

 但し、昨年の驚きは生成AIにつきる、ChatGTPとGeminiを使い分けているが、調査・まとめはもちろんだが、話が拡散し、多面的な分野の展開や、さらに思索の深耕の道具にも使える

ChatGTPは物事に強い、経済や都市計画、制度論、正義論、組織論、強欲と利他などをとりまとめる、但し本の事例などの間違いも散見される

Geminiは物品に強い、オーディオのメーカーの歴史、録音と方式、マイクの種類などに強く、エンジニアのつながりなど発見も多い、文章の洗練などはいまひとつに感じる

AIバブルと言われるのがよくわかる、使っているのが当たり前に1年で変わった

 今年の当方のニュースは「逆遷都69」だ、8月末位に奈良の三条通に居住を移す、理由は:

①京都の庭(桂離宮130回、修学院離宮90回など)を行きつくし、セミナーなどで歴史や建築の知識も深めた

②観光地化が進み、錦市場も地元の台所から国際観光客のフード・コートとなるなど変化がある

③京都の夏の暑さに辟易した、昼はエアコンにこもり読書しかできない

④政治・仏教の発祥の地である明日香、奈良を再び楽しんでみたい

⑤広場や自然が好きな孫と同じマンションに住める

 そのため、医療の対応や自転車の準備、不動産関連の対応に忙しい、関係の方々には新住所とホームページなどの更新も致します

 あわせて、2月19日(木)19:00~は都市計画学会関西支部にて「都市と選択:企業立地の経済と創造環境 ―関西への副本社誘導とクラスター戦略― 」をPeatixのZoomで行う予定です、25年データも入れるため年始から忙しくなります

 25年の論文と研究の集大成ですので、できれば著作として出版したいものだと考えています

本論PPT https://drive.google.com/file/d/1tEejWaq1vyCmlsEhelzuVqtcekN_7ggl/view?usp=drive_link 本論 文章 https://drive.google.com/file/d/1LeW_sHYI4Gzl7ywppjdfaG58m3AJoyic/view?usp=sharing 

 今年は世の中も当方も変革の年になりそうだ

大晦日の過ごし方

 昔は7時半ごろから田中鶏卵に並んでいた( https://n7yohshima.hatenablog.com/entry/2021/12/31/150059 )が、寒いのと高くなったのと錦市場に風情がなくなったので取り止めている(当方が卵白アレルギーのためもある)

 ふたばに餅を9時に取りに行く、予約でも数人待ちであり10分程待つ(1Kg3,600円(大体20個くらい:去年は3,200円、一昨年は3,000円、2013年には2,300円)値上がりだ、ここは福の神がいるのか毎年ますます混雑する、餅の電話予約も折り返し前年の電話番号での確認になった、予約でない行列は長く、横断歩道を超えて鴨川デルタまで伸びている

昔は、ふたば のあとは銀閣寺手前の ますたに のラーメン(持ち帰り年越しラーメンの受取が多い)など食べに行ったものだが、出町の商店街は10時からゆっくり寺町を帰り、三条商店街に

10時からの店が多く、三条商店街で小さな味付け数の子、果芯で一番うまいという新堂みかん権兵衛15個734円を購う

 お昼は11時に三条尾張屋がお決まり、11時にいくと10人待ち、15分ほど待つ、天ざる(1,550円)や天ぷらそば(1,300円)にする、ゆったり食べる、12時に出たときは20人近い行列だった

 

おせちづくりの手伝い、孫は外出し万博公園あたりで遊ぶ、夕方やってくる予定

 タキモト 名酒館に手取川大吟醸4合瓶を買っておいたのを冷やす

 

 夜は孫たちも入れて、おせちのつまみ食い

 

 夜は孫たちも入れて、おせちのつまみ食い

 紅白を終わりまで見て、最近六角堂の除夜の鐘も久しぶりに聞く(昔は、並ぶと突かせて頂いた、おたべの御汁粉もあったように思う)

 

 良いお年を

 

 良いお年を

長期・独裁・成功体験が自分の首を絞める:カリスマ支配が必然的に行き詰まる構造

個別企業のトップ人事や不祥事は、つい当事者の資質や性格の問題として語られがちだ
しかし少し視点を引くと、そこには共通する構造がある。それは成功したカリスマが、長期にわたり意思決定を独占したとき、組織・国家・制度がどう劣化していくかという問題だ

