こんばんは。キタダハルキです。
今日は結局、新春初マクドに幸せを感じたんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のTSUTAYA DISCAS日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【この一枚を聴いておくだけで、いろいろな音楽の解像度が上がる】。
それではレビューしていきたいと思います。
■The Velvet Underground & Nico/the Velvet Underground and Nico(1967)
曲は聴いたことなくても、このバナナのジャケ*1は知ってる…という方も多数であろう、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコの1stアルバムです。
さて、当作品ってそこかしこに影響を与えている作品としても有名なんですが…実は売れたCDではありません。リリースしてから5年間でわずかに3万枚*2とのことで…多大な影響を与えるには少ないセールスという話にはなってしまうと思います。
で、私としても正直”敷居の高いバンド”というイメージがぬぐえず、なかなかチャレンジできていなかったバンドのひとつでもあります。そして、ベスト盤でまずはチャレンジしてみても、ふーん…?みたいな感じで、積極的に手を伸ばしたりする感覚はなく…
その結果、再生数は20回超。あれ?…なんというか、これが答えな気がします。
その再生数の伸びたベスト盤の後でチャレンジしたのが当作品ですが、パッと聴いたら「これは、どう聴いたらいいの…?」ともなるし「あぁ、ここはなんか好きかもしれんけどようわからん…」みたいにもなるし、ほんで、何回か聴いてると「おお…よう聴いたらおんなじような曲が実はなくて、なんかアートのソースが開いてくるような、気がする…!」みたいになってハマっていくんですよね。冒頭にあげた『Sunday Morning(M-1)』とか、なんて美しい幕開けなんだ!と思いますし。
ほんで、なんというか…インディーロックでもあるし、パンクでもあるし、ロックンロールでもあるような気がする*3んですよ。例えばこの『Run Run Run(M-5)』とかね。いまの時代から振り返るとサウンドがスカスカのように見えて内側を通っている情報は結構多い気がするんですよ。
このアルバムを称して、かの大物ミュージシャン、ブライアン・イーノはこう語ったそうで。
先日ルー・リードと話をしたんだ。彼によるとヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファースト・アルバムは5年間で3万枚しか売れなかったそうだ。最近でこそ売れ行きが伸びてるみたいだけどね。しかしあんなに重要なレコードはない。なにしろ買った3万人が全員バンドを始めたんだからね。
それにしても、なんというか…好奇心を掻き立てるというか、とりあえず楽器持ってなんかやってみようやって思わせる力があるというか…ほんまにこんな音鳴るんか?あぁ、鳴ったような気ぃするわ、みたいな感じで、のめり込ませていくような…
自分でも出てきた言葉のままに書いているんでわけがわかりませんが、混線していたものが、ほどけたり、そのまま出てきたりしながら、スカスカしているのに密度も感じるカオス*4もありつつ…
正直、当作品を初めて聴いたのはもう5年以上は前のことですが…レビューを書くのは難しいと思っていたんで、出てきたままを素直に書いたらこうなった、というような感覚です。
最後に、その混沌とはある意味無縁な美しいバラード『I'll Be Your Mirror(M-9)』の音源を貼って締めておきたいと思います…
■終わりに:この一枚を聴いておくだけで…
レビューは以上になりますが…
今のようなスタイルでいろいろと勉強しながらレビューを書いていると、本当に頻出するんですよ、彼らのサウンドの影響らしきものが。それも邦楽洋楽問わず。
それこそ、いわゆる混沌めいたものを”アリ”にした功績も大きいし、そのおかげでストレートな美も引き立つという…まさにアーティーな一枚。
好きになれるかは別にして、この一枚を聴いておくだけでいろいろな音楽の解像度が上がると思うので、一回はチャレンジしてみてほしい作品だと思いますね。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓収録曲『Run(下記M-4)』に、当アルバムの『Run Run Run』からの借用フレーズがあります。しかもそこで大きな”ひとつめの”ピークを迎えます。下記アルバムも陶酔感抜群の作品です。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。”ブギ”のノリについていけるかがキモかも…。超名盤かつ、代表曲『Get It On』収録も、意外とハードルは高いかもしれない作品。慣れたらハマるんですけどね…
*1:アンディ・ウォーホルの作品です。
*2:レコーディング後、アセテート盤が作られるが、コロムビア・レコードは結局、販売と配給を拒否。グループはアトランティック・レコードとエレクトラ・レコードにかけあうも、スターリング・モリソンによれば、アトランティックはルー・リードの麻薬(『Heroin(M-7)』。楽曲的にもローとハイを繰り返すトリップそのもので、非常に危険な中毒になる楽曲。)に対する言及が気に入らず、エレクトラはジョン・ケイルのヴィオラが気に入らず、やはり断られた。最終的にレーベルはMGMレコードの子会社のヴァーヴ・レコードに決まった。
*3:もちろん、そこに彼らのコアジャンル?と言っていいのかどうかも分からないけどずーっとサウンドがサイケデリックの服をまとっていますし…。
*4:『The Black Angel's Death Song(M-10)』は本当にカオス…この曲の存在で敬遠する人もいるかも…笑。

