
03|ムカデが台所に出る原因と侵入ルート完全対策ガイド|年間で再発ゼロを実現する実践マニュアル
この記事の目的
台所にムカデが出る原因を根本から断つために、侵入経路の特定、隙間封鎖、湿気管理、忌避剤の正しい使い分け、そして年間で再発を“ほぼゼロ”に近づける実践的な対策をまとめた完全ガイドです。
01(玄関)、02(室内全般)と連携できるよう構成しています。この03記事を追加することで住まい全体のムカデ対策がより強固になります。
この記事でわかること
- 台所がムカデに狙われやすい理由
- 台所固有の“見落とされやすい”侵入経路
- 最優先でやるべきDIY封鎖ポイント
- 用途別の忌避剤・殺虫剤の正しい選び方
- 湿気・暗所・床下とのつながりの改善方法
- 再発を防ぐ年間ルーチン
- 03|ムカデが台所に出る原因と侵入ルート完全対策ガイド|年間で再発ゼロを実現する実践マニュアル
ムカデが台所を狙う“3つの本質的理由”
ムカデは「湿気」「暗所」「エサ(虫)」がそろう場所を確実に選びます。台所はその“三要素が全部そろう”ため、住まいの中でも特に侵入されやすいポイントです。
ムカデが台所に出る主な理由は次の3つ。
理由1:湿気が高く、活動しやすい
シンク下や排水管まわりは日常的に湿度が高く、水滴がたまりやすい構造です。ムカデは乾燥に弱いため、湿度50%以上の場所を好みます。台所は常にその条件を満たし続けています。

理由2:排水管が“屋外と直結”しており侵入しやすい
台所の排水管は外部の排水枡につながっています。排水枡は湿気・虫・影の溜まり場であり、ムカデの絶好の通り道です。
さらに次のような状態があると侵入確率が急激に高まります。
- 排水管と壁の穴の隙間(特に賃貸に多い)
- 排水ホースの付け根がゆるい
- 排水枡の破損や土の侵入
理由3:エサとなる小さな虫が集まりやすい
コバエ、カツオブシムシ、チャタテムシなど、食品由来の微生物や湿気で発生する虫が多く、ムカデのエサ環境が整っています。
01・02の記事でも解説した通り、ムカデはエサがいない場所に長居しない性質があります。
台所の“見落とされやすい”6つの侵入ルート
台所は構造上、他の部屋以上に隙間が多く、ムカデの侵入を許しやすい場所です。とくに次の6つは優先確認ポイントになります。
1. シンク下の配管の穴(最大リスク)
最も多い侵入ポイントです。配管の周りに5mm以上の隙間がある場合、ほぼムカデが通れます。賃貸ではほぼ100%隙間があります。

2. シンク下の底板の奥にある“ダクト隙間”
底板の奥に、換気ダクトや電気配線の穴が空いていることがあります。これは施工時に開けられ、その後ふさがれていないケースが大半です。
3. 排水ホースと排水口の接続部
ホースがしっかり挿入されていない場合は、ミリ単位でもムカデが入り込む可能性があります。
4. 床下点検口の隙間
一戸建てで多い侵入経路。特に台所近くに点検口がある場合は要注意です。
5. 換気扇・通気口
古い戸建てやアパートでは、網が破れたり、フィルターがずれていたりします。暗所と湿気が重なるため、ムカデが入りやすい環境です。
6. 冷蔵庫・食洗機裏の湿気ポイント
台所は家電による“目に見えない湿気”が多く、壁との境目に薄い隙間があると、そこがムカデの通路になります。
最優先のDIY対策|“隙間の物理封鎖”が台所では最重要
台所は「忌避剤だけでは止められない」場所です。物理的に隙間を塞ぐことが最優先となります。
ここでは台所向けに最適化した封鎖手順を順番にまとめます。
ステップ1:配管穴をパテで完全封鎖
01・02記事でも登場したすきまパテ。中でもムカデには防鼠パテが最強です。ムカデは柔らかいシリコンをかじることがありますが、防鼠パテは硬化後にかじれません。
チューレスねずばんパテ(Amazon)
ステップ2:排水ホースの接続を固定
金属製ホースバンドか、樹脂バンドで固定します。これでミリ単位の隙間もゼロにできます。
ステップ3:底板奥のダクト穴をテープで封鎖
ブチルテープがおすすめです。粘着力が強く、水にも強いため台所向きです。
防水ブチルテープ(Amazon)
ステップ4:通気口フィルターを交換
ほこりで詰まると湿気がたまり、ムカデの好む環境になります。半年に一度交換が理想です。
ステップ5:シンク下に乾燥剤を設置
湿度50%を切るとムカデの滞在時間が激減します。
忌避剤の正しい使い分け|台所は“スプレーより置き型”が効果的
台所は食品を扱う場所なので、刺激の強いスプレーは最小限に。基本は「置き型+ジェル型」で入口にバリアを作ります。
屋外(排水枡まわり)
- 粉タイプの忌避剤を枡の縁に撒く
- 屋外用パウダーは雨に強いものを選ぶ
室内(シンク下・配管穴)
- 置き型(ハーブ・化学系どちらも可)
- ジェル型で“線引き”するように配置
緊急時(見つけてしまったとき)
台所では食品への飛沫がNGなので、ピンポイント噴射ができるスティック型殺虫剤が最適です。
台所の“湿気管理”こそが再発ゼロの核心
ムカデは湿気のある場所にしか居つかないため、台所の湿気コントロールは必須です。
やるべき湿気対策
- シンク下に乾燥剤(4か月で交換)
- 換気扇を1日20分以上
- 排水口カゴを毎日洗う(コバエ対策にも)
- 夜の片付け後にシンクの水気を拭き取る
実際の対策で“台所だけムカデが出なくなった”ケース
むし乃の知り合いの家庭で、台所にだけムカデが集中していた事例があります。
状況:
- アパートの2階
- 台所のシンク下の配管隙間が3cm以上
- 排水ホースの接続が緩んでいた
- 換気扇が故障して湿気が溜まっていた
実施した対策:
- 配管隙間を防鼠パテで完全封鎖
- 排水ホースを金属バンドで固定
- 乾燥剤を設置し、換気扇を交換
- 置き型忌避剤をシンク下に配置
結果:2年連続で台所にムカデが出なくなり、他の部屋の発生も減少。
年間で再発ゼロに近づける“台所ルーチン”
春(3〜5月)
- 配管隙間チェック
- 忌避剤の交換
夏(6〜9月)最も重要
- 乾燥剤の交換
- 排水枡まわりの点検
秋(10〜11月)
- 忌避剤の再配置
- シンク下の清掃
冬(12〜2月)
- 湿気を溜めないこと(シンク下換気)
- 防虫パテの劣化チェック
よくある質問(FAQ)
Q1. 台所に1匹出たら、他にもいますか?
ムカデは単独行動ですが、同時に複数いる可能性はあります。侵入経路が確保されている限り、“また来る”と考えるべきです。
Q2. 食器に殺虫剤が飛び散らないか心配です。
ピンポイント噴射できる殺虫剤を使うか、紙コップの捕獲法が安全です。
Q3. 台所の排水口はどう管理すれば?
毎日洗うことで、ムカデのエサとなる小さな虫が激減します。
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