M's View

読書、美術鑑賞、ときにビジネスの日々

Museum

「NEGORO 根来ー赤と黒のうるし」展は、僕にはちょっと難しかった(サントリー美術館)

サントリー美術館で開催されている「NEGORO 根来ー赤と黒のうるし」展に行く。 そもそも根来とは?Webサイトから展覧会の概要を引用する: 中世に大寺院として栄華を極めた根來寺(和歌山県)で作られた質の高い朱漆器は「根来塗」と呼ばれて特別視されてき…

日本画の大家の作品を一堂に見ることができる特別展「日本画聖地巡礼2025 ―速水御舟、東山魁夷から山口晃まで―」(山種美術館)

山種美術館で開催されている特別展「日本画の聖地巡礼2025」に行く。速水御舟、東山魁夷、平山郁夫など、大家の画を一堂に見ることができる。 展覧会の概要を Web サイトから引用する: 映画、小説、漫画やアニメなどの舞台になった場所を訪れる「聖地巡礼」…

「円山応挙―革新者から巨匠へ」:シンプルで上質な美しさ(三井記念美術館)

三井記念美術館で開催されている展覧会「円山応挙―革新者から巨匠へ」を見る(美術館ナビの記事)。 京都画壇を代表する円山応挙。無駄なくシンプルな線。上質な美しさを感じさせる絵が好きである。 この展覧会を監修した山下裕二 明治学院大学教授の言葉を …

「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」:展覧会の初日に行ってみた(国立西洋美術館)

週末は土・日とも雨の天気予報で、ゴルフに行くのを諦め、家族サービスの日に切り替えた。金曜日の夜に翌土曜日の東京駅・丸ビルでのランチを予約、午前中は上野・国立西洋美術館で開催されている展覧会「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語」に出…

壮絶な生涯を送った「モーリス・ユトリロ展」(SOMPO 美術館)

昔からユトリロの絵が好きである。「白の時代」に描かれた街、とりわけ教会などの白壁の建物が心に残っている。没後 70年ということで、SOMPO 美術館で開催されている「モーリス・ユトリロ展」に出かけた。 幼少期からのアルコール依存症であり、その治療の…

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」はファン・ゴッホの家族の物語を紹介する(東京都美術館)

運慶の仏像を堪能した後は、東京都美術館で開催されている「 ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」へ向かう。ゴッホの故郷オランダにあるファン・ゴッホ美術館のコレクション展である。 売れない画家だった兄フィンセント・ファン・ゴッホ。兄を支え続けた弟の…

運慶一門の見事な造形の仏像が一覧できる特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」(東京国立博物館)

東京国立博物館(トーハク)で開催されている特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」へ。 弥勒如来、無著・世親の兄弟菩薩、そして四天王。個性の違う7体すべてが国宝という運慶一門の仏像を一覧することができる空間が構成されている。運慶仏はその写実性…

浮世絵・江戸絵画を概観できる特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」(山種美術館)

サントリー美術館で絵金を見た後は、山種美術館へ。特別展「江戸の人気絵師 夢の競演 宗達から写楽、広重まで」が開催されている。 個人的には、こちらの展覧会の内容の方が好みであった。作品数は少ないものの、じっくり 1時間ほどを美術館の中で過ごした。…

「幕末土佐の天才絵師 絵金」展(サントリー美術館)

3連休の初日は、サントリー美術館の「幕末土佐の天才絵師 絵金」展に出かける。 www.suntory.co.jp 不勉強のため、絵金はまったく知らない絵師である。Webサイトから展覧会の概要を引用する: 土佐の絵師・金蔵(きんぞう・1812~76)は高知城下で生まれ、…

江戸時代の画家の写生力に驚かされる「花と鳥」展(三井記念美術館)

三井記念美術館で開催されている「花と鳥」展に出かける。その名の通り、絵画・茶道具・工芸品に登場する花と鳥をじっくりと見る企画展である。実際の花や鳥の写真と一緒に展示されているのが興味深い。 www.mitsui-museum.jp 円山応挙《蓬莱山・竹鶏図》江…

