一年で最も昼が短い日で、「冬至冬なか冬はじめ」と言われるように、二十四節気では冬の真ん中であり、真冬の始まりです。この日を境に太陽が復活し始めるということから、冬至を「一陽来復(いちようらいふく)」と言い、「幸運に向かう」と言う意味もあるそうです。
今の時期、まつこの庭は霜枯れて花のない寂しい庭になっています。


坐骨神経痛が再発して、枯れた草花の処分も思うようにはできず、イトススキやシュウメイギクのシードが目立つばかりです。
そんな中で実生から育ったビワが今年初めてつぼみを持ち、花を咲かせ始めました。

ビワはバラ科の常緑高木で、中国南西部の原産で、耐寒性がやや弱く東海以西の本州、四国、九州で果樹として広く栽培されているそうです。実が楽器の琵琶に似ていることからこの名があるそうです。花が咲き実が生るまでには実生から8~10年かかるそうです。

花は白くバニラのような香りがあります。私が嫁いできたころ大きなビワの木がありましたが、枯れたのか邪魔になって切ったのか、記憶があいまいですが、いつの間にかなくなっていました。今回花が咲いたビワの木は、5,6本自然に芽が出たもので、小鳥のプレゼントだと思います。庭に植えたところ4本が2~3mほどに育ち、そのうちの1本に今回花が咲きました。その木は何本か枝分かれしていて、その枝にもつぼみが付いています。


こんな小さなつぼみでも寒い冬の時期に大きくなって花を咲かせることができるのでしょうか。実を収穫できるのは6月です。楽しみに待つことにします。
冬至に欠かせないものと言うと、柚子です。柚子は太陽を意味し、弱まった太陽の気を補うものと考えられていたという説もあるそうです。温かい柚子湯に浸かって身体を清め、太陽の復活を祈るのだそうです。
今年は果物が外れ年だそうですが、私の庭の柚子は鈴生りでした。親戚や近所の人、友達などにたくさんあげて喜ばれました。例年なら私は柚子はうどんやそばの薬味や柚子リンゴの砂糖付けぐらいしか使いませんでしたが、今年は柚子仕事に挑戦しました。

砂糖付けは切ったリンゴと柚子を交互に重ねて砂糖をかけるだけです。これだけでリンゴも柚子もおいしくなります。



柚子仕事とは、柚子の実を使って保存食をつくることです。今回は柚子酒と柚子ジャムを作りました。
柚子酒は柚子を半分に切って、ビンに柚子、氷砂糖の順で入れて、ホワイトリカーを注ぎ入れるだけです。柚子は一つの瓶に大小10個使いました。30分ぐらいでできました。1~3カ月経てば、飲めるそうです。


柚子ジャムは手間と時間がかかります。ジャムに使った柚子はよそ様にあげた残り物で、しみや傷などがあるものです。

柚子の黒いしみやキズなどを取って、半分に切って果汁を搾ります。果汁が入っていた薄皮を取って荒く切り、外皮は細い千切りにします。外皮を刻む作業が一番手間がかかり面倒でした。種子はお茶パックに入れます。

細く切った外皮だけを3回水を替えてゆでこぼします。この工程がなかなか面倒ですが、苦くない柚子ジャムを作るこつのようです。最後に外皮、薄皮、柚子の果汁、砂糖、種を一緒に煮て、完成です。種子をお茶パックに入れたのは、途中で引き上げるためです。捨てずにとって置いたヨーグルトの瓶に完成したジャムを詰めました。ジャム作りはとにかく手間がかかり、2時間半ぐらい時間がかかりました。


使った柚子は大小合わせて10個ぐらいです。砂糖は家にあったザラメ(砂糖は賞味期限がないそうです。)を使ったので、ジャムの色がいくらか黒っぽくなってしまいましたが、おいしくできました。夫がおいしいと言ってくれたので、人様にあげても大丈夫そうです。
今回柚子仕事をしようと思いたったのは、たくさんの柚子がもったいないというのもありましたが、足が痛くて庭仕事ができないからというのもあったと思います。
今日は柚子湯に入って温まることにしましょう。