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この作曲の幅は、もはや魔術師…【Gift/小林建樹(2023)】

こんばんは。キタダハルキです。

年末年始らしく、うっすらダラダラしているんですが…皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、それでは今日は購入物レビュー、やっていきたいと思います。

今日のキーワードは…【この作曲の幅は、もはや魔術師…】

それではレビューしていきたいと思います。

■Gift/小林建樹(2023)


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神戸出身のシンガーソングライター・小林建樹の11thアルバムです。

しっかしまぁ…本当にアレンジ・コードワークの構成が一筋縄じゃ行かないですよね。

上記『アンブレラ(M-3)』もパッと聴いたらすごくポップなのに、ラップパートなどでおそらく彼が敬愛しているというカエターノ・ヴェローゾ*1の影響?らしき複雑で前衛的*2なコードワークが面白いんですよね。

それでも、パッと聴いてポップと思えるわかりやすさはきっちり保っていて、気難しくなってないんですよね。『ふるえて眠れ(M-5)』とか、スッとくると思うんですよ。


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この…スッと来るってのと複雑ってのを両立している音楽ってそうはないんですよ。だいたいどっちか。そしてこの両立こそが彼の音楽の飽きにくさにも繋がっていると思うんです。

それにしても、中盤のバラード『It's OK(M-6)』は…かつて彼が楽曲提供したあの国民的アイドル・嵐*3を彷彿とさせるような…中央で聴かれていても違和感がまったくない曲。しっかしいい曲やな…。


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とにもかくにも、もっと聴かれてほしいんですよね。彼は現在自社レーベルリリースなんでね。

このほかにもディスコ歌謡的懐かしさあふれる『No.1(M-7)』、ポエトリーダンスパンクともいえるような『パスタ(M-8)』など、作曲の幅がもはや『魔術師(M-9)』


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ぜひこの12曲に渡る魔術師からの『Gift』、手に取ってみてほしいと思いますね。

■終わりに:昨年行った彼のライブ会場で…

レビューは以上になりますが…

当作品は昨年行った彼のライブ会場で購入しました。

しかしまぁ、非常に贅沢なライブでしたね…このレベルの実力・実績がある方をあの規模のハコで観れるってマジですごいと思いましたね。そりゃ財布のひもも緩む。

とにもかくにも、もっともっと知られてほしいんですよね。ということで、今後も積極的にレビューしていこうと思います。

※公式サイトでの販売となります。CD版、DL版があります。

商品名
Gift/小林建樹(2023)

 それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

もし気に入っていただけましたら、もう一記事、読んでいただけると嬉しいです。

★小林建樹・アルバム時系列レビュー

次作(12th)のレビュー記事はこちら。春らしい、パステルピンクのようなポップス集。今作以上に聴き味はポップだと思います。ヘビープレイ'25年5月号の第1位作品かつ、年間第2位作品でもあります。

musictherapy.hateblo.jp

 

↓前回の当カテゴリの記事はこちら。キックのKREVAのソロデビュー作は、自己に向き合った結果の謙虚な新人としての自信をのぞかせる作品でした。

musictherapy.hateblo.jp

 

*1:MPB(ブラジリアンポップス)の超大物シンガーソングライター。

*2:複雑さだけで言えばこれに続く『キミ晴、語る(M-4)』はもっと複雑。呪術的でもはやラップのようだけど、ディスコのように踊れる…みたいな。

*3:「シリウス」、「KAGERO」(作曲)、「MABOROSHI」(作詞・作曲)。ちなみに、ラストを飾る『Misty Lady(M-12)』ではKinki Kidsの『硝子の少年』を彷彿とさせるメロディ・リズムが登場。作曲者の山下達郎は小林建樹のフェイバリット。『Ride on Time』のカバー経験もあります。