ここでは特定企業名を離れ、より普遍的な構造としてこの問題を整理してみたい

1.トップが居座り続けることの非合理性:四つの構造

組織や国家のトップが長期に居座ると、問題は人格ではなく構造の非合理性として現れる、整理すると、次の四点だ

① 更新不能な成功体験
過去の成功が神話化し、環境変化よりも「かつて正しかった論理」が優先され、意思決定は未来ではなく過去を向く

② 国家の場合:経済から先に腐る
長期支配は、まず経済の更新を止める。成長の源泉は枯れ、既存リソースの食い潰しが始まる、内政の停滞は、外への目くらましや仮想敵づくりで覆い隠される

③ 承継の陥穽
後継者は育てられず、選ばれず、否定される、形式的な承継や外部人材の招聘は行われても、共有知は存在せず、バトンは空中で落ちる

④ 長期の制度変容
トップに合わせて制度が歪み、例外が常態化する
経営層と現場の離反や責任転嫁が起こる、制度や人事評価は本来の目的ではなく、トップを守るために機能する

2.国家に現れる同型現象:中国・ロシアの危うさ

この構造は企業だけでなく、国家にもそのまま当てはまる
長期政権の末期に共通するのは、経済から先に腐るという点だ、一方で内部不満をそらすため外部への目くらまし攻撃や仮想敵の設定が強まる

中国やロシアに見られるのは、新味のない経済運営、強権体制の移行、外への攻撃性による求心力維持という典型的な長期支配の末期症状である。これは体制の強さではなく、更新不能性の表れだ

3.招き入れた「プロ経営者」が失敗する理由

次に起こるのが、「外部から招いたプロ経営者」の不全だ、形式上は権限委譲が行われるが、実態は過去の成功モデルの追認、数字合わせの短期成果、創業期の思想との断絶に陥りやすい
高級化シフトが裏目に出て主力ブランドを手放した化粧品企業、直営資産をフランチャイズに売却して一時的な利益を作った外食企業などは、その典型例だ
いずれも短期の財務合理性は達成したが、長期の競争力と文化を損なった、プロ経営者の失敗というより、共有知なきバトンタッチの必然的帰結である。

4.制度そのものの崩壊として官僚制と企業システム

同じ構造は制度レベルでも進行している、官僚制では、長時間労働というコスト、見返りとしての天下りの減少によって、制度の均衡が崩れた
結果として相対的にコンサルティング会社が優位に立ち、官僚のなり手不足が深刻化している。

企業においても、マニュアル化・数値化を極限まで突き詰めたモデルは、環境が変わった瞬間に脆さがある、かつては無敵に見えた仕組みも、更新されなければ制度疲労を起こす
これは特定企業の問題ではなく、システム依存型経営全体の宿命だ

5.それでも残されている「成熟した引き際」

では、どうすればよかったのか、答えは派手ではないが、実は一貫している
① 完璧でなくても、更新可能な次世代に任せること
集合知と自分の経験をぶつけ、発酵を待つこと
③ 結果を所有せず、酒になるのを見守ること
④ ゆっくりその酒を飲む距離に退くこと

ここで求められるのは、経営手腕ではなく、老いと成功を引き受ける覚悟だ

長期・独裁・成功体験は、静かに、しかし確実に自分の首を絞める。これは企業でも、国家でも、制度でも、そして個人の人生でも同じだ

引き際を設計できる人は稀だ、だが、それができた人こそ勝ちだ

グリル一平 三宮店(兵庫):整理券となり、系列も変容、暖かさとうまさがどこかに

 何やら、元町店がフライ専門、御影洋食 一平( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000113153.html )なども開店しちょっと様子が変わっている

 三宮店を10時前に行くと整理券2番の札(実質1番)、10:40までに3階の待合に来るようにとの内容、色々あたりを視察して10:30に3階に行くと殺風景なうえ手洗いもない待合室、カキフライ1個でも注文できるはずが「広島で生育が遅れているため提供時期は未定とさせて頂きます」とある

やがて注文を取りに来て、タンとビーフの混ぜはできないと言われ、ビーフ・シチュー(3,900円)と大盛ご飯(300円)にする

 