「開館50周年記念 おいでよ!松岡動物園」展(松岡美術館)

静嘉堂文庫美術館で神仏・人物を見た後は、松岡美術館で動物を見る。「開館50周年記念 おいでよ!松岡動物園」展が開催されている。 muranaga.hatenablog.com Web サイトから概要を引用する: 開館50周年にあたる2025年は3会期にわたりさまざまなテーマで松…

「絵画入門 よくわかる神仏と人物のフシギ」展で神仏・人物画を学ぶ(静嘉堂文庫美術館)

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の「絵画入門 よくわかる神仏と人物のフシギ」展に出かける。 www.seikado.or.jp Web サイトからその概要を引用する: 古美術のなかの神さま、仏さま、そして人の姿に注目する絵画の入門展です。やまと絵に描かれた高貴な…

箱根から熱海へ:強羅から芦ノ湖畔、十国峠を経て、MOA 美術館「蔦重の眼 歌麿・写楽と浮世絵黄金時代」展へ

本当はもっとゆっくりすべきなのだろうけど…。「佳ら久」を後にして、MOA美術館に向かう。 muranaga.hatenablog.com 芦ノ湖畔から富士山が見えないかと期待して寄ってみたが、残念!2隻の海賊船と一緒に写真に収まった。 途中、十国峠へ。その名の通り、伊豆…

箱根:岡田美術館の豊富な展示を楽しむ

箱根路の旅。ポーラ美術館、ニコライ バーグマン 箱根ガーデンズを巡った後は、岡田美術館へ。日本、そして東洋の絵画・陶芸が豊富な美術館である。 muranaga.hatenablog.com muranaga.hatenablog.com 敷地に入ってまず目に入るのは大きな風神と雷神。作品は…

箱根:ポーラ美術館「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」展、コレクション展を楽しむ

最近、涼しさを求めるのなら緯度ではなく高度らしい。そこで金曜日にお休みをとって、1年ぶりに箱根へ。箱根は昔からお気に入りの観光地で、1泊2日の小旅行となると、つい箱根に足が向いてしまう。美術館巡りも兼ねて、去年は「毎日が日曜日」だった 7月に 2…

上村松園の気品ある美人画と、AWkitchen のランチを堪能する(山種美術館)

ホームコースの最高気温は 36度になると言う予報。熱中症のリスクも考え、せっかくのゴルフのお誘いを辞退した。代わりに出かけたのが山種美術館。あと2日で特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」が終わる。 Webサイトから展覧会の概要を引用す…

「まだまだざわつく日本美術」展(サントリー美術館)

サントリー美術館が開催する「まだまだざわつく日本美術」展に出かける。2021年に開催された「ざわつく日本美術」展の続編である。 www.suntory.co.jp muranaga.hatenablog.com 展覧会の概要を Webサイトから引用する: ある作品を見た時、「えっ?」「おっ…

2人の印象派・ポスト印象派の画家を対比させる展示が興味深い「ルノワール x セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠」展(三菱一号館美術館)

晴れたらゴルフ、雨の日は美術館。三菱一号館美術館で開催されている「ルノワール x セザンヌ モダンを拓いた2人の巨匠」展は、その名の通り、ルノワールとセザンヌを対比させる展覧会で、とても興味深く拝見した。 mimt.jp 同時代に生き、最初の印象主義の…

「新版画―世界を魅了する木版画―」:川瀬巴水・吉田博の風景画を堪能する(東京国立博物館 平成館)

僕が新版画を知ったのは、2016年7月の NHK「日曜美術館」で吉田博を扱ったことによる。大正時代の渡邊庄三郎が版元となり、江戸時代同様、絵師・彫師・摺師のコラボによる近代的な浮世絵、いわゆる新版画を制作した。 muranaga.hatenablog.com muranaga.hate…

現代のアーティストとコラボした彫師・摺師の凄技が光る「浮世絵現代」展(東京国立博物館 表慶館)

大河ドラマのおかげで、今年は浮世絵の展覧会が数多く開催されている。僕自身は人混みが苦手なこともあって、「蔦屋重三郎」「五大浮世絵師」などのメジャーどころではなく、少しマイナーな展覧会に出かけている。 たとえば現代のアーティストが、日本の伝統…

