こんばんは。キタダハルキです。
忘年会などの影響で書き溜めているところなんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、それでは今日のDMM月額レンタル日記、やっていきたいと思います。
今日のキーワードは…【ガッと心を掴まれて立ち尽くしてしまうような…】。
それではレビューしていきたいと思います。
■kocorono/bloodthirsty butchers(1996)
オルタナ・インディー・ノイズ・ハードコア…非常に広範な影響を与えている札幌のロックバンド、bloodthirsty butchers(以下、ブッチャーズ)の4thアルバムです。
実は私、ブッチャーズはもっと後の作品から聴いて、すごいのはわかるんだけど…みたいな感じで、しっかり聴きこむところまで至れていなかったんですよね。
にもかかわらず今回チャレンジしようと思ったのは、私が敬愛する五十嵐隆(syrup16g)のフェイバリットとしてこのアルバムが挙げられていた*1からです。
そういう経緯ではあったんですが、聴いてよかったです。
'90年代後半の…特に日本のオルタナシーン*2へと繋がっていく流れを感じます。『4月(April)大人になんか解ってたまるものか!(M-3)』のイントロのギターリフとか、まさにって感じですよね。
吉村秀樹(Vo./Gt.)の歌は本当に朴訥で不安定なんだけども、小手先で何とかしてやろうとかせずに、真っすぐぶつかってくる感じなんですよね。耳にめちゃくちゃ残る。
一方で、バンドサウンドのコントロールが巧みで…なんというか、衝動任せ?みたいな感じではないんですよ。全体として…矛盾するような表現ですが、熱量がある冷気のような迫ってくるサウンドが特徴的なんですが、その中でも乾燥したインストを挟んで、『6月(June)あめ,アメ,雨(M-5)』のイントロから降り注ぐ轟音の雨はもはや叙情的ですらあるんですよね。
もっとも、率直に言って先述の歌の件やら込みで、クセのある作品*3ではあることも留意が必要で、万人に勧める感じではないのも確か。ちょっと聴いて難しかったらしばらく寝かしてもいいし、無理はしないでほしいとも思うところはあります。
ですが、いきなりどこかのタイミングでガッと心を掴まれて立ち尽くしてしまうような…そんな瞬間がいつか来るようなアルバムとも思います。ホットなようで寒々しくもある、刹那のサウンドに圧倒される、その日まで…という感覚ですね。
■終わりに:クセがあったからこそ…
レビューは以上になりますが…
ブッチャーズ、当作品で結構久しぶりに聴きました。
何度も言うようにクセはあります。ただ、クセがあったからこそ、忘れ去ってしまいはせずに、こうやって思い出して聴いたわけですし、当作品は先述の五十嵐隆をはじめ、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)も影響を公言しているようで、ミュージシャンにも強く刺さっている作品でもあります。
ということもあるので、タイミングが来たらぜひ。もしそれが今だというのなら、ぜひ手に取ってみてほしいですね。
↓当作品、サブスクないかも*4しれませんね…。'16年発売の完全版(amazonリンク。楽天は通常盤です)も限定生産だったので若干値段が上がっています…。
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。
★関連(個人的お勧め含む)作品・記事
↓脚注込みで先述した五十嵐隆が当作品の影響を受けていると思しき作品…彼がフロントマンを務めるsyrup16gの1stです。『君待ち』だけでなく、楽曲全体におけるギターを刻むリズム感にもかなり影響を感じますね。
※前回の当カテゴリの記事はこちら。スティーヴィー・ワンダー、ブレイク前で評価も決して高くない作品ながら…歌うまいわ…ときもちよく聴ける作品です。