 呼ばれて、1階のカウンター奥に行く、急いでサラダ(キャベツに断面がみずみずしくない胡瓜とトマト)、さらにドレッシング2種も蓋がない状態、前とはだいぶ違う

 さらに、オムライス、ハヤシライスはすぐに配膳されて、次にフライものとなったが、25分経っても、ビーフ・シチューが出てこない、思わずどうなっているのかと聞いた

 あまり楽しくない

 漸く配膳されたビーフ・シチューは隣の夫婦も注文していた、ロット管理かもしれない

 肉は大きいのが4つソースは少ない、ガルニは「冷えた」人参グラッセ、鞘豌豆、フライド・ポテト

当然柔らかく、脂の多い肉は4切れ、当然柔らかいがソースが甘い、苦みがまったくない、あまりに変化がない味であり、卓上のタバスコをキャベツにかけ味の変化に利用したくらいだ

 ご飯は大盛でも昔より少ない、味は普通、粒立ちは良い

 会計も自動のため自分でやる、どうもなぁ、うまいものというより、社員食堂の気分だ

 当方の矜持は「人は人情を食べる動物である」(河上肇)がある、好きだった店の雰囲気も変わり、味も変わる

 ここより、次に行くのは京都色街洋食の店 みしな のビーフ・シチューの典雅なお味、もてなしが心地よい

 さらに、この時間なら花隈の洋食の朝日でフライド・ガーリックとタレのステーキにすべきだった

 一食の楽しみを失った

ばたばたしない年末・年始の用意

 年賀状はEmail化して4年目、お金と時間の節約になる、作成時間は同じくらいだが印刷の無いのが良い
 餅は出町のふたばにて予約し大晦日に取りに行くだけ、最近混雑がひどい、恒例の田中鶏卵の出汁巻きは当方のアレルギーと高騰のため見合わせ

 大極殿のクリスマス・ケーキなどは新たに孫に買う、煮しめ紅白なます、叩き牛蒡、黒豆は荊妻が、その他は蒲鉾と数の子(少量)、手取川吟醸(4合)位か

 まったく平常と変わらない、正月恒例のすき焼きもモリタ屋が二日から開くため問題が無い

 1月の10日に大学の都市計画系新年会があるため、9日に友人と久々に飲み、翌日は子供とお昼、夜は新年会となる予定

ストライク軒(大阪 天五):リニューアル移転した店は前とはちょっと違った

 移転前の店舗には勤務していた淀屋橋から北浜に歩き、堺筋線に乗り天六まで来るなどして「東京ラーメンの懐かしさ」を味わいに通ったものだ( https://tabelog.com/rvwr/000461992/rvwdtl/B115832914/#129460613 )特に、新大久保 めとき(W大学理工学部の通学路にあった)のオマージュ、「ときめき」など名作が良かった

 京都から京阪に乗り北浜から25分歩いて新店へ、口開けに15分前から店舗前の椅子に座る、カウンターに座ると前とは違う明るさとオープン・キッチンだ

 

 ワンタン麺(1,250円)にチャーシュー(350円)を足す、1,600円になった

 

 丼にチャーシュー3枚と追加の4枚が周りに、ワンタンは3個、メンマは細目、法蓮草(少し)と鳴門、海苔、白葱が東京風の証だ

 スープは前より、魚粉だろうか重い、軽やかなお味に煮干しが香ったのがよかったのだが、麺は前より太くなりしなやかさが無いと感じた、量は充分だが、三河製麺から変わったのだろうか

 ワンタンは薄目の皮、餡も特にうまいと思わなかった、チャーシューは固めだが味わいがある

 スープは胡椒たっぷり目がうまい、しかしだんだんくどく感じた

 前のお店とはちょっと違い、軽妙から重厚になった感じがある、ちょっと好みに合わなかった

 帰りは淀屋橋の開発を見てから、京阪の2階建て車両に初めて乗った、三条通は大混雑のなか帰洛

古希前からは疲れを「切る日」が必要:高負荷は週2回

 テニスを週2回、2万歩ほど歩く都市視察や、自転車での庭や食べ歩きをしていると、疲れを感じる、おっくうになるというものだ

 しかも、不動産案件2件のマネージメントと講演・著作も並行している、つまりは面談(感情労働)とPCぱちぱち(頭脳労働)に加え、読書もしている

 高負荷の運動は週3回までに抑え、疲れた翌日は「休み」疲れを切る回復専用日(軽い運動)を入れるのが良いようだ、その他は休養日として読書とPCなど

 50代は海外旅行や海外視察にて4万歩はこなし、テニスも週3回やっていた時期もあった、そうそう、朝に桂離宮、帰って自転車で修学院離宮、そして美術展などを掛け持ちしたものだが、いまは頭も体もついていかない

 ゆったり楽しもう、食事も脂と油、そして量が食べられないが和みの野菜や豆腐も良いものだ