雨の上野で美術館をハシゴ:「ミロ展」(東京都美術館)

雨の上野で美術館をハシゴする。国立西洋美術館(西美)から東京都美術館(都美)へ。 まずは都美のレストラン・ミューズ(上野精養軒)で腹ごしらえ。ここに来ると、なぜかいつも大人のお子様ランチを頼んでしまう。 そして「ミロ展」へ。 miro2025.exhibit…

比較しながら西洋絵画の歴史を概観できる「西洋絵画、どこから見るか? ー ルネサンスから印象派まで」(国立西洋美術館)

「連休明けの雨の上野はきっと空いているだろう。」そう考えて、連休中は避けていた上野の美術館に出かける。 しかし開館直後の国立西洋美術館は結構な人波であった。サンディエゴ美術館と国立西洋美術館の作品を比較するように並べて、西洋絵画を概観できる…

「日本の版画1200年」(町田市立国際版画美術館)

連休中は上野公園の美術館・博物館は混雑が予想されるので、マイナーな美術館へ。町田市立国際版画美術館で開催されている「日本の版画1200年」展に出かける。 Webサイトから展覧会の概要を引用する: 版画が織り成した文化交流の物語とは― 「日本らしさ」と…

「酒呑童子ビギンズ」展:初めて酒呑童子の物語のあらましを知る(サントリー美術館)

サントリー美術館で開催されている「酒呑童子ビギンズ」展へ。初日ということもあって、人も多くなく、ゆっくり見ることができた。 www.suntory.co.jp Web サイトから展覧会の概要を引用する: 酒呑童子は、日本で最も名高い鬼です。平安時代、都で貴族の娘…

じっくり見られず残念!「没後80年 小原古邨 ― 鳥たちの楽園」展(太田記念美術館)

老父を訪問。昨年 10月に脳幹梗塞で入院、転院してリハビリをしたものの一人暮らしは難しくなったので、今年 1月から父は施設に入居している。 連休初日で高速の渋滞が予想されたこと、そして僕自身、昨夜半から BPPV(良性発作性頭位めまい症)でめまいの症…

雪舟、狩野探幽、伊藤若冲の関わりを知る:「相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」(東京藝術大学大学美術館)

東京藝術大学大学美術館で開催されている「相国寺展 金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史」に行く。何としても今日までに行く。 なぜならば明日 4月20日のNHK「日曜美術館」で紹介され、4月23日の「バックヤード」で藝大美術館が取り上げられた後では、かなり…

お気に入りの店でお気に入りのランチ。そして「ライトアップ木島櫻谷 Ⅱ ―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風」展へ(泉屋博古館東京)

お気に入りのお店でお気に入りのランチ。アークヒルズにあるブラッセリー ルヴァンで黒いデミグラスソースのビーフハンバーグステーキをいただく。春らしく、筍が添えられていた。 いつかボルシチも食べてみたいと思いつつ、ついハンバーグを頼んでしまう。…

「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」展(サントリー美術館)

サントリー美術館で開催されている「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」展を見に行く。 「エミール・ガレだから、そんなに混んではいないだろう」と思っていたのだが、何の何の。開館 15分後にもかかわらず、チケットを購入する長い列ができていてビッ…

特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」:120面もの障壁画の展示は壮観(東京国立博物館)

トーハク(東京国立博物館)で開催されている特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」に出かける。京都・嵯峨野にある大覚寺は、空海を宗祖とする真言宗大覚寺派の大本山。僕も嵯峨野に行く時は必ず訪れている。 Web サイトから展覧会の…

2025年初の展覧会は「儒教のかたち こころの鑑 - 日本美術に見る儒教」(サントリー美術館)

インフルエンザに感染したり、試験勉強をしたり、さらには老父の介護体制を整えたりと、なかなか忙しく、1月半ばも過ぎてから 2025年初の展覧会訪問となった。サントリー美術館で開催されている「儒教のかたち こころの鑑 - 日本美術に見る儒教」である。 w…