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始まりのレンズで

社会人になって初めてのボーナスで買ったのがペンタックスSVでした。
「ボーエンだよ、ワイドだよ」のTVCMがブラウン管に踊っていました。
もちろん買ったのはボウエンでもなくワイドでもなく、標準レンズ1本だけでしたけどね。
今日持ち出したのはそのsuper-takumar 1:1.8/55
私の鉄道写真の大半がこのレンズを通った光を記録したものです。



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写真でも分かるくらいの前玉コーティングにポツポツ腐食が多数あります。
半世紀以上経って雑な保管なのにカビや打ち傷はありませんが見た目は並以下かなあ
九州から北海道までコイツと一緒に駆け回りました、青春時代の伴侶です。


始まりのレンズで_e0019563_20504496.jpg
正直言って、今もなんの問題もなく撮れるのが不思議なくらいです。
レンズ名を書かなければ最近のレンズと見分けがつかないと思います。
ただ逆光ではフレア溢れる甘々ですけどね。


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カラーフィルムがまだ高価で画質的にもまだ発展途上だった頃ですから
色調は渋めですね、ちょっとイエローに寄った地味な色合いです



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酷使した割にはヘリコイドの回転もスムースで、
「君、全然変わってないなあ」と声をかけたい気分です。
なんていうんでしょうね、半世紀も経つのにメンテ無しで使えるのはすごいことだと思います。
現代のカメラはもう電子機器ですからね、
半世紀後には「レンズという光学装置を使っている時代がありました」
と昔話になっていることでしょう。






by mypac | 2021-10-07 21:37 | カメラの話 | Comments(0)